中学受験を考えている小学生。

塾など お忙しい中で
いつまでピアノのお稽古を続けるか?



お悩みの方も多いと存じます。



この問題、今年の受験生を見ていて感じた事。



ピアノは受験に差し障りなし、です。



「ピアノをギリギリまで頑張った為に
志望校に行けない」、という事は
ないのではないでしょうか?


もちろん程度問題で、
毎日5時間以上弾いています、という方は
異論あり、でしょうが。



今回、
男子御三家や
競争率のものすごく高い人気校に
入学を決めた生徒さん達は
6年生の10月一杯までレッスンを続けていました。

お休み期間11.12.1の3ヶ月のみ!

びっくりですね。



但し、6年生の間は
練習ゼロでOK、

曲も 以前弾いた曲や
クラシック以外の曲を混じえたりと、

「気分良く弾く事」に 
重きを置きました。


頭がスッキリして気分転換になった、
そうです。



週に一回1時間、勉強時間が減ったとし、
それで希望校に落ちるのか、と
いうことです。



これには一つ条件があり、
お近くの先生に師事して下さい。

レッスン時間は1時間だとしても
通うのに1時間かかってしまっては
無駄が多いと言わざるを得ません。

オンラインを利用するのも
アイデアですね。



6年生秋まではやり過ぎにしても
(こちらから「そろそろ休んで下さい」、と
お伝えしました。。。)

ピアノが好きなら 6年生夏頃?
一般的には 5年生の終わ辺り?

入塾が2年生の終わり頃や
3年生位ですから(もっと早い方も)

年中、年長さんからピアノ習い始めたとし、
4年程度で勉強と並行の生活が始まります。
四年間でどこまでピアノが上達するのか?



やり方によるのですが
中級程度まで弾けたとして。
塾に行く事で技術を手放す。

これはとてももったいないです。

ここまで読譜を身に付け
指も動くようになったのに、、、
ここから、という時期で
手放すことに。

でもこの時期が一番辛い時でもあります。

ピアノの難易度が急激に上がりますし
(初級ではなんとなく弾けていたのが、
読譜にも演奏にも
思考が求められるようになります)

塾に通う事も不慣れで、
体力も時間のやり繰りにも宿題をこなすのも
ついていけない。

アップアップ!
ぜーんぶ嫌!!  となってしまうのです。



こうなると、一度整理して
難しいと感じている事は何か、を
考える必要があります。

口で、ピアノ嫌と言っていても
実はピアノでないことが原因なのが
ほとんどです。

先日は、18時過ぎからのレッスンで
暗くて寒いから、と言う方がいました。

ピアノを弾く事ではなく
その時間帯が嫌だった訳です。


お子様のタイプによっては
お母様のサポートも大事です。

一緒に 生活リズムを作り、
毎日のルーティンを最初は一緒に
こなしてあげたり、
送迎に工夫を凝らしたり。


語学のように(語学より更にグローバルで
難解な)一生のスキルを
身に付けている訳ですから

そう簡単にはいかないでしょう。


そこはトライ&エラーで
前向きに捉え、
より良いやり方を模索下さい。

勉強もピアノも
難しい時期を
乗り越えていける事を願っています。


迷ったら、
何の為にピアノを習い始めたのか
当初の立ち位置に戻って考えてみること。

今の曲を上手く弾くこと、
コンクールに入賞すること、
毎日練習すること、
これらは理想ですが

そんな
眼の前の事が目的ではなかったはず。


一生もののスキルにすること。

そのスキルがある事で
お子様の世界が広がること。
人生を豊かに過ごせること。


これでしたね!


私自身もお子様の長い幸福を見守って
指導していきたいですおねがい