キムブログ -8ページ目

¥046「アンニョン、5.18」

今日は韓国の民衆運動にとって特別な日。
ボクにとっても運動に参加する契機となった出来事のあった日。

1980.5.18 光州

当時ボクは2歳。
光州民衆抗争(革命)が起こったのは25年前。

ボクが光州を知ったのは16年後。
深い悲しみと誇らしさに涙したのは16年後。

そしてボクは日本の地で25年後の今を生きている。

普段と変わらない日常の一日を過ごしながらも、
普段と違う特別な感情を持って過ごしている。

後に続くボクが乗り越えて行くコトとは何か?

一歩前に進むことが答えになると信じながら
今日を生きる。

¥045「アンニョン、スーツの男たち」

オーシャンズ3


最近ランキング5,000位以内に入ってビックリしている、どーもキムです。読んでくれている人が増えているようで、とても嬉しいです。反面、最近めっきり更新ペースが落ちてしまっているので、もうちょっと記事をアップしていかなきゃと思いはじめました。

ということで早速の投稿ですが、つい最近行ったウリマル教室の宣伝活動についてです。ちょっと面白い?というかテンションのあがるやり方をみんなで考えて、実践してみたのです。

川崎の街、といってもLA CITTADELLA のようなお洒落な外向きの街ではないですよ。工場地帯の真っ只中、区画整理って何?それウマいの?ってくらいに雑多に建ち並ぶ同胞宅の数々。そう川崎一の在日コリアン密集地、池上町です。

その池上町を中心に、民族学校もある桜本1、2丁目に韓青神奈川の今月のウリマル教室開講式の宣伝をしてきました。ビラをメインツールとして、ビシッとスーツでキメた常任(運営幹部)の懲りないコリアン3人で宣伝しまくってきました。

そう「スーツ」です。大人が仕事とか冠婚葬祭の時に着る、アレ です。わざわざ休日にスーツを着込んで、川崎の下町を駆け回ってきたのです。

元はと言えば、怪しまれないようにビラを配るにはどうすればいいだろうというところからはじまったのですが、会議で話してるうちに「誠実さをアピールするにはやっぱスーツかな」という意見が出て、じゃやるかということになったのです。

もちろん本気です。真面目です。ちょっとノリノりになっていましたが、新しい人を誘うために真剣に話し合って決断した結果です。

確かにスーツは動きにくいし、宣伝活動をするには非効率的です。まして激ウキ間違い無しです。客観的に見て川崎の下町でどれだけボクらが浮いていたか、ボクが当事者でなかったら大爆笑して写メ撮ってることは間違いないレベルでした。実際たまたま川崎に来ていたpeggy兵庫委員長も爆笑してたし。

だけど、だからこそ、ボクらはいつも以上に街の人たちに信頼されるよう振舞ったし、実際いつも以上に街の人たちとコミュニケートしていきました。そしてスーツによる誠実そうな青年作戦も思ったよりも効果があったのか、時間も忘れてガツガツ宣伝活動にのめり込みました。

本気だからこそ遊ぶ(楽しむ)ことが必要だ

自分たちが楽しむことができるやり方って結構大事ですよね。もちろんナゲヤリになってなんかじゃなく、本気でイケるっていう核心を持った上で選択したやり方たからこそ、ワクワクして楽しむことが必要なのです。

開講式まで一週間。もう宣伝活動もラストスパートですが、ボクらは最後の最後まで走ります、楽しみます!こんな楽しげな遊び心満載の韓青神奈川に参加してみたい!俺も私も楽しみたい!という方は、ご一報を。

¥044「アンニョン、オールド・ボーイ」

オールドボーイ


10連休もとうとう最終日、どーもキムです。さすがにそろそろ遊ぶにしても一人ではやることがなくなってきたかと思ったのですが、一人でやりたいことって結構あるもんですね。会社の同期のヒロキングから薦められて前から観たかった映画をやっと昨日観ました。

『OLD BOY』(2003年、韓国)

監督:パク・チャヌク
原作:土屋ガロン/嶺岸信明(画)
出演:チェ・ミンシク / ユ・ジテ / カン・ヘジョン

<あらすじ>
ごく平凡な人生を送っていた男オ・デスはある日誘拐され、意識を取り戻すと狭い監獄部屋にいた。その後15年間、理由も分からぬまま監禁され続け、突然解放される。いったい誰が!?何の目的で!?若い女ミドの助けを借りて、復讐を誓うデスのもとに現れた謎の男ウジン。彼はデスに5日間で監禁の理由を解き明かせと、お互いの命を賭けた「ゲーム」をもちかける。そこには想像を絶する恐るべき策略がめぐらされていた!



最後まではらはらドキドキ、なんだかんだラストシーンまで観入ってしまいました。ボク的にはきっかけとなる部分が弱い、というより火サス的なような気がしましたが、まぁそれも最後まで観れば納得。そう来るかぁ的な展開に、オ・デスだけじゃなくボクも一緒に策略にはまってしまったのを認めざるをえませんでした。

でもこの映画の何がスゴイって、主演のチェ・ミンシクでしょう。存在感がスゴイ!復讐に燃える鬼気迫る男の演技に、やばいくらい引き込まれます。その存在感のスゴさったら、侵略すること火の如しです。オーラ出まくってます。彼は絶対念能力使えますね。

カンヌでグランプリとか評価されてるのも納得のクオリティで、久しぶりにグイグイ引きこまれる映画でした。バイオレンス満載だし、内容的にも終始復讐なので、観終わった後に爽快感が残る映画ではないけど、かなりオススメです。


オールド・ボーイ公式HP

タイトル: オールド・ボーイ プレミアム・エディション

¥043「アンニョン、学生よ後輩よ」

GWに入って以来遊びまくっている気がする、どーもキムです。10連休を持て余すんじゃないかと思っていたのに、前半は予定が入りまくり。昨日も神奈川の常任(幹部)3人で朝まで本気カラオケという驚きのハリキリぶりです。

ですので、今日はゆっくりしたいなぁと思っていたのですが、そうは問屋が卸しません。今日は学生協の新入生歓迎会なのです。一昨日くらいにSaEからメールで招待を受けました。

かわいい後輩たちに誘われては、ボクもぐったりした体を持ち上げるしかありません。かつて大学一年で新歓に行ったとき出会ったうざいOBのようにならない程度にハリキッて、在日コリアン学生とがっぷり四つで勝負してくるかぁと家を飛び出しました。

街で誰もが振り返るような巨大な人形(フィギュア)を小脇に抱えたテグニと新宿で合流し、今回は新しいカワイ子ちゃん来るかなぁなどといかにもロケットボーイズ的な会話をしながら会場に。

今回新歓の会場は阿蔵神田南口店。会長である一夜一酔の職場?でもあります。どホームでの開催とは、流石です。飲む気満々です。

残念ながら新規参加者にカワイ子ちゃんはいませんでしたが、SaEのバイト仲間である医大生の476(ヨンナム)が初めて参加。後のカラオケで判明するのですが、彼は結構ボクの世代の感性を持つ男で、初めて参加にもかかわらず朝まで走りぬいたナイスガイです。

まぁ新しいカワイ子ちゃんがいなくてわざわざ平塚からハリキッて来たテグニの落胆ぶりったらありませんでしたが、476も含め休日のゴーストタウンと化した神田の街でボクらは朝までガッツリ交流しました。

交流メニューは、チクタク名前覚えゲーム、学生協が琵琶湖テレビに出ちゃったってほんと?じゃ確認してみようぜVTR、恐怖の学生協ジェンガ(罰ゲームはスーパードリンクね)、なりきりウリマル講座とりあえずしゃべろう、今宵は飲もうぞガンガンと、電車ない?じゃぁ朝までカラオケすっかという、素晴らしく学生っぽいコースでした。

いやぁ盛り上がった。後輩たちと交流するのも楽しかったし、久しぶりにはしゃいじゃいました。もう少しいろいろ話したかったかなという思いもありましたが、学生ノリがやっぱり嫌いじゃないんですよね。

でも二日連続で朝まで飲んだくれてカラオケなんて何年ぶりでしょうか。学生時代は結構あったんですが、社会人になってからはじめてです。

「青年は明日なんて考えない」byいつかの後輩

今一時という気持ち。社会人3年目、27歳、いろんな人生の岐路に立つ時期です。将来のことももちろんリアルに考えます。でも、牙の抜けた選択だけはしない自分であり続けたいです。

学生たちの後先を考えないギラギラしたモノに触れて、休みとはいえ負けずにガッツリやってる自分がいたときに、まだまだこれからだとあらためて思いました。

うぅ~ん、いい休日を過ごしてるなぁ。学生たちはやっぱ刺激的です。

¥042「アンニョン、久里浜」

GWという名の10連休を満喫中、どーもキムです。ボクの会社は結構土曜日出勤があるため、その分GWなどはガッツリ連休になるシステムみたいです。土曜日も毎週休みなら最高なんですけどね。

さて、せっかくの10連休。どこか旅行にでも行きたいなぁと思っていたのですが、なんだかんだ考えてるうちに突入してしまったため、ごっつい予定はありません。ですので、この10連休は本を読むのと韓青のみんなと遊んでのんびり過ごすことにすることに決めました。

でものんびりしすぎるのもどうかということで、さっそくですが韓青神奈川のカミングセンチュリーこと高校生3人とトニセンもビックリの三十路目前の懲りない3人のいびつなV6で久里浜に遊びに行ってきました!もちろんボクはトニセン部門でエントリーです。

久里浜?なぜまたそんな所に?と思うでしょうが、実は久里浜は熱いんですよ。今回のレクの企画者ZYZYヒョンが久里浜在住だってのが一番の理由ではあるんですが、イチゴ狩りができて、パターゴルフを楽しめ、浜でバーベキューもできる久里浜って、実は結構イカしたプレイスポットじゃありませんか?

黒船もビックリ!昔ペリーが来航したってのも納得です。久しぶりに行きましたが、良いところでした。ビバ、久里浜!

さて、ボクが30分遅刻するという気まずいアクシデントにもめげず10時半頃には久里浜で無事全員集合した韓青神奈川V6は、まずはイチゴ狩りに向かいました。前々からみんなで行きたいという話が出ていたし、みんな「ハウスごと食ってやる!」くらいの勢いで臨みました。

ボクらの戦場は16号ビニールハウス。当たり前ですがビニールハウスなのでハウス内は相当蒸し暑さです。そのためか、イチゴ狩りに一番ノリノリだった今回の企画副責任者こと副隊長yongは、狩りはじめて3分くらいでぐったりしてました。たぶん20個も食べてないんじゃないかな。元々食が細いとはいえ、まだまだ修行が足りません。

ボクはといえば最近フルーツと野菜が主食のベジタリアンな生活を送っているため、喜び勇んで口いっぱいにイチゴをほおばってきました。さらに結構食べたなぁとイチゴを持て余し気味になってきた頃、隣の少年が83個食べた的な発言を自慢げにしていたので、負けじといっぺんに10個ほどを口に詰め込んで、大人の底力を見せつけておきました。少年のトラウマになっていないことを祈るばかりです。

結局そんなにイチゴだけを食べられるもんじゃないのでイチゴ狩り屋さんはボロ儲けだねという結論がみんなで共有できたのが開始15分頃。規定の30分を経過する前には配給された練乳を放り出して、みんなハウスを後にしていました。

甘いイチゴを腹一杯食べたのになぜかほろ苦い敗北感を引きずったまま車は走り出しました。次なる目的地は久里浜パークゴルフクラブ。久里浜の片隅にひっそりとたたずむ伝説のパターゴルフ場です。果たして高校生にパターゴルフは受け入れられるのかという不安をかき消すように、車内では「リズム4」などのゲームでキャッキャ盛り上がりながら目的地に向かいました。Yo~チェケラッチョ!

プロゴルファー猿よろしくドライバー一本で18ホールを闘うパターゴルフ。コース上は芝というより草、グリーンは草の色こそグリーンですが基本は盛山になっているだけ。リンクスなどの世界の難コースも真っ青の色々行き届いていない大自然コースです。

見回してみると、常連らしき人もチラホラ。ボーリング場でマイシューズとマイボール、マイプロテクターを装備している本気の人がいるように、パターゴルフでもマイクラブとマイボール、マイティーを持参した本気の人達がいるんです。それらしいユニフォームまで着てたのには、流石にどビックリでした。

さて心配していたヤング達ですが、ショットする瞬間に何の前置きもなく

「あ、夢で見た」by yumi

と突然のデジャヴュ発言で全員に天然の揺さぶりをかけたり、

「学校に部活があったら入りたい」by yumi
「LEEオッパ、高校でコーチやって」by inmi

などの名言が飛び出すくらい気に入った様子。ビニールハウスでやられてたyongもメキメキ上達して楽しんでました。LEE委員長はコーチに誘われるだけあり常連の人が見てもそれ引くわぁ的な上手さで、ZYZYヒョンもホームの底力か上手でした。

で、最終的にハンデなども入れた結果、気づけばボクが最も下手ということになってました。どーもメンタルが脆いみたいです。思った以上にナイーブな自分にどビックリです。いつか必ずリベンジしてやると一人心に誓いました。

お昼もだいぶ過ぎてお腹も空いてきたところで、コリアンといえばやはり肉!最後は久里浜海岸でバーベキューをやりました。正直ボクは肉食断ちをしていたのでバーベキューはきつかったのですが、今日は特別な久里浜レク。6人に対して30人前以上の肉を用意してくれたyong&yumiの実家である焼き肉「伽耶」のご厚意を無下にしては人として失格だとも思ったので、食べました。食べまくりました、骨付きを中心に。

ボクは車の運転があったのでお酒は飲めなかったのですが、ホントに野外って素晴らしいですね。目前に広がる青い海、抜けるような青空、頬を撫でる優しい風。暖かい日差しを体一杯に浴びながら食べるバーベキューは最高でした。

その後車内ゲームで負けたyongとyumiの恥ずかしい罰ゲームが決行されたり、トニセンvsカミセンの対抗リレーをしたりと、あくまで陸上で爽やかな時間を過ごしたのですが忘れちゃいけません。ここは浜。つまり、目の前は海=ビショビショ、最終的にドボンというのがお決まりのコースなのです。

ひとしきり水の掛け合いでみんなビショビショになっていたのですが、まず最初に全身逝ったのはZYZYヒョンでした。なぜかTシャツにジャージという部屋着スタイルで朝現れた時からおかしいと思っていたのですが、やはり彼は逝く気でした。しかも、yongを道連れにして・・・

「でも yong も全然抵抗してなかったよ」by ZYZY

結局逝く気満々だった二人が逝って、盛り上がりも最高潮。もう一人くらい逝かなければ収拾がつかないテンションになっていたボクらは、公平にジャンケンで「生け贄」を決めることに。でも6人でジャンケンってなかなか勝負がつきません。面白いほどあいこが続くので、

「多い勝ちにしよう」by綴り人キム

ジャンケンのようにグー・チョキ・パーの出して、一番多いモノを出した者から勝ち抜けていくという「多い勝ち」の提案をしたのはボクでした。これならあいこが続くことはないし、より心理戦に持ち込めて大人なボクには有利だと思ったのです。ナイス提案。そしてあらためて、みんな意を決しての勝負。

「多~い勝ちっ!」byみんな

ジャンケン系のしょっぱなは必ず気合いのグーが常識とバイブル『特攻の拓』で学んでいたボクは、迷わずグーを選択。みんなの選択はパー。全員パー。

完敗です。
普通のジャンケンでも、完敗です。


「多い勝ちにした意味ねぇ」とかなり爽快な負け方に自嘲気味で立ちつくしていたら、左足首を捕まれている感触が。見たらinmiが海に放り込む気満々でボクを持ち上げようとしてるじゃないですか!

やる気だ。こいつ、やる気満々だ。ボクを久里浜の海にダンクするために生まれてきましたって目をしてる。普段可愛らしい女子高生のinmiの中に、湘北高校バスケ部主将(通称ゴリ)を見た瞬間でした。あの細腕で、本気で27歳男子(彼女なし)をリフトアップしようとしてましたから。

気づけば海に真っ逆さまでした。そろそろ若手的な役割は卒業かと思っていたのですが、どうも生涯現役っぽい感じがしてきました。そういう星の巡りなのかもしれません。でも嫌いじゃないです。

結局パンツまでビショビショのままレクはフィナーレを迎え、5時という健康的な時間にお開きに。そして震えながら車でみんなを送って帰りました。

とりとめのない長文になってしまいました。でもホントに内容の濃い一日だったんです。ヤングな3人と仲良くなれたと思うし、それぞれの見たことのない一面が垣間見れて面白かったです。ホントに有意義でした。

ウリマル教室ももちろん大事ですが、ゆったりとした時間を遊んで一緒に過ごすのも同じ在日コリアン同士大切だと思いました。これからも健康的な遊びをドンドンやっていきたいと思う、GW初日でした。