全日本女子プロレス大賞第三段は87年度。
MVP 長与千種
ベストバウト 4月大田区 大森ゆかりvsライオネス飛鳥
ベストタッグ JBエンジェルス
技能賞 コンドル斉藤
敢闘賞 堀田裕美子
新人賞 山田敏代
特別功労賞 デビル雅美
MVPは長与。
飛鳥の穴をカバーした前年後半からこの年も、かなりがんばったと思います。
長与の魅せる部分がどんどん大きくなり、昔の元気いっぱいの突貫ファイトとはまったく別物になり寂しかったりしましたが。それが女子中高生に受けまくったんですから、あっぱれなんでしょうね。
ただ、神取とのストーリーが作れず、長与もここがピークでしたね。会社がまったく神取という外敵を理解できなかったのが痛かったですね。
ベストバウトは大森と飛鳥の赤いベルト戦。
すこし試合のときは絞ったのか痩せちゃったのか細かった飛鳥が気になりましたが、それでも新人時代からライバル同士のふたり、いつか赤いベルトを巻くと言われ続けたふたりがやっぱり赤いベルト戦を実現させたのですから、すごいことです!
純粋に爽やかないい試合でしたね。
ベストタッグはJB。
海外遠征中で電話でのコメントだったと記憶してます。いまならズーム?なんでしょうけれど、時代ですね^_^
それにしても一度売出しからはずれたふたりが海外にいって、ふたりの関係が好転して、すばらしいいいペアになりましたね。
クラッシュとのタッグリーグ、あれがベストバウトでも納得の試合でしたし、あの試合はJBのレスラー人生でも1番、2番のいい試合だったと思ってます。
技能賞はコンドル斉藤。
コンドルが選ばれることはなんの異論もないんですけど、技能賞ってのが、毎年???なんですよね〜
ゴンゴンなんて技能賞筆頭のように思うんですけどね、ぼくが考える技能ならば。
でもきっとプロの人しかわからないような細かい技術を見てるんでしょうね、ということにしておきましょう(笑)
敢闘賞は堀田祐美子。
まだまだ堀田の売出しは続いていましたね。たしかジャパングランプリ、決勝の3人にのこったんでしたよね。
一度世界のベルトも経験したし、このあとファイヤージェッツでまたスランプになったりするんですが、一気に突き抜けるチャンスだっただけにおしかったですね。
新人賞は山田敏代。
それくらい新人時代の突っ走り感、半端なかったですからね。
ライバル豊田もまだこの頃はそこまで目立つ存在ではなかったですし。
特別功労賞はデビル雅美。
プロレス的にもカナダ遠征で考え方やらもろもろ変わったといってましたし、プロレスが好きと再認識したようですので。
それにしても86年の春のトラブルで引退がきまってからなんだかんだ2年半がんばったんですね。そしてこの引退を期にデビルを慕っていた60年組3人が引退、それも寂しかったですね。