今日は、議員研修会でした。

 

 

情報発信ではなくコミュニケーションを意識するってのは大事ですね。

ネットによって物流の考え方が変わってきているという話もありましたが、

行政と住民の関係もネットによって変わってくることが考えられます。

 

 

講師は枚方市広報アドバイザー
伊賀真理さん

 


9月には職員向け研修
11月には幹部向け研修
をしている。


大阪市、芦屋市、西宮市でも研修をした。

2009年から大阪の広報課の参事として任期付き職員

 

はじめに


一つずつ順番に解いていく
→マニュアルアプローチ3×4=12
8+4=12


目標に向けて、到達方法を考え出す。
→クリエイティブアプローチ
○×△=12
2×6=12
3×4=12
5×2.4=12

整数でなければならないという決まりはなかった。
阪神大震災のような大規模地震の時にマニュアルはなかった。

マニュアルない中で考えていけるか。


40代は20代、30代の財産で生きられる。
けれど、50代は、40代にどう過ごしたか?


○驚いたこと
●目標設定がない
不正だよりを出すとか、HPを更新するとかはあっても・・・。
・アウトプットよりもプロセス重視
どこで何を決めたのか、瑕疵がないのか。

・公平性と効率性どちらが重要か。
大阪ガスにいてたので公平性について理解がないわけではないが、
企業は最後効率的・合理的。

 

●予算がない
公報予算はすべてカット
チラシデザインも発注せずに、ワードで印刷。とか市役所の中のプリンターでカラー印刷。

 

●情報が集まらない。
広報課にいてても情報が集まらない。
紙ベースの情報でしかない。
どの情報が大事かわからないので、各部署にヒアリングに。

・縦割り組織
広報課に渡していいのかは課長決裁。
・役職権威主義
課長や部長からの伝言になる。現場の声が聴きたい。


○まず取り組んだこと
●各部のヒアリング
・相手の担当者が楽になることを考える。
伊賀さんから電話がかかってきたら楽になると思ってもらえるように。

・ネガティブチェックではなくポジティブチェック
広報課のチェックは以前もしていたが、差別表現のチェックとかではなく、
ここをこう直したらよくなるよと。


●企業や媒体社とのネットワークを活用
・無料で告知できるアイデア・形を探す
・相手が求めていることは何か?を考える


専門家とか民間人材とかではなく、
大切なのは仕事への向き合い方。


〇大阪府での仕事
●契約書の見直し。
発注したら著作権が行政にあるという契約。
キティの著作権がもらえるはずがない。

●大阪産大使にハイヒールモモコさん
費用はイベント出演料2日だけだが、
ハッピを貸していたので、他の番組でも露出
広告費用としては1億円。
うまく二次利用していただく仕組み。


●コンビニとのタイアップ
各コンビニでの府政だより、チラシポスターの提示。
コンビニもそういう情報を置いているのがメリットになる。

●映画会社PRでのタイアップ。

●大阪マラソン

 

○振り返ってみて
●まずは実績作り
タイアップなど無料で広告できる仕組みづくり
数字で結果を示す

●ともに汗をかくことで、信頼関係を築く
こんなことやって責任とれるのかと言われたことがあるけど責任とりますよと。
●もう一つ、私を支えたもの
・外部からの評価
児童虐待防止の広告が賞を受賞。


○大切なのは社外のネットワークと同時に、社内のネットワークと信頼感
社会のネットワークも一から築いていった。
最初は情報集まらなかったのが1年経つくらいからいろんな情報が。

情報は信頼する人のところへ
しごとはできる人のところへ
人は頼れる人のところへ

 

 

情報発信について

1時間のスピーチ聴衆者は0人
10分間のスピーチ聴衆者は100人

大切なのは発信ではなく、相手に届いたかどうか。

○情報を届けるための3要素
企画→表現→発信(配布)
いいチラシを作るだけではだめ。

○情報発信5つの視点
●WHO誰に届けたいのか。
市民って言われても・・・。
高齢者と言われても、どんな生活をしているのかどんなことを求めているのか。

●WHAT
市民は必要としているのか。市民が必要としている情報は何なのか。


●WHY
なぜそれを伝えたいのか。
認知でいいのか、申し込みか、行動か。
行動を起こしてほしいのに問い合わせ先が書いていないとか。

これが決まれが、
WHEN,HOWも自然とわかってくる。
全てが整合しているか。


○除法発信で気を付けること
・情報発信よりコミュニケーション
基本的なスタンスとして相手がいるということ。

・自前主義に陥らない。外部ネットワークを活用する。
広報ひらかたの媒体力に頼らない。


マーケティングの話

○マーケティングとは
●すでに顕在化されている需要に対応すること
→供給

●いまだもたざる顧客に対して製品を売り込むこと
→営業・販売


●潜在的な需要を顕在化させる方策を考え出し、顧客と市場を創造すること
→マーケティング

○マーケティングによる市場創造
宅配便、ファブリーズ、コンビニ・・

○マーケティングは必要か
製造志向の時代
KPIは生産力

販売志向の時代
KPIは販売力・営業力

顧客志向の時代
KPIがマーケティング

社会志向の時代へ(Social)
環境にいいとか。


○3C分析
○STP戦略
吉野家の場合
S性別職業
T男性サラリーマン
P早い安いうまい

 

ポルシェ
S年収志向
T高い年収・高級好き
P単なる移動手段ではなく所有運転することにステイタスを感じる高級車

 

格安夜行バス
S年齢年収志向
T若年層低い年収時間よりコスト
P時間がかかっても少々疲れても安い価格で異動する手段


○4P戦略
product Price Place Promotion

○行政における流通
議員は生活者の声を行政に届けるというのも一つだが、
アプリによって解決してしまうのでは。
FixMyStreetとかの話ですね。

ガバメント2.0について(概念とFIXMYSTREET)

(平成25年12月の一般質問)

 

これは本当にやったらいいと思います。
議員はほかのところで価値を見出していかないといけないですね。

 

イノベーションとは

 

○イノベーションとは
まだ知られていない罪過、新しい品質の財貨の生産、新しい生産方法の導入、新しい販路の開拓、原料の新しい供給源の獲得、新しい組織の実現など。

アベノミクスが躓いているのもここ。
なかなか経済成長が進まない。


●2つのイノベーション
持続的イノベーション
破壊的イノベーション
→持続的イノベーションだけでは顧客は広がらない。

例えば
IH家電調理器。

データ保存。
フロッピー→CDMD→USBフラッシュメモリー→クラウド

ゲーム機
任天堂DS,WiiFit
ゲーム機はリアルに早く。とかが主流のところ社長直轄で。頭が悪くなるとか不健康になるとかの人をターゲットにして開発。


○行政におけるイノベーション
●健康保険

●道の駅

●国鉄民営化
JRS規格。電球も全部JRの規格があった。
信じられないところでコストがかかっている事例も


○イノベーションについて考える
●トリアージュの発想
大規模災害に医師が最初にすべきは患者の分類
平等に扱わないことが結局は一番多くの命を救う。
→公平性は本当に重要なのか。


●一般における流通改革
ネットによる流通改革
→行政における「卸機能」は何か?


○行政へ期待すること
発生型(見える)問題
予防型(見つける)問題
創造型(つくる)問題

本当に考えないといけないのは、
これからの枚方市を考えて取り組むこと。

 

●生活者の声を本当の意味で生かす仕組み

 

●社会における課題を定義すること
例:児童虐待、DV、いじめ、体罰

●将来の社会を創造し、課題を発見すること。
例:趣旨高齢化は年金だけの問題ではない。例えば身元引受人、保証人のいない人への対応


●同時に行政がしなくてもよいことを見直す
例:落とし物は警察がすべき?

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
枚方市議会議員
木村亮太(きむらりょうた)公式サイト
http://kimura-ryota.net/
ご連絡はこちらにお寄せください。
hirakata@kimura-ryota.net

ツイッターアカウント
@kimura_ryota

未来に責任
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━