今回は先日視察もさせていただいた、
まなびングについて取り上げました。


視察の時の内容はコチラ

別の会派の議員は放課後自習教室について取り上げるなど、
学力学習状況調査の結果を受けて、
学力向上についての質問が多かったです。


授業のサポーターをしていただくまなびングのサポーターを
もっと配置すべきではないか?
そのためには、待遇や募集方法(見せ方)を変えていくべきではないか?

という趣旨です。

以下の表をご覧になると、
まだ実施されていない学校や、
実施されていても少ないところは本当に少ないというのがわかります。





小学校の活用状況
まなびング小学校 - コピー.jpg


中学校の活用状況
まなびング中学校 - コピー.jpg

※1 1学期にサポーター登録したのべ人数
※2 1学期における活動回数

→1学期のみの回数なので、×2.5~3をすると1年間の回数になります。
 が、サポーターの予定により1学期だけ実施する方や、
 2学期から実施する方もいらっしゃいます。


【質問】
先日、全国学力・学習状況調査での結果が公表され
枚方市は小学校、中学校の各教科、区分で
全国平均正答率を下回る項目が多く、
また平成19年と比較して平均正答率が
下降したといことで大阪府の重点対策自治体に指定されました。

教育文化都市というとブランドを掲げているにもかかわらず、
大変残念な結果です。

この結果が全てだとは言いませんが、
未来を担う人材を育成していくことは非常に大事で、
これまで以上に学力向上の取り組みを進めていくべきであります。


市教育委員会は、学力向上のために、
様々な事業を展開されていますが、
その一つに、まなびング・サポート事業があります。



本事業は、平成15年度、
小中学校における教育活動を支援することを目的として、
大阪府教育委員会からの委託事業としてはじめられ、
府の事業が終了した平成18年度以降は、
市独自の事業として継続されていますが、
本事業の位置づけと、その効果について、
どのように考えられているか、お聞かせください。


【答弁】
「まなびング・サポート事業」は、
学校が行う教育活動のより一層の充実を図るため、
小中学校の希望に応じて、大学生等を授業等の補助者として派遣するものです。


また、その効果としましては、
授業において個に応じた指導を要する児童・生徒に対する学習の支援や、
運動会などの学校行事において、児童・生徒の活動の補助を行うなど、
小中学校における教育活動の様々な場面において、
よりきめ細やかに児童・生徒をサポートできることが挙げられます。

また、教員を目指す大学生等の学校体験実習としても活用されており、
教員養成の場としても、効果が期待されるものと考えております。


【再質問】
まなびング・サポート事業は、
教育活動の支援や学校体験実習として、
効果が期待できるとのことですが、
すべての学校に派遣されているのでしょうか。

現在の活用学校数及びサポーターの登録状況と
実際の活動回数についてお聞かせください。



【再答弁】
本年度、まなびング・サポーターを活用する学校数は、
本市立小中学校64校のうち55校です。

また、サポーターの登録者数及び活動回数は、
1学期段階において、延べ116人、804回となっております。


【再質問】
平成26年度のまなびング・サポーターの活用を
予定している学校が、55校ということは、
予定していない学校が、9校あることになります。

(事業の目標では全校配置が目標となっています)


本市は、活動1回あたりの報償費が500円ということですが、
他市の状況を調べると、
守口市や交野市、豊中市、京都市では1時間ごとの活動で1000円程度、
寝屋川市では、1回2時間以上の活動で2000円となっております。

(以下の表をご覧ください)

まなびング的なもの他市.jpg



まなびング・サポーターの活用を
さらに充実したものにするためには、
まなびング・サポーターの待遇面を
改善していく必要があるのではないでしょうか。

また、募集対象につきましても、
「教員を志望している大学生」のみでなく、
教育や子どもに関心のあるより多くの方に登録していただけるよう、
表現を工夫する必要があると考えますが、いかがでしょうか。



【再答弁】
 まなびング・サポート事業は、
将来、教員を志望する教育に対して志の高い学生等を中心に、
ボランティアとしての活動をお願いしているため、
報償金は交通費相当の金額としており、
募集対象を「教員を志望している大学生」等としているところです。

今後も各学校の実情と希望に応じて派遣できるよう、
これまで以上に各大学に対し
積極的な協力要請をするなど、充実を図ってまいります。


【意見/要望】

先日、会派で山田小学校のまなびングを実施しているところを
視察させていただきました。

山田小学校は全小中学校の中でもお聞きすると、
かなり活用をしている学校です。

先程も申しましたが、事業の目標では64の小中学校のうち、
9校ではまだ、まなびングのサポーターがいませんし、
サポーターが登録しているものの、回数にはすごいばらつきがあり、
1学期中60回を超える学校もあれば、
ゼロもあれば、1回だけとかという学校もあります。

まだまだサポーターが足りてないと思いますので、
どのように充実していくか、ということについてはぜひご議論ください。

また、お金が全てではないですが、
近隣都市では報酬は倍以上あります。

迷った時にどちらが選ばれるかは明らかです。
どうすればサポーターが充実するのかといった点について
営業先、募集の仕方、プロモーションの仕方、待遇という観点についてご検討下さい。