私は17歳の高校生の時、
弟を交通事故で亡くしました。
どこにでもあるような家族が
次第に崩れていき
そのどん底から立ち直っていくまでを
赤裸々に描いた
「16歳で帰らなくなった弟」を
ブログに綴ります!
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普段なら絶対間違えることのない声。
なのに、「その夜に限って」
家族に不思議なことが次々と起こるのでした。
この母が働いていたスナックは、私も弟も高校生の頃からよく出入りしていました。
スナックのママは開店前に私たちが行くと、いつもコーラを入れてくれて好きなカラオケを歌わせてくれたのでした。
弟は夜間の定時制の高校に行く前、よく顔を出していました。
いつの間にか、スナックの下の階の居酒屋さんの息子さんと仲良くなったりして。
彼は母の領域も、私の領域の人たちも、どんどん自分の友達になっていくのでした。
この作品が本になった時、母の働いていたスナックの娘さんにも本を届けました。
その時、娘さんはポツリと言いました。
いまだに、弟の命日が近づくと、お参りに来てくださいます。
忘れないでいてくださる人がいることが、私たち家族はただ、嬉しいのです。
それはきっと彼も。
次回に続きます!