ホメオパシーは、生理不順、PMS、生理痛など、女性ホルモン系の問題にも向いています。
ホメオパシーでは、レメディと言うものを使うのですが、ホルモン系のレメディがたくさんあるからです。
でも、ホメオパシーのレメディって、病気に対して出すものではないという話でした。。
それなのに、「ホルモン系のレメディ」ってどういう意味??
と思いますよね。
たしかに、レメディは、病気に対応しているわけではありません。
そうではなくて、ストレスを受けたときの、その方の対応の全体的な形に対応している、と思ってもらえばいいでしょう。
あるストレスが続き、不調になっている。
そのとき、どういう不調が出てくるのか。。というのが、その人の個性です。
入った企業がブラックで、ひどい上司にあたり、毎月とんでもない残業時間・・というストレスがあったとします。
その同じストレスに対して、どういう不調が出るかは人それぞれです。
神経系が弱い人は、パニック障害になるかもしれない。
消化系が弱い人は、胃潰瘍になるかも。。
ホルモン系が弱い人は、生理の問題が出てくるかもしれません。
人それぞれ、病気になりやすさの遺伝的な素因が違う。
個性が違う。
なので、同じストレスを受けても、生体がとる対応形が違ってくるのです。
ある人は、生理が乱れ、生理痛がひどくなり、吐くほどになってしまう。
そして片頭痛まで始まってしまうかもしれません。
それが、その人の、ストレスに対応する全体的な形なのです。
その人の生命力が、そういう形で症状を出しながら、ストレスをリリースしてなんとか生きのびようとしているということです。
なので、本人的には辛いことですが、生体のサバイバルという視点にたてば、いいことなのです。
というか、しかたなく、現状においてのベストを尽くしているということです。
ホメオパスがレメディを探すとき、何を見るか。
ホメオパシーは対症療法ではないので、ひとつひとつの症状に対して、この症状はレメディA、この症状はレメディBですね。。考えるわけではありません。
そうではなくて、その方が今、全体としてどういう形になっているのか、を見ます。
そして、その全体的な形に一番似ているレメディを探すのです。
その人の生命力は、その全体的形が現状におけるベストと考えている。
だから、それと同じ形をもつレメディをのんでいただくことにより、生命力をサポートするわけです。
では、最初に戻ります。
ホルモン系のレメディがたくさんある、と書きました。
「ホルモン系のレメディ」というのは、何でしょう。
「ホルモン系の調子が狂ったときの症状が多く入った全体形になっているレメディ」という意味です。
そして、ホメオパシーには、ホルモン系のレメディがけっこうたくさんあります。
なので、生理不順、PMSなど、ホルモン系のお悩みにも、ホメオパシーは向いているのです。
ただし、ひとつの症状に対する対症療法としてレメディを使うのは、あまりお勧めできません。
全体像に合っていないかもしれないからです。
その意味で、全身のシステムの問題である生理関係の症状は、セルフケアに向きません。
(どんな症状がセルフケアに向いていて、どんな症状が向いていないのか、ご興味がある方はこちらをどうぞ→セルフケアの注意点/ 慢性と急性の違い)
その方全体を見て、その今の全体の形に対してアプローチするのが本物のホメオパシーです。
だから、その方全体が上がる!
なので、結果的に思わぬところまで楽になってしまったりします。
例えば、激しい生理痛をなんとかしたいと思ってセッションにいらしたクライアントさん。
数か月レメディを試していたら、生理痛が軽くなりました。
でも、実はひそかに悩んでいた便秘まで改善し、頭痛まで軽くなってしまった。。ということが起きるのです。
ホメオパシーのレメディは、その方全体を統合している生命力を元気にするから。
そして、生命力が元気になれば、その方全体が自然に元気になっていくからです。
なんのこっちゃ。。
そもそも、ホメオパシー自体、よくわかんない・・・という方はコチラをどうぞ
↓