納豆という食べ物を考えた時、僕はまず黄金色に光る宝石のような姿を思い浮かべる。
その一粒から伸びる糸が一体何処まで続いているのか、そしてこの先どこまで伸びていくのか、僕には想像もつかない。恐らく誰も知らないだろうし、そもそも答えはないのだと思う。
納豆によって彩られたご飯の命は恐ろしいほど儚い。僕はその命の儚さを考えただけで、知らず知らずのうちに涙が出てくる。
「どうして泣いてるの?」
彼女はそう訊くだろうけど、きっと僕はその理由を完璧に答えることはできない。そう、「愛」について完璧に答えれる人がいないように。
僕が知る限り、日本人というのは「納豆好き」と「納豆嫌い」という、二つの人種に大別される。その関係はひどく複雑でありながら単純な構造で、だからこそ互いに反発し、そして惹かれ会う。
彼女が僕の方へ、嬉々として近付いてくる。右手には納豆、左手には高菜を握り、何かを告げようとしている。
僕は「どうせ新しい納豆レシピの話だろう」とためしに言ってみた。言うべきではなかったのだ。
彼女はひとしきり驚いた顔をして、すぐさまその表情から感情を全て消し去った。
彼女は僕に尋ねる。
「いつから気付いてたの?」
僕は答える。
「いま気付いたのかもしれないし、そうじゃないかもしれない」
ただ間違いないのは、高菜と納豆の組み合わせは、それほど悪いものじゃないということだった。
~ねばねば納豆クロニクルより抜粋~
✳︎高菜納豆ごはん
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✳︎高菜納豆ごはん
✳︎作り方
- 1納豆と辛子高菜を混ぜます。

- 2完成です。

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基本的に朝は納豆を食べているのですが、毎日食べていると惰性になりがちなので、時々このように変化を与えるのがいいですね。
あと、最近Twitterとかで「村上春樹風」に変換するのが流行っているらしいですね。→こちら
私も時々今日のように村上春樹風に書いてみたりするのですが、春樹とは何なのかという迷路に迷い込んだりします。(これとか)
そして実は春樹作品を一度も読み切ったことがないということは、ここだけの秘密です。
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