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それはまだ私が幼かった頃の話です。

小さな頃から食い意地を張っている少年だった私(写真手前)は、そこらへんにあるものを何でもかんでも食べようとする男の子でした。

私は全く覚えていないのですが、そのせいで木村少年は生死をさまよったことがあるそうです。今日はそんな思い出話です。


私の生まれ育った北海道の函館市は、イカの町として知られています。市の境にある「函館市」の看板にはイカの絵が描かれていますし、市バスのカードは「イカすカード」という名前です。

お祭りをすればみんなで「函館名物イカ踊り」を踊ってしまう、ひと言でいうと町全体がイカだらけな、とてもイカしたシティーなのです。

そんな町で生まれ育ったので、私はイカが大好きです。イカ刺し、塩辛、イカソーメン、もひとつおまけにイカぽっぽも大好きです。

加えて、イカといえば忘れてはならないのがスルメですよね。スルメも大好きです。今でもビールを飲みながら食べる確率が一番高いのはスルメではないでしょうか。

そして私が2歳か3歳の頃からスルメに興味を持っていたようで、ことあるごとにスルメを狙うイカボーイでした。もちろん親はそんなものを食べさせると喉に詰まることはわかっているので、私からスルメを遠ざけていたようです。

しかし生粋のイカボーイである木村少年は、生まれ備えているイカレーダーでスルメのありかをキャッチし、こっそりとスルメをゲットすることに成功しました。そしてありがたく頂き始めました。

そのことに気付いた母が私のもとに駆け寄ると──


私は泡を吹いていたそうです。


スルメを喉に詰まらせて顔が真っ青になった私は、泡を吹いてぴくぴくしていました。母は「ぎゃー!」と驚き、慌てて病院へ連れて行き、ことなきを得ました。

食い意地とは恐ろしいもので、そんな体験をしたにも関わらず(というか覚えていないのですが)、私は今でもスルメが大好きです。

そんな思い出話でした。


スルメにはご用心。


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