対人関係:居心地のいい距離 | パワフルで楽しい人生をめざすホメオパシー!ホメオパスちづのブログ

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先日、上海出身の中国人の方の通訳をしました。

政府役人をやめて起業した、超頭のいい若手の社長さんです。

海外に暮らしたことは一度もないということでしたが、行動すべてに誠意を感じる静かなジェントルマンでした。



英語はあまり得意ではないとおっしゃっていましたが、堂々とした立派なプレゼンをされました。

ところが、質疑応答も無事終わり、セミナー終了、というときに、その方はびっくりするような行動に出ました。


「通訳、良かったよ~!ありがとう!」と中国語で叫びながら駆けより、私をぎゅっとハグしたのです。



え~!!

静かな中国人のハグは予想外で、とても驚きました。

私は実はハグ好きです。ちょっと恥ずかしいけど、気持ちいいですからね~。

感情の電気がそのまま身体に流れ込んでくる感じで、満足していただいてよかった!と私もとてもうれしくなりました。



しかし、欧米に住んだこともない上海の人がなぜいきなりハグを?!

つらつら考えてみるに、日本人より中国人の方が対人関係における物理的距離が近いように思います。

ハグも意外に抵抗が少ないのかもしれません。



一時、香港映画にはまっていましたが、映画を見てまずびっくりしたのは、中国人は、一緒に食事をしていて相手に好意を示すとき、相手のお茶碗のご飯に、自分の箸で直接おかずをのせるということでした。



自分のお茶碗のご飯って、日本人にとっては「絶対プライベート空間」でしょう?

人におかずをとってあげるとしても、その人の小皿どまりで、家族でもないかぎり、他人のお茶碗のご飯に直接のせたりは、絶対しないですよね?



私の中国語の先生(中年女性)も、「食べなさい、食べなさい」と私のお茶碗にどんどん物をのせてきたし(笑)、外に出かけると、すぐぴったり腕を組んできました。


中国人は、対人関係における「居心地のいい距離」が日本人よりずっと近いように思います。



クセになる濃さが魅力で、よく香港映画を見ていたなあと、懐かしく思い出した午後でした。