中華料理でおなじみのチャーハンは、もはや国民食といってもいいほどの支持を受けていると思う。
私自身も、とりあえず困ったらチャーハンを作っておけばいい、というくらいに思うほど、チャーハンに対しての信頼感は厚い。
白米だとご飯茶碗一杯でも満足するのに、チャーハンだといくらでも食べれてしまうという人は多いのではないだろうか。
以前に、3合分のごはんをチャーハンにして、うっかり1食ですべてを食べ切り、なんとも言えない感情に襲われたことがある。
そんなチャーハンだが、想像した時に、多くの人が思い浮かべる盛り付けは、以下のようなものだと思われる。
丸い。
これは私自身が過去に撮影したチャーハン写真を適当に探して見つけたものだが、見事に丸い。これぞチャーハン!と言わんばかりの丸さ。
そして器も同じところを見ると、私の中で無意識にある「勝負チャーハン皿」はこれなのだろう。
さて、話をチャーハンの丸さに戻すと、なぜこの形になっているかというのは、もはや永遠の謎といってもいいだろう。
そもそも、この形である必要は本当にあるのか? それすらも疑問だ。ただ事実として、この形を見るとチャーハンだと思うし、チャーハンを想像するとこの形を思い浮かべてしまう。
宇宙の話をしよう。
突然、話が逸脱したように思われるかもしれないが、私はいたって正常だ。ただ、宇宙を紐解くことによって、チャーハンの謎に近づける、私はそう確信している。
まず、惑星を思い浮かべてほしい。地球をはじめとする惑星の多くは球体である。もともと天体は重力の関係で、真ん中に様々な物質が集まって、次第に丸くなっていくという性質がある。そして球体だからこそ、いまの地球のような環境が生まれ、我々は今を生きている。
人知を超えた宇宙空間でも、丸いということは、ひとつの正解なのではないか。
ドラえもんの話をしよう。
突然の話題の転換に驚かれたかもしれないが、これは至極自然な流れだ。ドラえもんは言わずと知れた国民的キャラである。私ももちろん好きで、割ってしまった皿を見ると「だれか!タイム風呂敷を持っていませんか!」と言ってしまう世代である。
ドラえもんがみんなから愛されていることには異論はないだろう。その理由を考えた時に、私は一つの答えに行きついた。
丸いのだ。
顔のフォルムはもちろん、目も鼻も手も、だいたい丸い。これはアンパンマンにも言えることで、物心つかない幼児までも魅了してしまう秘密は、この丸さにあるのではないか。
さて、ここでチャーハンはなぜ丸いのかに話を戻そう。ここまで私が述べたことでおおよそわかったと思うが、チャーハンが丸いのは宇宙の法則であり、だれからも愛されるフォルムだからということに他ならない。
と言いたいところだが、ただ単に、チャーハンは脂っぽいから、多少丸く固めた方が食べやすいとか、そんなところだろうというのが現実的かもしれない。
そして、丸かろうがそうでなかろうが、別に味に変わりはないから、どちらでも好きにした方がいいと思う。
ここまで読んでいただいた方には申し訳ないが、とても無駄な時間を過ごさせてしまったと思う。これに関しては本当に申し訳ない。
ただ、一番無駄な時間を過ごしているのは、貴重な昼休みの時間を使って、ここまで書き綴った私自身であると、声高らかに言いたい。
(終)
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