人事給与制度について


頑張った職員が報われる人事制度に
12年前から止まっていた制度がほんの少しですが動き始めました。

非管理職を対象とした、
勤務成績に応じて
ボーナス反映が始まりました。

【問題】
がんばってもがんばらなくてもボーナスが変わらない。

お金が全てではないですが、これではモチベーションがあがらないのではないでしょうか。

非管理職員がそうした思いをもつ一方で、

部長クラス、次長クラス、課長クラス、課長代理までの管理職員は

すでにボーナスへの勤務成績の反映がありますし、



給料画像

昇給にも反映されています。

給与画像1


管理職員は
職員の総合評価制度による評点で給与反映を受けていましたが、
非管理職員は適用外でした
しかし、これでは非管理職員のモチベーションが上がりません。




この点に関して、平成23年6月議会にて
管理職員以下への、総合評価制度における給与反映を提案いたしましたところ、
本格導入に向けて動いている旨の答弁をいただき、
同年12月議会では平成24年度4月の本格導入に向けて
具体的に検討しているところという答弁をいただきました。



しかし制度設計に想定以上の時間がかかり、
平成24年12月議会に於いて、
平成25年度に監督職である係長及び主任クラスについて給与反映を本格実施する予定、
との答弁をいただきましたが、



結局、平成25年12月議会
係長以下の非管理職員については勤勉手当への反映を行うという点を加えて
平成26年度から実施、という旨の答弁をいただき、
平成26年度から実施され始めました。



しかしながら、非管理職に於いて、
勤務成績良好な職員とそうではない職員のボーナスの反映率の違いが
0.005ヶ月分約2000円ほどしかないことが平成26年12月議会の質問で明らかになり、
ボーナス以外の給料が評価の反映を受けないままになるという、
新たな問題が浮かび上がってまいりました。



また、同議会では人事院勧告に基づき、
民間企業のボーナスや給料が増えたので、
55歳以上を原則のぞいて市職員、議員市長などの特別職の
給料、ボーナスを上げることが議決されました



民間企業の給料上昇の実感がなく、議員や市町まで上げる必要はないという考えから、
私の会派は反対いたしましたが、残念ながら可決されてしまいました。
今後、こうした点も改善し、メリハリのある給与制度を構築していきたいと思います。



また、枚方市の人事給与制度にはもう一つ問題があります。



枚方市は課長>課長代理>係長という人事体系ですが、
課長より給料の高い課長代理や、課長代理よりも給料が高い係長が存在する、
いわゆる給料の逆転現象が生じています。



給与現状.png



これは、給料表自体が逆転現象を生じやすい構造になっていることが原因です。
そこで平成26年6月議会で、重なりの少ない給料表に改善することを提案しました。
答弁では平成18年の給与構造見直しにおける
「経過措置」としてこのような状況になっている、とのことでしたが、
経過措置としては期間が長すぎるという点等、疑問に感じる点は数多く残ります。



また、同年7月には大阪府箕面市まで、人事給与構造改革の取り組みを視察にいきました。



給料表の号給という新しい観点からとりあげた内容ですが、
今後も精力的に質問、提案し、昇格実感の伴う給与形態の整備を進めたいと思います。


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枚方市議会議員
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