キムブログ -9ページ目

¥041「アンニョン、本名宣言」

季節の変わり目に風邪っぽい、どーもキムです。今週の頭から結構具合がおかしいなと思ってはいたのですが、昨日今日と体温計のメモリが38度越えをマークし、熱かたっり寒かったりでおおわらわです。

仕事をしながら「サムパルソン(38度線、南北の軍事境界線)に至る日も近いか」くらいのことは思っていたものの、あらためて体温を測ってみてピョンヤンくらいまでいってる体温に、どビックリです。

さて本題です。先週末兵庫に行ったときのことですが、韓青兵庫の事務所であるビデオを観ました。それは韓青兵庫の元気娘kayaの小学生のときのビデオで、中学に上がる前の決意をみんなを代表して発表したときのものでした。

若っ!kaya、若すぎっ!

ファーストインプレッションはそんなでした。実際のkayaは18歳なので、今でも十分若いのですが、ビデオの中の彼女はやはり小学生。あどけなかったです。自分でも観るのが嫌なのか、kayaは上映中外に行ってしまいました。

わかる!わかるぞ、その気持ち!

ボクも韓青のキャンプなどで数々の伝説を残してきた男ですから、記録映像を見返される恥ずかしさは骨身にしみてます。もう二度とらくだシャツ股引全身タイツやらには近寄らないでおこうと胸に誓ってますから。

でも、哀しんでばかりではいけません。北斗二千年の歴史の中で最も華麗な技を持つ男であり、核の炎に包まれた後の世紀末世界で最も大人な男トキもこう言っています。

「哀しむなケンシロウ!哀しみを怒りに変えて生きよ!!」byトキ


脱線しすぎました。

何はともあれ、映像(記録)に残るってのも結構恥ずかしいもんだなぁと思いながら、続きを見ていると話はどんどん熱い方向に。

以下、記憶の限りで不確かな部分や解釈が異なっていたら申し訳ありませんが、内容を一部要約したものです。

「私は大人になにりたくない。差別や不正を行い、平気で嘘をつくような大人になりたくない。いろんな社会の歪みを生み出している大人、そんな大人になんかなりたくない。だから私は中学から本名で生きると決めた。新井という名前を使うことが、周りの友達や大事な人に嘘をついていると思ったからだ。私はこれから本当の名前で生きていきます。」

すげー!すげーよ、kaya!人生の大きな選択をしっかりと自分で選んでいる。しかも小6で!ボクが韓青兵庫に通っていたら、一年、いや半年に一回はみんなで観ちゃいますね。

いわゆる「本名宣言」というやつです。今日この日から私は本名で生きていきますという力強い宣言。さまざまな葛藤や不安を抱えつつも、私は私として生きたいんだという根源的な魂の叫び。それが「本名宣言」。

少し触れておくと、ボクら在日コリアンの約90%が通名(日本名、日本風の仮の名前)で普段生活しているといわれています。逆を言えば、約1割の人しか本名を使っていないというのが現実です。いくらなんでも通名のほうが便利、生活しやすいからでこの割合はありませんよね?

歴史を紐解くと「創始改名」、つまり日本の植民地支配の歴史の中から通名の使用が強要されてきたのですが、解放後60年、民間人が宇宙旅行をする時代になった今でもそれが続いているかと思うと、本質がまったく変わっていないことにゾッとします。

名乗らないのではなく、名乗れない。使わないのではなく、使えない。

息を潜め、日本社会の中で「見えない存在」になることを、意識的・無意識的に在日コリアンは行わざるを得ない状況にあるのです。この通名使用率の高さは、本名を名乗れない日本社会の差別性を現しているとボクは思います。

そんな中で自ら本名で生きるということを宣言し、自分の人生を自分らしく生きようとする選択。誰にも恥じることのない、一点の曇りもない生を生きたいと思う感性。自ら乗り越えて、変える(変わる)んだという行動力。こんな小6ありですか?とどビックリしながら、スゲーと素直に思いました。

韓青兵庫のみんなわからないように、こっそり感動してました。

ビデオを観終わって少しするとkayaが事務所に戻ってきたので、ずっと心に引っかかっていた疑問をぶつけてみました。

キム「何で本名宣言しようと思ったの?」

kaya「民族学級かなぁ」

教育って偉大だなぁと思いました。そして、民族学級や民族教育を受けていないほとんどの在日コリアンを思い、ボクは、韓青は何ができるんだろうと考えました。

ホントに兵庫に行ってよかったです。

¥040「アンニョン、HYOGO's」

この土日の二日間あまり寝ない状態にも関わらずフルスロットルで行ってみた、どーもキムです。寝不足なのか飲みすぎなのか船酔いなのかわかりませんが、どうにもまだクラクラします。明日(月曜)からの一週間が少し心配です。

でも、ホントに嵐のような予定の詰まった二日間でした。神戸牛、ルミナス神戸2(豪華客船?)、サラリーマン的仕事、同期の結婚報告、新たな旅立ちの挨拶、ゴマ揚げ団子食い過ぎ三人衆、芦屋男の調教と恋愛に関するエトセトラ、韓青兵庫事務所初潜入、kaya(少6当時)の本名宣言ビデオ、韓青兵庫メンバーとのエンドレス交流会、なぜか車で仮眠させてくれたダブル、韓青神奈川の会議、ボクらにとってのネットのあり方、姿勢についての熱い討論、中華食べ放題・・・

いやぁ、何から書いたらいいのかわからないほど、面白くて内容の詰まった濃密な時間を過ごしました。特に韓青兵庫のメンバーとの交流は、とてつもなく楽しかったです。急に訪問したにもかかわらずたくさんの仲間たちが迎えてくれて、韓青兵庫のみんなから同胞の情と優しさを感じました。

いろいろと今回の神戸で感じたこと、気づいたことなど書きたいことはあるのですが、もうさすがに体力的な限界なので、また明日威光にでも書いていきたいと思います。

¥039「アンニョン、ハーバー神戸」

「オッス、アンニョン!」が口癖の、どーもキムです。古来よりオッスといえば孫悟空ですが、在日コリアン界でのオッスマスターといえばキムといわれるように日々頑張ってます。でも「オッス」と「アンニョン」はそれぞれ相容れるのかと、使った後にいつも心配です。

さて突然ですが、明日は朝一で神戸に行きます。しかもメリケン波止場から船に乗ってクルージングです。ホントにボクは韓青の幹部なのか?と思いますが、コレも仕事。会社のキックオフ大会(いわゆる新年度の決起集会)が船上で行われるのです。

前回年末にあったクリスマスパーティーがリッツカールトン大阪だったことといい、ボクの勤めている会社はけっこうドデカくパーティーを行います。しかも本社が大阪のためキックオフ大会などは基本関西での開催ですので、関東から行くボクは参加時間よりも移動時間のほうが長いという不思議な集いです。どビックリですよね。

でも、神戸といえば港街があったり、中華街があったり、在日コリアンが多かったり、地理的に地域中心都市の隣にあったりと、ボクの愛する神奈川と共通点が多く、けっこう行くのが楽しみなんですよね。うまく時間さえ合えば、ダブルとか関西の韓青メンバーとも会えればいいなぁ。

¥038「アンニョン、活動家ブログズ」

最近家で冷凍食品ばかりを食べている、どーもキムです。オモニ(母)がヌナ(姉)と突然旅行に行ってしまい、家での食事がそれはヒドいことになっています。もっと普段生活する力をつけないとダメです。

さて、今日は新しいブログの紹介です。というのも、ボクの韓青(学生協もね)の仲間が次々とブログを立ち上げ始めているのです。

『ジブロ』
韓青神奈川でともに活動しているZYZYヒョンのコリア情報発信ブログ。内容は、韓国語、K-POP(音楽)、韓国映画、もちろん韓青のことなど、さまざまな情報を発信しています。特に映画は相当観てるのでコレは!という一品と出会いたい方にオススメです。

『一夜一酔』
ボクの活動していた在日コリアン学生団体、学生協の現会長である一夜一酔の脱力系ブログ。写真を専攻しているだけに、いつも味のある写真がUPされています。学生ならではの「暇をもてあましたときの更新力」にはビックリですが、どーにも忙しいらしく基本的には気が向いたときにしか更新されません。『秋葉原で活動する会長の日記』的なものにも今後は期待してます。

『トンセデ』
韓青兵庫の若獅子ufaが在日コリアンとしての等身大を発信しているブログ。「引き出しあるなコイツ」と思わせる独特の味がある文章で、毎回結構読ませてくれます。ちなみに「トンセデ」は「同世代」という意味のウリマルですが、ボクはトンセデに含まれるのかが不安です。

『ダブログ』
これまた韓青兵庫、ボクのトンガビ(同い年)のダブルが「在日コリアンのごっつおもろい日常」を綴るブログ。韓国人と日本人の混血(ダブル)だからこそ見える視点や、いわゆる普通の韓国語講師(一般の日本人向け)のオモシロ話などを書いてくれたら嬉しい。

これからの活動家は自分の情報発信メディアを持つべきだとボクは思っています。必須の能力であると思うし、一生懸命やっているコトだからこそ外に発信していかなければいけません。その点でいまブログは一番使いやすくて熱い自分メディアです。考えを伝えられるし、つながれるし、誘えるし、韓青活動家にはもってこいです。

「読むよりも聞く、聞くよりも見る、見るよりもやる」
                    by shibayasu+板


身体も知性もガリバーのような二人の友人の言葉ですが、やっぱやってみるのが一番濃い経験になるし、自分のためになります。ボクのブログを見て即ブログを立ち上げた4人は、このことを知っていて行動にしていく「創る人」だなと思います。

みんな同じ韓青(学生協)でバリバリ活動していても、ボクとはまた違った視点を持っています。ほんとにそれぞれカラーがあって面白いので、ぜひ覗いてみてください。

¥037「アンニョン、真夜中のフジテレビ」

久しぶりに良い天気の連休を満喫した、どーもキムです。普通の土日休みを「連休」と表現してしまう自分に、いたたまれないほどの切なさを感じる今日この頃です。

さて、今日なんですが最近観た面白いテレビ番組についてです。あんまりテレビをじっくり観たりしなくなって久しいのですが、深夜帯の番組は結構観ちゃうんですよね。基本はバラエティーが多いですが、実験的で切り口が鋭く面白いモノが転がってるんですよね。

そのなかで最近「おっ!」と引っかかって見入ってしまったのが、『シリーズ憲法~第96条・国民的憲法合宿』という番組でした。

性別、年齢、職業などバラバラの6人のランダムに選ばれた一般人が、一泊二日館詰めにされて憲法についての議論をするというプチ合宿を敢行するという内容。最初に護憲派、改憲派の大学教授が講義しながら議論し、途中から一般人だけで講義するという形式でした。

一泊二日でどっちがどっちという結論が出せるはずもないということはわかっているものの、必ず全会一致での結論を出すということが唯一といえるルール。まぁ、知らない者同士だし、いろんな意見もあるし、それ以上にほとんどの人のスタート地点が「憲法って何?」というレベルの話でもあって、結論どころか討論になるのかな?と思ってみていました。

憲法論議の中心が護憲or改憲の話で、特に第9条の改正について話し合うコトになっていくのですが、案の定焦点の定まらない話が続き、やがて話は途切れがちに。完全に煮詰まってしまいます。

いろいろな方法で話し合うのですが、護憲派、改憲派のそれぞれの主張は平行線を辿り、どっりがどっちを論破、納得させることはできません。プロの政治家をはじめいろんな人が必死こいても行き詰まっている議論だから、そうそうに結論が出る質のモノではないんですよね。

でも合宿は一泊二日。タイムリミットがあります。全会一致の結論なんて出るのかいな?と疑問と期待が入り交じった気持ちで最後まで観ていました。

そして6人の出した結論は、

「まず、憲法は国が勝手に間違った方向に行かないようにするための私たちの力であるということ認識を持てた。そう考えると自分にとって身近で、大切なものであり、本当に自分の問題なんだと思えた。そして今回の合宿でたくさんの話をした。しかし、護憲、改憲どちらが良いということは結論が出ない。でも、今後その結論が出されていくときに、今回のように自分で考えて、参加し、出た結論にならば納得できると思う。自分が納得して行けるように、これで終わりにするのではなくこれから本当の意味で自分たちの問題に向き合っていきたい。」

結論が長くて全部覚えてないし、だいぶボクなりの解釈で意訳したので、もしかしたらずれてるかもしれませんが、こんな感じでした。

議論は昇華して、新たな価値観を生み出すんだなぁと思いました。自分たちで見つけた答えに新鮮さはないかもしてないけど、そこに行き着いたということ。自分で自分だけの答え、新しい価値観を生み出したということがスゴイです。

いろんなことがこんなプロセスを経て決めていけるのだとしたら、社会や個人の発展の可能性ってもっと広がるんじゃないかなと思いました。日々ボクが脇に通り過ぎていっているコトを、もう一度捉え直して、向き合っていけるようにしたいなぁと思わせてくれる番組でした。

深夜のフジテレビに本物を観た!って感じです。


追伸;
この番組は『NONFIX』というドキュメンタリー番組の内の一回だったようです。 知らないうちに何回か観てましたけど、ホントに面白いです。とてつもなく深夜放送なのでタイムリーに観るのは大変ですが、ビデオに録画して今後観ていきたいと思います。

興味のある方はぜひ一度お試しあれ。とってもエッジの効いたドキュメントに出会えると思いますよ。

『NONFIX』