次男の背中 | 例えば子供の引き出しの中

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去年の春、次男は職業指導センターに入校しました。一年間、基礎科で勉強し、今年から総合流通科に進級しました。昨日はその説明会と色々な手続きのために一緒にセンターに行きました。

去年の半ばからちょっと複雑な乗り換えで電車に乗っています。というのは、大阪府から通所の交通費の補助金が出ているのですが、最安の運賃しか出ないのです。一般的な乗り方の経路だと少し高くなるので、少し手間がかかる経路をすすめられ、その経路で通所しています。

センターで書類を書くのも自分でさせました。一生懸命書いていました。私らにはどうと言うことのない書き込みも次男にとってはひと苦労。それでも丁寧に書きました。

センターの指導員さんにもきちんと挨拶できていました。

帰り道、すっかり通所にも慣れて足早に乗り換え、人混みの中を颯爽と歩いていく次男の背中を見ていると、診断のおりた10年位前の頃、児童精神科の帰り道、私の日傘の影をピョコピョコ踏みながら前を歩く小さな背中を思い出しました。あのとき、なぜか時おり振り返ってこちらを見てニコーッと笑う顔が「お母さん、大丈夫だよー❗️」と言っているように見えたんです。言葉がまだあまり出なかった頃なのにね。

あの小さな背中が今はスーツを着て私よりはるかに背が高くなって、どんどん先に歩いていく。時おり「着いてきてるかな?」って顔で振り向きながら。

まだこれから就職が待ち構えてるし、まだまだ安心できない日々が続きます。

でも、なんとかその都度乗り越えてきた次男です。

颯爽とした背中や、しょんぼりした背中、楽しそうな背中、色々な背中を見守って行きますよ~。