簡単な工夫で乗り越える壁 | 例えば子供の引き出しの中

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発達障害関係者(主にお母さん)ならどなたでも参加できる茶話会を開いています。「ばうむの会」でFacebookやってます。
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先日、デイでいつものようにプリントしました。
だいたいいつも机に向かってくれるのは3人なんですが、どうしてもそのうち1人は読み書きや数の理解に困難さがあり、ウォーミングアップのプリントは同じにしていますが、後半は別メニューにしています。
本人にもプライドがあるのですが、他の2人と同じものは出来ないと、自分でもそのあたりは理解しています。

その日はいつかやった事のあるプリントをもう一度やってみました。
数が二つ並べてあり、大きいほうに丸を付けていくのですが、前回はとにかくイライラとあせってしまい、小さいほうに丸を付けたり、両方に付けたり、飛ばして隣りの行に行ったり。
あげく「間違えた!」と消しゴムをかけようとしてプリントをクシャクシャにしてしまったりあせる


ふと思いつき、メモ用紙で見るべき部分から下の部分を隠し、注視しなければならない問題だけしか見えないようにしてみました。

すると、かなり落ち着いて取り組め、正答率も高い!合格

彼はちょっと騒がしくても気が散るんですが、この方法だと少し集中できたようです。
(デイではどうしても他の子もいますので、静かな環境で取り組むのは不可能に近いんです…)

ちょっとした工夫でちょっとだけ壁を越えることが出来るんです。
彼はたぶん、たくさんの数字がいっぺんに目に入り「早くしなければ!」という焦りやもともとの視覚認知の難しさから、回答ができなくなっていたんですね。

カレンダーを切っただけのメモ用紙でそれが楽になったんです!

本当は勉強が嫌いではないのに出来ないと決め付けて、嫌いになっているんです。
もっときちんと向き合ってやりたいなぁ・・・。

こういう子どもさん、たくさんいると思います。
ばうむのきょうしつではそんな自信を無くしてしまっている子どもさん、大歓迎します。

近いうちに体験会を開こうと思っています。決まればお知らせしますねニコニコ


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