みんなが大好きな国民的サラダといえば、ポテトサラダで間違いないであろう。子どもから大人まで愛されるポテサラは、まさに日本を代表するサラダといっても過言ではない。

私の実家でも「サラダ」という単語は「ポテトサラダ」を意味しており、「サラダ食べたいなー」と言ったらポテトサラダが出てくるのが日常であった。


しかしこの歳になって思ったことがある。

ポテトサラダは、本当にサラダなのだろうか。


サラダというのは、一般的には野菜を盛り合わせて塩や酢、ドレッシングを混ぜ合わせたものである。ジャガイモを野菜と定義するならば、ポテトサラダは間違いなくサラダではある。

しかし、一般的なサラダのもう1つの側面として、とてもローカロリーでヘルシーだということが挙げられる。いくら食べても大丈夫なような、そんな気さえするのがサラダである。

しかしポテサラはどうだろうか。食べれば食べるほどなんだか罪悪感に苛まれる気がするのだ。事実、ジャガイモ(炭水化物)とマヨネーズ(脂質)がふんだんに使われたポテサラは、お世辞にもヘルシーだとはいえない。

ではポテサラがサラダではないならば何なのか。


実は、おかずなのではないか。



単体でもしっかりと食べれる味付けは、もはやおかずと言ってもいいのではないかと私は思ったのだ。

そして私は1つの実験をした。

ご飯に、ポテサラをのせてみたのだ。


ほかほかのご飯にのせられたひんやりとしたポテサラは、私にとってはとても違和感のあるものだった。ポテサラをご飯に乗せたことは今までない。

ただ考えてみると、ポテサラはサンドイッチに挟まっていることがある。私の持論では「パンに合うしょっぱいものは、ご飯にも合う確率が高い」というデータがあるので、ポテサラもいけるんじゃないかと思った。

しかし、心を揺さぶるケミストリーは起こらなかった。いや、悪くはないのだ。悪くはないのだけど、これなら別に別々に食べたほうがいいのではないか。

と、ここで諦めてしまってはなにも変わらない。私は何とかこの実験を成功に導きたく、あることを試してみた。



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ソースをちょいと、たらしたのだ。


するとどうだろう、先ほどまではイマイチだった組み合わせが、まるでこのために生まれたようなハーモニーを奏ではじめたではないか!

考えてみれば「ジャガイモ」+「ソース」というのは、国民的おかずでおなじみの「コロッケ」と一緒なのである。これはもう、間違いがあるわけがない。

ポテトサラダはサラダではなく、もはや、おかずなのである。そうなってくるとポテトサラダの「サラダ」は必要ない。だからポテトサラダから「サラダ」を外さなければならない。するとどうなるか。


ポテトである。



もはや、ただのイモである。



ポテトサラダがサラダかどうかを考えていったら、「ポテトサラダはイモである」という、なんとも哲学的というか、当然の答えにたどり着いてしまった。

そもそも、ポテトサラダがサラダであろうがなかろうが、ポテトサラダに対する愛は変わらないのだ。

ポテサラが好きだ。

その事実だけで十分だと思う。


東京ポテトサラダボーイズ  キムケン




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