やらせない支援よりやらせる支援 | 例えば子供の引き出しの中

例えば子供の引き出しの中

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その子の特性は治る事はなくても、その特性から来る困り事は改善できるかもしれません。

何かその子が興味のあること、得意とすることがあると思います。
あ、「他人より優れている事」ではありません!
その子の中で、「ここ!」という部分ですよ!

滅多に「ものすごく絵が上手い」「計算がものすごく速い」「記憶がすごい」なんて子はいません。
「自閉症スペクトラムの子は何か人より優れた部分がある」なんて思っていて、「何かできるの?レインマンみたいな?」と思ってしまう人もいるようですが・・・。

あれ、一握りですからね!

「それで食べていける特技」になるくらいの優れた能力なんて持ってる子は少ないです。

でも、その子の中でここはまあまあできる。そんな部分ならあるでしょう?

そこ、大事です合格

そこを伸ばしてあげると、なぜか、他の部分も伸びてきますアップ

ある子供はすぐカーッとなる衝動タイプでした。
周りから理解されず、怒られ、友達も離れて・・・。
結果、学校へ行くのが嫌になりました。不登校になりました。
しかし、野球が好きでした。幸い良い指導者に恵まれ、試合に出してもらい、褒められ、野球人口の少なさからなんとキャプテンに任命され・・・。
そうするうちに、カーッとする事が少なくなり、落ち着き、学校にも行くようになりました。

彼には野球が好きという「伸ばしてあげられる部分」があったわけです。
「学校に行かないのに野球なんて」とやめさせたり、押さえつけるだけでは、ますます自信までなくし、悪循環に陥っていたかもしれません。

動き回る子供なら、動いて良い仕事をさせたり、ボーっとするタイプなら時間をかけてゆっくりさせれば良い。

ちょっとお子さんを観察して、良い部分や好きな事をトコトンやらせてみては?

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