センセイの部屋は一人暮らしにちょうどいいサイズ。


荷物はとても効率よくつめこまれていました。


箱詰めするとね。

箱を置くスペースが、ないのよ……



上に上に、箱を積み重ねていきたいところなのですが、

なにぶん重いものを持ってはいけない体。



夜半、センセイが帰ってくるまでは三段積みの山を作っては隙間をぬって作業していました。


引越し前日、助っ人参上。


今回は、センセイのお義母さんに来てもらいました~。


さいわいにして前日にほぼ箱詰めを終わらせることができたので、

前日は最後に残ったものの梱包と、
大掃除と相成りました。



お義母さんに台所をまかせ、私はユニットバスに。


またしても台所を人に任せる私。


今きづきましたが、ひょっとして、台所の掃除が苦手なのかもしれません。



たった二年。
されど二年。


センセイは台所の掃除に熱心でなかったようで、住んでいる二年の間に、いたるところ、油がへばりついている。


が、がんばれお義母さん……




ユニットバスで水を流す音にまぎれ、お義母さんの鼻歌が聞こえてきます。


私も、作業するとき歌う習性があるので、ちょっと親近感。



ずっと二人きりの作業だったので、その間いろいろな話をしました。


センセイの小さいころの話から、最近の様子。


そして、センセイには内緒の話。


女同士の内密話は、年齢に関係なく、殿方には内緒なのです。


なにを話したかって?


それは女同士の秘密なのですw



お義母さんとぐっと距離を縮めた、しあわせな時間でした。

ちょっと体力的にハードだったけどね……



このとき、秘密の指令をいただきました。



ひとつ。

たばこをやめさせること。


ふたつ。

衣類を、減らすこと。



ひとつめについては、難しいなぁと思いました。


私は嫌煙家ではありませんが、煙はけっこう苦手です。

喫煙家ではないけれど、まったく吸わないわけではない。

煙草については、スタンスがかなり中途半端なのです。


なので、中途半端な答えがでました。


たばこの本数を、減らさせそう。


そんな理由で、新居は室内禁煙になりました。


後日、ベランダがあまりに寒いことから書斎だけは開放しました……屈辱。


それでもかなり本数を減らしてもらっているので、効果はあるようです。


そのうち、こどもができたらすっぱり禁煙してもらおうっと。



ふたつめについては。


引越し後に、かなり処分してもらいました。


私より、ワードローブ多いよー。
(私が少ないという話もアリ)


なにしろ、似たようなデザインのものが、三着も四着もあるのです!


ブルージーンズにいたっては、五~六本ある。


そのほとんどが、普段きないものなのです。


これはもう処分してもらうしかない。


生地の傷んだもの。
デザインが大昔のもの。
年齢にそぐわないもの。
似たようなデザインでかぶっているもの。


置いておこうかどうか迷ったものは、ほぼ捨ててもらいました。


それでも、私より服持ち。


さて、この先、どう処分してもらおうか。

ゆっくり時間をかけて、ワードローブの総入れ替えを試みています。

お引越し、第二弾。


前回の失敗をいかして、
今度こそ、スマートな引越しを希望!


さいわい、センセイの部屋は、私の部屋よりひと部屋少ない。

だから手間はかからないはず。


……だったのですが。


とんでもない。


なんだこの荷物の量……どれだけ収納上手なんですか。

ほとんど私の荷物と変わらない量……どういうこっちゃ。


おそろしいことに、センセイは平日会社に行かねばなりません。



荷造りは、これから妻になろうとしてはいますが、他人の私にゆだねられたのでした。



プライバシー?

そんなもの、とうの昔に踏み倒されてますとも。



あれは二年前のこと……


センセイは仕事を変わった都合で、大阪の南方から会社の近くへ引越すことになりました。


そのときのお引越しの箱の半分近くは私がつめました。


あのときのことは思い返すもおそろしい……。



業者ではなく、友人に集ってもらっての引越しでした。


男手ばかりでなく、女手も欲しいだろうと思って、友人と参加したのです。



が。


差入れを持って搬出前のお部屋に行ったところ。


ええと……いつ、お引越しって言ったっけ?

明日だよね。明日なんだよね!?


片付いてないどころじゃない。

荒れ放題の部屋に、ありとあらゆる物体が散乱している。

荷造りされた箱がちらほらとある程度……


いったい今までなにしてたんですか。



どうやら夕べから来ていた友人とふたり、本棚にとりかかったはいいものの、いるものといらないもののよりわけ作業に手間取っていた模様。


三つある本棚のひとつしか片付いていませんでした。


こんな時期に、よりわけ作業なんかしてる場合かー!!


夕べよりわけた本を古本屋に引き取ってもらいに、センセイと友人は車でおでかけ。


残された友人Sさんと私で、家の中を片付けることになりました。

よかった、Sさんが女手で。

こういう場合、女性の方がテキパキと動ける人が多いです。

目の前のことに強いというか。
深く考えないというか。


予想通り、数時間たっても帰ってきやしないセンセイと友人。


帰りを待って手を止める気など、これっぽっちもない私たち。


いるものかいらないものか。
触っていいものかいけないものか。
見ていいものかいけないものか。


そんな判断、最初からするつもりはありません。


じゃないと、間に合わない。


年季の入った汚れっぷりの台所をSさんに任せ、私はとにかく荷造りにはげみました。



とにかくダンボールを組み立てて、ほりこむ。
いっぱいになったら閉める。


不要そうなものは、深く考えずにゴミ袋にほりこむ。
いっぱいになったら閉める。


そのくり返し。


男の子の事情だろうが、過去の事情だろうが、この時に投げ捨てました。



台所を信じられないスピードで片付けたSさんも、途中から荷造りに参戦。

ふたりでがむしゃらにすべてのものを箱詰めしました。



センセイと友人が帰ってきたときには、ようやっと、明日引越しなんだな、でもまだちょっと散らかってるよね、掃除もあるよねーという段階までこぎつけていました。


翌日、みんなで搬入もお手伝い。


新しいお部屋は全員入ることができなかったので、荷物だけ放り込むと早々にお邪魔しました。


荷解きは本人に任せて。

荷解きの際、センセイがいろいろ叫んだかもしれませんが、そんなものは知ったこっちゃないのです。




この過去の思い出があったおかげで、今回の引越の荷造りはかなり楽でした。


なにしろ、この部屋になにがあるのか、だいたい把握できているから。


幸いなことに、この二年の間に増えたものは数が知れてる。

捨てるか捨てないか、悩まずにすんだのでした。


それでも、体が満足に動かない中、荷造りするのはそれなりに大変な作業でした。


途中、邪魔になって固定具をはずしたものの、
やっぱり自由に動けるわけじゃない。


そんで、体力が落ちてるから、すぐバテてしまう……



猫の様子を見に定期的に新居に顔を出しながら、センセイの部屋でお片付け。


思うようには進まないけれど、

先週の醜態を思い出すと、引越屋さんにこれ以上の迷惑をかけるわけにもいきません。


ここはがんばるしかないのですー!



お待たせしました!


いつも読みにきてくださってるみなさま、ありがとうございます。



長らくお待たせした分、まとめて更新してみました。



なんとか更新が止まらないよう、がんばっていきます。

よろしくお願いします~。

私の荷物を運びこんで、一夜明け……

私の部屋の後始末に、出発。



部屋の鍵を大家さんに渡すのは月末。

まだ日にちはあったものの、来週からはセンセイのお引越しの荷造り。

こちらの掃除に日にちをかけられるわけじゃない。



私の移動はできるだけ少なくしないと、ただでさえ自宅療養中の体力がすぐにエンプティになってしまいそう。


できれば、この一日で引渡しできるところまで片付けてしまいたい。

そんな勢いで、朝もはよからがんばることになりました。



掃除機かけて、雑巾で拭いて……


さて、最後の難関です。



壁紙の、張替。


猫がツメを立てることを覚えてしまったばっかりに、家中、壁紙がばりばりに破かれてしまっていたのでした。


最初は猫がツメをたてるたびに怒ってたのですが、自分自身のストレスのために怒る気も失った時期があって、放置してしまったのです。

おのれ、メニエールめ……


猫は好き勝手し放題。
あちこちの壁紙を破り、しまいにゃ壁板そのものを削るステキな惨事に。


なんとか隠しておかないと引渡しの際大変です。


保証金が返ってこなくなるばかりか、追徴金を取られてしまう(>_<)


キレイに住んでいたわけではないのである程度のマイナスは覚悟していましたが、できる限り、隠してしまいたい。


センセイとお義父さんがホームセンターに行って壁紙を買ってきてくれました。



ところが、ここにも予定違いが。



ばりばりになった壁紙は、当時よく使用されていた安いものだったので、入手しやすいものだったはずなのですが。


ホームセンターでのお取扱がなかったのです。



似たようなものを買ってきてもらったのですが、いざ貼り付けてみると、違いははっきりと分かってしまう。


それでも、やらないよりはマシ。

手間ですが、センセイとお義父さんにがんばってもらいました。


その間、私はあちこちの掃除、掃除、掃除。


実は引越しの数日前に、揚げ物をしていまして。


熱しすぎた油に、冷凍のコロッケを投下。

炎が天井を焼きました。


野菜を放り込んでことなきを得たのですが……
(なにやっとんじゃ)


ガス探知機がピーピーなり、消防車が近くまで来てしまい。


こりゃ、怒られるなー、と思っていましたが、なぜか誰もこなかったので



なかったことにしてしまいました。


しかし残念ながら、天井のパネルには立派な焼け焦げが。

これをなんとか、なかったことにせねばなりません。


でないと、なんのために壁紙まで張り替えてもらっているのやら。



幸い、天井なので上を向いての作業です。

下を向いたら骨にさわるけど、上をむくのはなんの妨げもない。

やらいでか!


こすりつづけて、なんとかごまかしてみました。



やがて日がくれはじめ、電灯を搬出してもらった部屋は真っ暗になってきました。


もう作業は無理。

できるだけ壁紙を貼り付けてもらい、終わることにしました。


あとはなんとか、引渡しの際に交渉すればヨシ。


一日ずっと働きどおしで、お義父さんもセンセイもへとへと。

私も休みながらではありましたが動きっぱなしで、へとへと。


お義父さんの見送りがてら、駅周辺で乾杯しました。


おつかれさま! 
ビールのおいしい夕飯でした。




この時点で、かなりばてばてな私。


でもまだ半分しか片付いていません。


明日からは、センセイの部屋のお引越し。


じゅうぶんに休息をとって、
今度こそはもう少しマシな段取りで、引越ししたいものです。

がんばれ、来週の私……。

片付けども片付けども、全然量の減らないわが荷物……


しかも洋服や靴があふれているなら仕方ないのですが(そうか?)


本やおもちゃがあふれてるって、ちょっとはづかしい……。



それでもなんとか片付けたものの、台所の片づけを後回しにしたことを激しく後悔するハメになりました。

きったねー台所……。


食器をいらない紙でくるんで詰め、空いたところから掃除、掃除、掃除。


ぜんぜん掃除をしていなかったため、汚い!


油汚れが磨いても磨いてもとれません。


油汚れには、べっとり猫の毛コーティング。

猫飼いの宿命とはいえ、掃除をサボりぎみだった罪は重い……


悪戦苦闘しながら、平行して風呂場を磨いて、トイレを磨いて……



引越し当日の朝、センセイのお義父さんがかけつけてくれました。

お義父さんがきてくれなかったら、どうなっていたことやら。


箱詰めされていない荷物をがんがん詰めてもらって、空いたところから掃除掃除掃除。



かなりがんばったつもりだったのですが、

引越し屋さんが来てくれたときに、まだ荷造りが終わっていないという情けない状態でした。


私が固定具、フィラデルフィアをつけたいかにも病人~という状態だったので、引越屋さんはなにも言えず……。


結局荷造りも引越屋さんに手伝ってもらって、なんとか搬出。





荷物がでたら、本人たちが新居に移動せねばなりません。


引越屋さんが搬入してくれる荷物を、それぞれどこに置くのか指示しなくてはならないのです。


さて、トイレに閉じ込めていた猫をつれて、移動。

とおもいきや。
準備しておいたはずの猫かばんがない!


一匹分のケージは残っていたのですが、もう一匹を抱っこしてつれていくための袋が、どこにもみあたらない……。

どさくさにまぎれて、荷造りされてしまったようです。


しかたないので、大きめの布にくるんで、抱っこしていくことにしました。


この猫は、私が抱いているとあまり鳴くことなく、おとなしくしていてくれるのです。

抱いてないと不安がって鳴くこと鳴くこと。

どこかにつれていくときは、必ず、同じ袋にいれて抱っこしての移動なのでした。



はじめは電車に乗って新居まで移動する予定だったのですが、計算違いがひとつ。



猫、重い!
太ったなお前……


重ね重ね書いてきましたが、私は重いものを持てない体なのですorz


駅までたどりつけず、途中の公園でへばってしまいました。


ケージにいれたもう一匹の猫も、けっこう重い。

ケージを持ったセンセイも難儀そうな顔をしています。


どうしてこんなに太っちゃったのかしら。とほほ。



もー、背に腹は変えられない。
へい、タクシー!


贅沢できる身分じゃないのになぁ。
段取りの悪さにうんざりです。



搬入先で、私はこっちへあっちへと荷物の行き先を指示する係りになってました。


部屋は四箇所。

台所、リビング、寝室、書斎。


荷物を四種類にわけて、それぞれの場所に搬入。


マンションの階段が狭く、部屋の廊下も狭く入り組んでます。


荷物をぶつけないよう、引越屋さん苦闘。

かなりがんばってもらったのに、ちょこまかとぶつけた跡が……。

これは、部屋が悪いよね……


よかった、多少ぶつけても気にならない部屋で。


荷解きは生活するのに必要な最低限のものだけにとどめました。


翌週、センセイの荷物が搬入されてくるのです。

ぜんぶそろってから荷解きしないと、
せっかく収納したのにまた出して、どこに直そうか悩んでる自分が目に浮かぶ……。



猫のごはんとトイレだけ設置して、困らないようにして。


なんだかいろいろ残ってるけど、もー寝ちゃえー!

新居が無事決まったので、さっそく、荷物を移すことにしました。

お引越しです。



私はお引越し暦が長いのですが、

実家にいる間はすべて運送屋さんと母に頼っていました。


ひとり暮らしをはじめてからは、友人に頼っていました。

だって、業者に頼むと高いやん!



しかし今回は、年末という最悪の時期。

手伝ってくれるヒマな人などおりません。


そして、私は重い荷物を持つこと禁じられた身分。

この時期、マジで箸より重いものをもつことが苦痛でした。
うーん、ノーブル。



不動産屋が進める引越業者にお願いすることにしました。



二週連続、私とセンセイの部屋あわせての引越し。

もちろん、料金はかなり勉強していただきました。


引越し後も、粗大ごみの始末などいろいろとお願いしてしまって、担当者が上司に怒られたそうです。

安請け合いは止めましょうw




引越しのためにまずすることは、お片づけと荷造り。


大量のダンボールを引越し屋さんに持ってきてもらって、
自宅にいるのを良いことに、どんどん詰め始めました。


荷造りは体力勝負。

しかも、荷物の大半は本。重いです。

重いもの持つことを禁じられてるんですってば。


体力と相談しながらだったので、一日三~四箱しか詰められませんでした。


それでもよくやった、と当時の私をほめてあげたい。


しかしながら、引越し前夜、途方にくれるほど荷物が残っていました。


衣装は衣装ケースのまま運んでもらうとしても。

おそろしく荷物が多い私。


本だけで二十箱。
しかも、大量に始末してこの量……。

おかしーなー、ずいぶん減らしたんだけどなー。


それ以外にもおもちゃがたくさん。

ゲーム機、ジグソーパズル、トランプなどの卓上ゲーム、モデルガン……

この機に減らそう。
さびしいですが、これも良い機会です。
がんがん処分してみました。


しかし、捨てようにも捨てられないものもあります。

それは過去の遺物。


ひとからもらったもの、記念品、過去の己の作品……


結婚を機に、処分してしまうこともできるのですが、

後日じだんだ踏んで後悔しそうな気もする。


そんな中には、あまりセンセイにみられたくないものもあります。


単に恥ずかしかったり、あまり気分のよくない出典もある。

そういうものがあることは、おたがいに理解しています。


それを踏まえた上で、目に触れぬようにするのが賢い処置というもの。



なので、作ってみました。


過去の箱。



荷造りの際、ダンボールにでっかく書かれた「過去の箱」。

搬入の際、引越屋さんがどう扱おうか途方にくれていましたw


さいわいひと箱におさめることができたので、荷物にまぎれさせていましたがばればれ。


でもこれについては深く問わないことが、暗黙のルールです。


この箱は、引越しして後片付けした後も、ちゃんと残しています。
入れ物はダンボールからしっかりした箱に変えました。


センセイの過去の箱も作ったので、これでお互いの領域は守られているということに。

しておきたいものです(^_^)

最終的に、三つの物件まで候補をしぼって、
センセイの両親に一緒にみてもらうことにしました。


出資はセンセイの両親です。
なんぼ好きに決めていい、と言われても、勝手に契約しちゃうなんて言語道断。



ひとつは、川沿いのおうち。


割合広い間取りで、角部屋。
三方に窓があり、西側の出窓からは大阪城が見えます。


築年数は古いものの、しっかりした造りです。


そして、台所の流しが広い!


センセイは川沿いというポイントがお気にめしたようでした。


私が気になっていたのは、川沿いだから、夏場蚊が多いだろうということと、部屋に入ったとき、かなりひんやり
したこと。


秋に探していたので、気候としてはひんやりしてもおかしくはないのですが、他の物件と比べてひんやりしている。


ということは、部屋そのものが冷えやすい気がする。

冷え性でさむがりの私は、寒い部屋が苦手です。


もうひとつ気になっていたのは、最寄り駅のこと。


けっこう、駅まで遠いよね。
そして駅は、通勤に不便な路線なんだよね……


しかしながら、センセイの両親も、けっこう気に入った物件でした。



ううーん、気になっているのは私だけか……
あまり口開かないでおこう……。



ふたつめは、とにかく広いおうち。


築年数がかなり古いところで、畳の大きさが古いサイズのため間取りそのものが広い。


その上、部屋と部屋の間仕切りはふすまで、これをとっぱらえば、だだっぴろい一間ができあがる。
そして押入れがこれまた大きい。


ただ、築年数が古すぎて、水道管などもかなり年季が入っています。

そして、電話線も。
これは光ファイバー通ってないだろうなぁ……とひとめ見てわかる状態。

ネット多様の私たちには、そこが難点です。


そしてもうひとつネックだったのは、その部屋が二階だったということ。


マンション自体は六階建てだったのですが、二階部分にちょうどマンションのエントランスのための屋根がのびている状態。


これは……空き巣に入ってください、という招待状のような屋根ですね……。



みっつめは、変な間取りのおうち。


左右にひとつずつしか部屋のないマンションで、すべての部屋が三方窓。


玄関を入ると廊下があって、なにやらぐにょぐにょ曲がっている。


洗面所、トイレ、お風呂が妙な状態で配置されており、それにあわせて廊下が曲がっているのです。

台所はカウンターキッチン。


ベランダは南側にあるのですが、若干狭い。

その代わりというわけではないんだろうけど、北側に小さな二畳ほどのベランダがついています。


こぎれいな作りの、よい部屋なのです
が、それにしては安い。


おそらく安さの理由は、変な間取りなので、家具の配置が難しいだろう、とうこと。


それと、どうやら先人が犬、しかもおそらくはレトリーバー級の大型犬を飼われていたらしいのです。

あっちこっちの柱に、かじりついた歯型と、でっかいツメ跡がしっかり残ってます。


先住人はかなり大雑把な方だったのでしょうか……

洗面所のプラスチック台にたばこで焼いた跡が。
フローリングが傷だらけ。
押入れのベニヤ壁に穴がw


もひとつ、このマンションは五階だてで、エレベーターがない。
部屋は四階なので、上り下りが大変。


一般には、確かにいやがられる要素です。


が。


センセイも私も、変な間取り、大好き。

猫を飼うので、ツメ傷大歓迎。

四階までなら、以前のマンションもエレベーターなしで上り下りしていたので、平気。


問題、ナシ!


なのですが。


残念ながら、安くなっていたにもかかわらず、若干家賃は予算よりオーバーしていました。


若干とはいえ、家賃は毎月のことです。

累積すると、笑えない金額になってしまう。


どうしようか。


どの部屋にしても、利点もあり欠点もある。


あれこれ迷っていると、お義母さんが、こんな言葉をくれました。


「お嫁さんがいいと思う部屋が、いいのよ」


お婿さんより、お嫁さんの方が家にいる時間が長くなる。

家事も、お嫁さんがこなす比率が高い。


だから、お嫁さんに都合のいいお部屋が、ふたりにとって住みやすい部屋。



なるほど。
ありがとう、お義母さん。


私の方が朝早く出勤して遅くまで帰ってきませんが、
料理は早く帰宅した方が作るルールなのでセンセイの負担が大きそうですが、

遠慮なく選ばせていただきます!


子供ができたら、仕事お休みになって自宅にこもるの、目に見えてるもんね。



結局決めては、見た目の印象が勝りました。



みっつめの部屋が、なぜか、気分が安らぐのです。


理由は、小さい頃から住んでいたマンションと内装が似ていたから。

おそるべし、小さい頃のすりこみ……


いざ契約を進めてみると、なんとも奇遇なことに、大家さんの住所が、センセイの部屋の近所。

そして振込先の銀行の支店は、私の部屋の最寄の支店。


これも、なにかの縁なのでしょう。

そのように思っています。



いざ住んでみると、やっぱり支障はいろいろありました。

安いだけあるわ……。


手すりがなく、狭い共用階段。
水はけの悪い洗面所。
洗濯機用の蛇口から水もれ。
押入れ天井部に隙間。
台所の棚がゆがんでる。
果ては、建付けが悪く壁が平行、直角じゃない(笑)


こまかい点でちょこちょこ不便はありますが、ひとつひとつ対応して、住んでます。


猫は人目をきにせずベランダに出られるつくりになっているし、

お隣とは玄関しか接していないから問題が起きにくいし、

隣接する高い建物がないから日当たりはばっちりだし。



ちょっと西日がきついくらいは、ご愛嬌。


なにより、スーパーが目の前にあって、24時間開いている!
スバラシイ!


利点が欠点を上回っているので、問題ナシなのです。


ふたりで住むのにぴったりな環境です。


ここが不便になってしまうまで、しばらくの間住む予定。



しっかり探したおかげで、納得している部分が多いのだと思います。


自宅療養期間中、痛みをこらえたのはこのためだったということで、動き回ったことを正当化しておこう(・ω・)ノ。


一人暮らしをはじめてから、二回お引越しをしました。


二回とも、いくつかの物件を見せてもらって入居したのですが

5、6ヶ所くらい、見せてもらって決めてました。


しかし今回は、なんと14件!!



どんだけ慎重になっとんねん。
しかも、骨くっついてない重病人が……




同じマンションにつれていかれたり、
センセイと一緒にもういちど行ったりしたので、見学した回数は20件以上。


なんともハードな新居さがし。

連日、背中の骨が痛む痛む。


友人には「バカかあんたは」とあきれられました。



だってだって、新婚さんの住む、ドリームハウスですよ。


ここから、ふたりの人生が始まるんですよ。

妥協できないよぅ。




十四軒の中から、徐々に絞り込んでみました。


お値段の手ごろなの。
場所が便利なの。
間取りが良いもの。


このとき、ペット可の物件がふたつ残っていたのですが、

センセイに物件を見てもらって、納得してもらいました。



ひとつは、おんぼろすぎ。


日当たりが最悪で、すべての部屋がじめじめしてます。


ベランダは狭く、しかも北向き。

部屋の中に配管などのでこぼこ突起が多く、風が通らない。


築年数もかなりのものです。


マンションのエレベーターの中は、どこかの犬のにおいが充満してました。


さすが、ペット可のくせに安いだけはある物件です。




ふたつめは、高すぎ。


日当たり最高、バリアフリー、完全リフォーム済。


電灯はセンサーで自動点灯、全室フローリング、天井が高く、部屋の間仕切りはアコーディオンパネル。


大通りに面したマンションなのに、奥まった構造上、車の音も排気ガスも気になりません。


ベランダは当然南向き。


そんな完璧に近い室内に相応な家賃になっておりました。



予算の倍くらい高いよorz



このふたつを見て、さらに営業さんから「これ以外のペット可物件は、とうていオススメできません」と言われ、
やっとセンセイは納得してくれました。



そうです。


ペット可物件は、おそろしく条件が悪いか、おそろしく家賃が高いかどちらかに偏りがちなのです。



私たちの収入と、
生活希望レベルを合わせると、

ペット可物件は「無理無理無理無理」。



いずれお金持ちになったら、堂々と飼おうね。


それまでは残念ながら日陰者になろうね。



マナーの低い店子で申し訳ないです、大家さん。
できれば見逃してください。
おねがい。

朝。

センセイが出勤してから、私も支度して、おでかけ。


よかった、自宅療養で。
平日昼間がフル活用できるよー。

(だから、自宅療養とは以下略)




いくつかの不動産で物件を紹介してもらいましたが、

条件が厳しいのか、空き物件の数が知れているのか、似たようなマンションばかり紹介されます。


というより、同 じマンションを、なんどもなんども紹介されました。


大阪市内の似たような物件は、ほとんどみんな共有状態になっているのだそうです。


よそにない物件というのは、けっこう稀。



それなら不動産はあまりたくさんまわっても意味がない?



いいえ、そんなことはありません。


同じマンションでも、それぞれの不動産によって、家賃の交渉具合が違うのです。


これは不動産会社の、そして、営業さんの手腕による違いです。



毎月何千円も差がでると、数年住むだけで、ちょっとした旅行に行けるような差額になっちゃう。

同じ物件なら、安いにこしたことはありません!

いい条件で、借りたい。
そのためには、良い営業さんを、足でさがすしかないのです。



結局、まわった不動産は六件。


その中で、良いなと思った営業さんは、ふたりだけでした。



なにがポイントだったかというと。


このふたりは、他社の不動産のことを、けなさなかったのでした。



他社の欠点をあげつらね、足をひっぱって自分が勝とうとする営業さんのなんて多いこと。


あきれるほどでした。


結局は、一番誠実そうな、嘘つけなさそうな生真面目さんに、お願いすることにしました。


この人、確実に血液型Aだろうなぁ、という生真面目っぷりが好印象だったのです。


いえ、気が弱そうだから、言い負かせるとか思っていたわけじゃないですよ?



営業の仕事をしているセンセイは、いろいろな営業さんのタイプを見て、勉強になるなぁ、とつぶやいていました。



不動産をまわると、見学した物件の間取りのコピーをもらって帰り、センセイに見てもらう日々。


なかなかハードな毎日でした~。



でもいろんな物件見せてもらうのは楽しい!

せっかくの新居なんだから、気合入れてさがさねば。



いくつか物件を見て、センセイが眉をひそめました。


「あのさ。これ、ほとんどがペット不可なんだけど。
今飼ってる猫、どうするつもりなの?」


もちろん、つれていきますとも。

これは私の嫁入り道具のひとつです。
子供づれならぬ、猫づれ結婚。


ちなみに、このとき住んでいた部屋も、実はペット不可でした。


猫が多少悪さしても良いように、最初から傷んだ物件を探して入居してました。


紹介してくれた不動産の方は、
「ばれないようにお願いしますよ。私は知らないことにしますから。追い出されても文句はいえないですよ」
と念をおして、見てみぬふりをしてくれたのです。


うちの猫は完全室内飼いなので、壁でつめとぎなどの粗相さえなければ、外部にばれることはありません。多分。


(いやホントは、ベランダから姿は見えるだろうし、多少鳴いたりするので、ばれる可能性は0じゃないんですけどね)



「最初から、ペット可の物件、さがそうよ」



ええー。
無理無理無理無理。



もちろん私だってペット可の物件で、安心して猫飼いたい。


でもそのためにいろいろ不都合がでてきてしまう。


ぶっちゃけ、家賃が払えません。


ペット可の物件はおそろしく高いのです。



センセイが話しているのは、とても常識的なことです。


ペット不可物件で、ペットを飼ってはいけない。


私が言っているのは、わがままです。



この日、長いこと話しあって、決めました。



とりあえず、ペット可物件もさがしてみる。

物件を見て、決めよう。


なんとなーく結果は見えてましたが、
もしかしたら、運良くぽろりと好物件があるかもしれないもんね。


条件をもひとつ増やして、
さあ、明日からまた歩き回るぞー。

今日のお話は、やっとこさ、新居さがしです。



事故によって延期になっていた新居さがし。

私が自宅療養期間に入って、やっとさがしはじめることができました。


ええと……自宅療養というのは、自宅にて、療養しなきゃいけないはずなんですけど。



そんなこたぁわかっています。


でも時間がないのよ時間が。


挙式が終わって、新居に帰るためには、もうさがしはじめないと間に合わないのよー。


そして大阪市の新婚補助を受けるために、少しでも早く入居せねばならないのよー。


(切実。実に、この二ヶ月先には補助の〆切が待っていたのです! 危ないところだった……)



新居をかまえるにあたって、いろいろな制度を調べてみました。


新婚補助、という家賃補助のシステムがあるのです。

これは各自治体によって違うようです。


大阪府下でも、補助のある地域とない地域があります。



都会から離れれば離れるだけ、家賃は安くなります。


しかし、安い分、新婚補助のあるところは少ない。


大阪市内は都会で家賃は高いけれど、補助の金額も大きい。


計算してみると、なんだか、どちらも同じような家賃になりそうです。



どちらにするのか、けっこう悩みました。



悩んだのだけれど、よくよく考えてみれば、もう車は廃車になってしまった。


もし遠くに住んでしまったら、通勤するために車がいる。


車を調達しないといけません。


そして、駐車場つきの新居をさがさないといけない。



市内であればふたりとも職場まで電車で通えるので、車はいらない。


市内の方が、便利なんでは……?




市内以外の希望する地域に、新婚補助はない。


この辺を鑑みて、できれば市内でさがすことになりました。




一番最初に探したのは、公団。
だって、安いんだもん!


市営と府営があって、
それぞれ管轄が違って、申し込み方も違います。


公団というと古い、昔ながらの団地を思い出したりしてましたが、


最近はおしゃれな大型マンションで、住宅設備も充実しているとのこと。


ちょっと期待できそう……。


しかしながら、公団は空きがあるから見に行こう、というわけにはいきません。


申し込んで、抽選で勝ち取らねばならない。


希望のところが空いているのかどうか、よくわからない。



さがしてはみたものの、
空いていたのはかなーり古い物件と、新しいけれど辺鄙なところにある物件でした。


引っ越してから一年後には、たくさんの空きが。
うわーん、遅いよー。
ばかばかばかー。


しかしながら。

入居規定を見て、がくりをひざをつきました。


「ペット不可」。


そりゃそうですよね。
公団なんですもんね。


子供が雨にぬれた子猫を拾ってきては、うちでは飼えませんとお母さんに怒られるというのが公団のセオリーってもんですよね。




URとやらも気にはなったのですが、


収入に制限があること(一定以上の収入があると入居不可)と、やはりペット不可とのことで、あきらめました。



ちなみに、マンションの購入も、検討してみました。

検討だけ。


頭金さえなんとかなれば、月々のローンは賃貸の家賃と同じくらいの支払になるのです。


頭金さえ、なんとかなれば。


新居の保証金すらママローン(借り倒し想定)だというのに、頭金など払えるはずもなく。


早々に、あきらめることになりました。



そんな話を東京在住の姉としていたら、姉がさけびました。


「二千万なんかで、大阪のマンション買えるかいな」


ええと。
買えます。
新築の、結構いいマンションが。


大阪市内のいろいろなところに、それぐらいのマンションが乱立してます。


どうやら東京では、三千万出さないと新築は買えないらしい。


物価の違いって、残酷だなぁ……。




賃貸マンションを大阪市内で借りて、新婚補助を適用してもらう。


これが妥当なラインだろう、ということでまとまりました。



このとき調べてわかったのですが、新婚補助は、補助申請をしてから三年目までが二万円、四年目から六年目までは二万五千円ももらえるのです。


ブラボウ。

しばらくの間は引越ししないぞ、と心に誓う春でした。



新居をさがす地域はだいたい目星をつけてました。


大阪市内は、環状線の内側と外側とで、家賃に大きな差があります。


もちろん、内側はかなり高額。


私の職場のことを考えると、中央線沿いがよい。

だんなの職場を考えると、南側がよい。


そして、もしかして、新居に長居することになったなら、子供の教育などのこともあるので、地域柄が気になる。


いくつかの条件を照らし合わせて、決めたのは、環状線の東側の地域でした。




地域を特定できたのなら、次にピックアップするのは、住居に対しての条件です。


まずは、住居そのものの条件から。



私が「明るいところがいい」といえば、
センセイは「建物の一番上の階がいい」。



「壁が白っぽく、床はフローリングがいい」
「仕切りのある間取りがいい」



ふたりで共通している意見は、変わった間取りが好み、くらいでした。



そんなわがまま条件にあてはまる安い部屋など、運良く見つかるはずもない。



条件にはできるだけ添うよう探すとして、これだけは譲れない! という条件をひとつだけ、出し合ってみました。


私からは「明るい部屋」。
センセンは、「仕切りのある間取り」。


このふたつ以外の条件は、その都度、物件によって検討するとしましょう。
でないと、言い出したらきりがないんだもの。



さらに、地域的な条件をピックアップ。


最寄り駅まで十五分までが限度。

築年数は物件によって検討。


センセイが知人に電話してきいたところ、
「共働きなら、スーパーが駅からの帰り道にあることは絶対条件よ!」
とのご忠告をいただきました。


共働きの女性ならでは意見、ありがとうです。


遅くまであいているスーパーが近くにあること、というのは、ひそかな条件として持っていたのですが……
そうですね、帰り道にないと、かなり不便ですものね。


めんどくさがりの私は、いったん家に帰ってしまうと、でかけるのが億劫。

帰り道なら、ちょこっと寄ってくればいいもの、楽勝です。


条件を携えて、不動産めぐりがはじまりました。



さてさて、いい物件はあるかな?