めちゃくちゃ勉強になりました。

 

病院経営についての勉強会。

 

前から行きたいと思っていたのですが、

予定をようやく調整することができました。

 

参加費は2時間半で1.5万円を2コマで、

合計3万円と高いのですが

その分の価値はあったかと思います。

(政務活動費を充当させていただく予定です)

 

議会質問につなげていきたいと思います。

 

 

私のブログをぼちぼちご覧になっていただいている方であればご存知かもしれませんが、市立ひらかた病院は、新しく建て替えて収益を上げていかなければならないところ、経営状況があまりよろしくありません。

 

 

例えば、病床稼働率は80%を目標としているところ、

70%台ギリギリとか。

→(2017年9月)市立ひらかた病院について

 

 

他にも、

枚方市の行革プランの目標効果額50億のうち、31億は病院事業経営の改善が占めているため、ここがうまくいかなければ、行革プランは絵に描いた餅になります。当初から懸念はしていましたが、もともと設定に無理があったのでしょうか・・・?

→(2016年9月)行政改革の取り組み:計画倒れにならないように。

 

 

ということで最近議会で取り上げております。

決算特別委員会でも取り上げておりますがまだブログにアップできていないのでまた改めます。

 

 

 

病院の見方がこれまでよりも増えた気がします。

細かい分析しないといけませんが、

ひらかた病院はまだ伸びしろがあるかもしれません。

 

 

 

 

 

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DPCの内容を知って提案していくのが大事。

財務指標一辺倒ではなく、
医療の質の向上を目指すことが大事。

 

 

累積欠損金については、

その額だけで判断するのではなく、

現金の動きを見ることが大事

医師が増えれば患者増える。医師が減れば患者減る。
いかに医師を増やすか。
 

 

病院経営改善のポイント
・診療報酬加算の取得による入院単価の向上
・DPC調整係数の向上による入院単価の向上
・安定した入院患者の受け入れによる病床利用率の向上
・地域連携室の充実による開業医からの紹介の受け入れ、逆紹介の推進
・外来は医師の疲弊を招かないよう抑制。
 

 

機能評価係数Ⅰ・・・医療機関の体制や設備など基本的な機能を評価するための係数

機能評価係数Ⅱ・・・診療の実績を機能別に分類して評価

 

機能評価係数Ⅰについて

総合入院体制加算3(2が取れないか)
認知症ケア加算なし

 

 

 

DPC機能評価係数Ⅱが高いところとしては、

枚方市内では、

DPC病院Ⅰ群

関西医科大学附属病院

DPC病院Ⅱ群

なし

DPC病院Ⅲ群

国家公務員共済組合連合会枚方公済病院

市立ひらかた病院

 

全国1,667病院中、Ⅲ群は1442なのですが、

以下の通りで大阪府内の公立病院の中でも低く、

全国的にも平均以下です。

99 堺市立総合医療センター 0.0774
193 市立豊中病院 0.0732
267 市立岸和田市民病院 0.0702 
454 市立吹田市民病院 0.0652 
471 箕面市立病院 0.0648
546 市立池田病院 0.0632
706 八尾市立病院 0.0594
813 和泉市立病院 0.0568
880 市立ひらかた病院 0.0551
1055 市立貝塚病院 0.0506
1294 泉大津市立病院 0.0433
 
 
 
しかも、
2015年→0.0508
2016年→0.0613
2017年→0.0551
と2016で上がったのですが、また下がってるんですよね。
細かいところは担当にも確認していきます。
 
 
 
地方公営企業年間で自治体間比較。http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/c-zaisei/kouei_kessan.html
 
特にこのあたり。
 
 
 
↓同じ会派だった清水さん改めて凄い。とともに、今期一緒に活動できなかったことも改めて残念です・・・。正直当時は、「難しいこと言っててなんとなくわかるようなわからないような・・」の話でした。
 
 
H26年予算特別委員会のやり取り(2014.03.24)
◯清水 薫委員 この部分については、先ほど、桝田委員、山口委員からも質問がありました。また、冒頭に同じ会派の木村委員からも質問がありましたので、さまざまな数字の部分について、これまで質疑されましたけれども、私からは、その予算の前提となる新病院の経営方針に係る事項について、お尋ねしたいと思います。
 長年の懸案課題が解決し、新病院が完成するのは喜ばしいことなのですが、一方では、これから本当にうまく経営をやっていけるのだろうか、大きな赤字が出たりしないのだろうかという不安を、皆さんが持っておられるんだと思います。
 本市では、医療や経営分野の専門的な委員で構成されている市立枚方市民病院改革プラン評価委員会という附属機関が設置されていますが、昨年12月には、市立枚方市民病院改革プランの平成24年度の評価について答申されています。
 これを読ませていただいて、私が特に気になったのは、市民病院の収入に大きくかかわる機能評価係数IIという係数の中の複雑性係数というものが、全国の同じ規模の病院の平均を大きく下回って、平成25年度の場合、市民病院は、全国平均の約11%程度しか獲得できていないということです。
 答申によりますと、この複雑性係数は、対象病院における診療の複雑さについて評価するものだそうで、この係数を含む機能評価係数の上昇を図ることが課題だとされています。
 そこで、お尋ねしますが、新病院では複雑性係数を初めとする機能評価係数をどのようにして上昇させて、新病院経営に必要な医業収益を確保していこうと考えておられるのでしょうか。まずお聞かせいただきたいと思います。

 
◯森田眞照市民病院長 今、御質問にありましたのは非常に専門的な話でございまして、なかなか一口で解説するのは難しいんですけれども、簡単に申しますと、今現在、病院はDPCという診療形態でやっておりまして、今までのように、こういう治療行為をすれば幾ら、こういう治療をすれば幾らと積み立てていく、そういう出来高方式とは違う方法で、この診療行為をすれば大体幾らというように、全部分離されて、治療しているんですね。
 例えば、同じ肺炎でも、積み立てていくと、このDPCの与えられた量よりも多く使ってしまうような場合があります。そういう多く使ってしまうような治療をたくさんやっていると、複雑性係数は上がってくるんです。効率よくうまく治すと、複雑性係数は余り上がらない。要するに、手のかかるような治療をたくさんすれば、そういうのが上がってくるということなんです。
 それとは逆に、今、見ていただいたと思いますけれども、同じ機能評価係数IIの中に効率性係数というのがあります。これは、同じ病気をどれだけ効率よく治したかという係数なんです。これは、うちの病院の場合、非常に高いんです。だから、この効率性係数と複雑性係数という相反する係数がありまして、こちらが高くなればこちらが低くなるというふうに調整されている部分があります。
 ただ、我々も、この複雑性係数が余りにも低過ぎるので、それは非常に重要視しておりまして、今現在、同じような治療をしているのに、なぜ全国でも低くなっているかということを検討しているんです。けれども、これはなかなかこういうふうにして出すという資料がいただけないので、今、どういうふうにして解決していったらいいかというのを、我々も検討している最中であります。
 今まで、DPCの係数は、前年度の医療報酬を確保できるような形で、そういう係数がまた別にあるんですが、今度、4年後の改定までにはそれをもうゼロにして、前年度の収入を保証するのではなく、新たに機能評価としてやっていくということで、今、この機能評価係数IIが非常に重要視されております。
 今後4年かけて、全部、機能評価係数IIに変わっていきますし、今年度の改定でも、先ほども議論に出ておりました、ジェネリック医薬品をどれだけ利用しているかというのも、この機能評価係数の中に組み込まれましたので、そういういろんな効果が複雑に絡み合って係数が決まっていくということで、前にも少し申しましたけれども、全体の係数が高いということは、同じ治療をしても高くなるんです。あの病院で受けるのと、この病院で受けるのとでは、同じ医療行為をしても、高いところで治療を受けたら、高くなるんです。これが今まで余り議論されていないんですけれども、同じ病気を治すのにこう格差があっていいのかという問題もまた出てきます。余りこれに差が付き過ぎるのも問題だというところがあって、非常に難しい問題なので、ちょっとうまく説明することができませんけれども、医療水準の高低を示すものではないということを御理解いただければと思います。
 
 
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