14人の食事会。
ちょっとさびしいんじゃないかとみんなに言われ、
ちょっと日和った私。



「ちょっと人数、増やしてみようか……?」


20人までくらいなら、私の抱いているイメージ「身内でささやか」からはずれないような気がする。

一旦崩れた決壊には、次から次へと波が押し寄せる……。



それじゃ、ちょっと人数を足してみましょう。

センセイの叔父さん。私の叔父、叔母。

人数を合わせるために、センセイの方からもう一人、出席してもらう形はどうかな?



そんなことを話していると。


「友人は、呼ばないの?」
あう。


センセイよ。
未来の義母にちゃんと話してくれたのかね。



いや、ちゃんと話してくれていました。

ただ、イメージという漠然としたものは、伝わりにくいというだけ。



共通の基盤があれば漠然としていても伝わりやすいのですが、

今回、お母さんの持っているイメージと、私が思い描いているイメージが共通じゃない。


しかも、私も二度ほど結婚式にはお呼ばれしたけれど、そのイメージはお母さんの持っているイメージと似ていて、少人数のイメージはつかみにくいときた。


イメージとイメージをぶつけあった場合、より明確になっているイメージが勝ちます。


うわ、イメージ勝負で負けてるよ。


「あのね。身内だけの式になると、自分たちからみた子供の話ばかりになってしまうでしょう。

 結婚するふたりの親としては、家族の知らない子供の話をきける、いい機会なの。

 他の人から自分の子供をほめられるのって、うれしいじゃない」



なるほど。

確かに、それは親として大事なことかも。

だから、家族以外の人たちが参加していた方がよいわけですね。



社交家のセンセイの家族からでてきた言葉。

反発する方もいるとは思いますが、私は納得してしまいました。

だって、お姉ちゃんの結婚式で、友人たちがお姉ちゃんを寿いでいるのってうれしかったもん!


そんじゃ、ちょっと友達呼んでみようか?

あまり人数を増やしたくない。

けれど、友人ひとりずつ呼んでも、呼ばれた友人はぽつねんとするばかり。

そんなしんどい状況に呼んだら、禍根が残りますがな。


友人ふたりずつ。

人数的に、それが妥当なところでしょうか。

友人たちの中から、とても呼びたい二人を選択。


うわ、どないしょ。

とりあえず、幼馴染で腐れ縁のN田は確定として。

あとひとり。

あとひとりですか。


困りました。

いつも遊んでる友人グループは、私をのぞいて五人。
うちひとりがN田なので、あと四人。

この中からひとり選ぶ。



で……できません。
だってみんな同じように仲良くしてきたのだもの。

とてもじゃないけど、いまさらこの中からひとりふたりなんて選べません(>_<)

でも全員呼ぶと、すごい人数になってしまう。

ど、どないしょー。



センセイにたずねると、センセイも呼びたい友人をふたりだけ選抜するのは難しい様子。

友達、異様に多いもんねえ。


ふたりはなんとかしぼれないことはないけれど、三人めからは選べない、とのことでした。



そしてセンセイが選んだのは、二次会幹事のおふたりでした。


N田も、二次会幹事。

そうなると、残る一人の幹事にも、出席してもらわないと申し訳ない。



幹事四人投入かあ。


ここで、センセイが爆弾発言。

「できれば、F氏は家族で呼びたい」


ええと。
家族というのは、F氏、奥様、長女、長男の四人でしょうか。

それなら、私の友人残り三人呼べちゃうんですが。



そうです。

私とセンセイは、お互いの参加人数は同じにしようと試みていたのです。


だって式の費用は、両家で折半。

人数も折半の方が、もめごと起こりにくいでしょう。

親戚、幹事、友人。
ひの、ふの、みの……28人。


うわぁ。

しかも私の方がふたりほど多い。

センセイに、実家方面の友人をひとり選出してもらって、29人。

あとひとりは、センセイの叔母に出ていただくのがよいかしら。

そんで30人。



なんでやねーん!

事の発端は、センセイのお母さんのひとことでした。


「あのね、恩師は呼ばないの?」



恩師。


その言葉をきいて、すぐに恩師の顔をが思い浮かぶ人はいますか。

思い浮かぶなら、あなたには恩師がいるのです。

それは、とても良いことです。

恩師はぜひ、結婚式に招待してあげてください。



私の場合。


……ダメです。いません。


好きな先生はいたけれど、恩師と呼ぶほど交流してません。

在学中にお世話になった先生はもちろんいますが、卒業してから連絡するようななつき方はしなかった。


私の実家では、先生と交流することはあまり大切だと思っていませんでした。


もちろん、担当してもらっている間は、礼儀をはらっていましたが、個人的つきあいを超えることはまったくな
く。

学校の先生だけでなく、習い事に関しても、特に恩師と呼べるような人はいません。



その旨、センセイから未来の義母にお話していただきました。


結局、いないものは呼びようもないので、このお話は流れたのですが。



このとき、ちょっとイヤな予感が脳裏をかすめました。



身内だけの式に、親戚も呼ばない状態で、恩師を呼ぶ。

そんなこと、あるのかな。

あるとすれば、それはかなり恩師との距離が近い場合ではないでしょうか。


センセイのお母さんから恩師の話が出たのには、こんな背景が。


センセイのお母さんは、元校長先生。

しかも、割合地元密着型の地域で。

生徒が、お世話になった先生と、地元で顔を合わすことがたやすい地域なのです。


センセイのお母さんは、恩師として、生徒の結婚式に何度もお呼ばれしています。


センセイのお姉さんも、結婚式には恩師を呼んだらしい。

お姉さんは自分の先輩にあたる師匠と結婚されているのです。



センセイのお母さんが出席されたほとんどの式には「恩師」席があったのです。


もちろん、恩師を呼ぶようなお式には、身内以外に、友人や親戚も呼ばれていたことでしょう。



つまるところ。

センセイのお母さんのイメージする結婚式とは

新郎新婦の身内、親戚、恩師、友人が出席している、およそ30~60名くらいの式。


それと比べると、身内だけではさびしい気持ちになることも否めません。



それはわかる。
わかるが聞けない場合もある!

恩師がおらんものは、どうしようもないんじゃー。



センセイから、「身内だけでやりたいんだ!」となんども、根気強く繰り返して伝えてもらいました。




そんな中。

追撃をするように、私の母から希望が。


「お姉ちゃんの時くらいのお式にはして欲しいわ」


姉の時には、40名くらいいたかしら。


だーかーらー、身内だけの、アットホームな、気軽な式にしたいんだってば!



ところが、思わぬところから迎撃が。


「お食事会をするにしても、14名だと、かなりさびしいですよ」


式場の担当さんの言うことには、現実的な重みがありました。



そうなのです。


レストランなどを貸しきる場合は、問題ないんですが。

式場で会食となると、お部屋にそれなりの広さがあるのです。


一番こじんまりとした会食の部屋を見せてもらっても、それなりに広い。

10名から30名までと書いてはあるけど、14名ではお部屋すかすか。


でもでも、お料理やお花が入るわけでしょう?
そんなにさびしくはないんじゃないかな?



「生い立ちのフィルム、ケーキ入刀などのイベントはあるとしても、その他の時間をすべて歓談にされてしまうと
、会食そのものがさびしくなりますよ」

そういうものなの?
担当さんは深く、こっくりとうなずきました。


確かに、身内だけで世間話とかしながら食事するだけだと、二時間もたせようと思ったら大変かも。


しかも喋れる人たちの人数が少ないってことは、話題をさがさないといけないようなことになる可能性も、あるのでは。



ちょっと不安になってきました。



式場で、少人数のお式というのは、方向性にムリがあるのかしら。
おとなしく人数に合わせたレストランを借りておくべきだったのかな。


まわりの人が、口をそろえて
「さびしいんじゃないか」という。


えっと……
ちょっと、センセイと話してみようかな……


(ひよった! ひよったよ、私!)

結婚式は身内だけでささやかに。



当初の予定はこんな感じ。


新郎側→新郎、父、母、姉、義兄、姪、甥。

新婦側→新婦、父、母、姉、義兄、祖母、叔父。

合計で14名。



アットホームで、気兼ねすることもなく、お値段も手ごろ。

言うことナシです。



親戚には盆正月にごあいさつにうかがうことになっていたし、

友人たちにはおそろしい人数の二次会でお披露目。


センセイと二人で、意見をあわせておりました。




ところが。
実際の参加人数は、30名。
倍以上になりました。


なんで---!?


せっかく少人数の安いプランを探したのに。

30名の式場プランなら、どこにだってあったやん!



式にお呼びする人数は、増える。

それはもう呪いのように、方々からささやかれていたことでした。


「どうして増えるの? 
だって、身内って決めているのだから、増えることなんてないはずでしょう?
なんの問題があるの」


そう思ってました。
ええ、そう思っていましたとも……。


増えるよ、と人に言われるたびに、理由をたずねてみるのですが

「やむにやまれぬ事情なのよ」
と曖昧なお答え。


これではちっとも納得できません。



「家族だけって割り切っているのだから、他の方にはご遠慮してもらえばいい。
うちは、身内だけでこじんまりとやるの」

センセイと固く決めておりました。



ところがどっこい。

そんな頑なな決意はもろくも崩れ去りました。


理由は?

………………やむにやまれぬ事情で……orz。



やむにやまれぬ事情って、なんやねん。

それは、話せば長くなってしまうのです。


理由は人によって違うけれど、共通しているのは、話を聞いてみれば
「あー……それはやむにやまれないね」
としか言いようのない事情、ということ。


次回から、私におこった「やむにやまれぬ事情」をお話したいと思います。

もちろん、長くなります。


明日はお茶にお菓子を準備して、更新をお待ちください~。

ウェディングドレスって、どうやって決めたらいいの?



一番大切なのは、花嫁さんの希望です。


でも周りから似合ってない、と言われるものは、避けたほうがいいかも……

だからといって納得いかないドレスを着る必要もないんですが。



花嫁の次に大事なのは、両家の母親の意見。


あんまり思い入れが強いのも困りものですが、
「花嫁が勝手に決めた」などといらない騒動のタネをまかないようにしなくては。


次に、試着の際着替えを手伝ってくれる人や、友人にきいてみる。


第三者の意見というのは、とても貴重なものです。
アドバイスが得られるなら、ぜひ。



最後に、新郎や父親。


殿方の意見は、かなりドリーマー入っている場合が多いです。
専門的な目をお持ちでない限りは、一番あとまわしでいいかも。


この順番は、もちろん私見です。
参考にするくらいで、読み流してくださいね。



私がドレス選びに関して、絶対! 譲れない、と無理してがんばったのは、


最初の試着の際、両家の母親に見てもらうこと。



実はどちらのお母さんも
「できれば見てみたいわ」
ぐらいの気持ちで参加してくれたのです。


しかしながら、結果は上々。


ドレスを一緒に選べたことに、どちらのお母さんも大満足してもらえました。




花嫁さんがドレスを選ぶ瞬間って、いかにも結婚式の準備してます! て感じなんですよね。

そこに参加することによって、お母さんたちの気分も盛り上がろうというもの。



もちろん、ドレス選びで意見が分かれるかもしれない。

しかしそれはそれ、はじめてぶつかる意見をどうすりあわせるのかで、今後の方針も決まってくるわけです。


後日「もっといいドレスがあったんじゃないの?」なんて言われるのはまっぴら。


ちなみに私のドレス選び、ものすっごく運がよかったことが後ほど判明しました。



先達の花嫁である友人は、ドレスを50着以上も試着して、尚決まらなかったのだそうで……

なんど試着予約をしたのか、おそろしくて聞けません。


初回で、花嫁も周囲も納得いくドレスがみつかるのはとてもラッキーなことみたいです。





試着についての心構えはいいとして、
実際にはなにを用意すればいいの?


それは、ドレス用の下着。


ウェディングドレスは普通のブラジャーで着ることはできません。

なぜならば、ドレスが重いから! 

普通の下着だと、重さに負けて胸がぺっちゃんこにつぶされてしまうのです。

(それをもはねかえすバストをお持ちの方には、いらぬ心配です。胸をはって試着におのぞみください!)


そして腰まわり、ええいぶっちゃけて書いちゃえ、出っ腹をひきしめるために、コルセットをしめます。


ブラとコルセットがくっついたワンオースリー。
これは便利です。

ブラとコルセットがつながっているから、ドレスに影響がでにくい。


セパレートタイプのものもあります。これなら、ブラだけ普段にも着ることができるので、お徳かも。


試着の際、この下着をつけているかいないかで、ずいぶんとドレスの着こなしが変わります。

つけてないと、胸はぺったんこ、腹はぽっこり。

しかもこのドレスが本当に似合っているのかどうかわからない、なんてことも。



できれば、試着の時にはワンオースリーを着て挑んでください。


このドレス用下着、式場でも借りることができます。


お値段については、式場によってまちまち。

借りるだけなのに、買うより高いこともざらです。


できれば、事前にヤフオクなんかでリサイクル品を買って、式が終わったらヤフオクにだす、というのが経済的かも。



私の場合、百貨店でしっかりしたワンオースリーを買いました。

二次会のドレスで必要になるかもしれない、と思ったから。


腹回りの問題を解決すればよかっただけなんでは、という意見は却下。



試着二回と、式本番、合計三回しか使用しなかったので、まだ新品同様です。


結婚して一、二ヶ月して、忘れないうちにヤフオクに出そう、と思っていたら。


センセイにとがめられました。
あ、そうなの。
記念に大事においといて欲しいのね。

記念品なのね、これ……。


忘れた頃に、こっそり出品しておこう。



そう思って、自分がすっかり忘れてました。


もうほとぼりも冷めたころでしょう、そろそろヤフオクに出すかな……。

たくさんのドレスを前に、途方にくれる私。

あんまりいろいろありすぎて、どれに袖を通してみたらいいのかわからない……。



付添さんに「どんなのがよろしいですか」と聞かれても、

「どんなのがオススメですか」ときき返す始末。


あきれるほど消極的です。




そんな私と対極にいたのが、なんとセンセイでした。


式場見学の初日、別の式場で着せてもらったドレスがかなりのインパクトだったらしく。


「同じデザインのもの。もしくは、それに似たもの!」
と強い希望でした。



二の腕から胸、もう片方の二の腕まで、まっすぐの布で覆われた胸元。
肩は両方出るデザイン。


なんていうデザインなんでしょうか。
説明しがたいので、写真を添付。


dorres



センセイの説明を受けた付添いさんは、首をひねるばかり。


どうやらこの式場には、このデザインのドレスがないようです。


付添いさんに似ているドレスを出してもらっても、かなり印象が違う。


別の式場のドレスもいくつか見ましたが、あのタイプのドレスは着せてもらった式場でしかお目にかかっていません。


そんなものらしいです。

気に入ったドレスがあれば、その式場でなければ着れない、ぐらいに考えておいた方がよいのかも。


特定のドレスに執着のない私は、できれば予算の都合から、式場のプラン内でおさめたい。


ので、ここにないドレスのことは、とりあえず頭から放り出しました。


ごめんよセンセイ。
ここで立ち止まるわけにはいかないのよ。もー、時間ないんだから!


式場側が用意してあるファイルの中から、センセイに希望のドレスを選んでもらいました。


けっこうボリュームある、ゴールドがかったドレス。
いかにも洋物です。


重っ。
何kgあるんですかこれ!


スカート部分にたっぷりとしたボリューム。
ふんだんにあしらわれたレース。


おそろしく重いです!



特にスカートの布地がすべてかかってくる腰。
腰に来るよ腰に。



これは、一日に数着しか試着できん……。


一着目から、そんなことを考えておりました。


だって病み上がりで体力なかったんですものorz


試着するだけで疲れるなんて、聞いてないよママン。




二着目は、付添いさんオススメのドレス。


イメージとしては、花びらのふちがフリルになった百合?


純白に近い白で、ワンショルダーの、スカートがふわりとしたかわいらしいけど清楚なデザイン。


あー、こんな感じこんな感じ。
「しあわせな花嫁さん」。


二着目をみなさんにお披露目したとたん。


デジカメ係のセンセイだけでなく、センセイのお父さんお母さん、うちのお母さんお父さん、つまるとこ全員に、写真をとられました。


ケータイカメラって便利やね。


さらには、他の花嫁さんも、そのご家族さんも、私が着てるドレスを見てました。

こっそり写真を撮られている方もいる。


ええと……一着目より、かなりええ感じですか。

うん、これは確かにかわいい。



次のドレスに着替える時に、付添いさんが、笑って言いました。


「もう、決まったも同然ですね。ご家族の反応が違いますもの」

私もそう思います。


なにより高ポイントは、式場のプラン内のドレスなので、追加料金なし!

ほぼこれに確定。



よし、後は時間の許す限り、他のものを着てみよう。



三着目、四着目を着た段階で、体力も時間もいっぱいになりました。


三着目はマーメイドラインのすっきりしたドレスでしたが、やはり受けはイマイチ。

四着目にいたっては、記憶から消されています。


なぜ一着目のことを覚えているかというと、

式場に用意されたドレスではあるものの、追加料金が必要なドレスだったからです。


おそらく、契約している貸衣装屋さんのものなのでしょう。


その追加料金が、40万。


この数字を、母が忘れてくれない……。

ドレスの話をするたびに、「あの40万のドレス……」と口をついて出てきます。

よほどインパクト強かったのでしょうね(^_^;)


二着目のドレスになるだろうなー、と思いつつも、

即決はせず、今取寄せ中のドレスも次回試着することにして、ドレスお披露目は終了となりました。



二回目の試着は、私とセンセイだけでした。

なんども親に来てもらうわけにもいかんのですよ。


取寄せてもらったドレスを着てみたものの、二着目のドレスとは比べ物にならない。


追加料金もかかるドレスだったので、選択の余地、ナシ。


センセイには申し訳なかったけれど、二着目のドレスで決定してしまいました。



キレイなドレスが着れるぞー。


ちなみに、サイズが合わない場合、
結婚式の当日までに、サイズ直しをしてもらえるらしいです。


クリーニングとサイズ直しを毎回。


なるほど、ドレスの料金、高いわけだ……。

さてさて、私のドレス選びですが。

センセイと両家の親と日程を示し合わせ、試着の予約をとりました。



仕事の都合から土日にしか見れないという制限があったのですが、どこもみな事情は変わらず。

土日の予約日はかなり待たされる結果になりました。



自宅療養の上、固定具『フィラデルフィア』でがっちりホールドされていた私……。

予約を待たされている間に、骨がくっつきはじめてからの試着でよかったのかも。



いざウェディングドレスの試着室に入ってみると。



すんごいドレスの量でした!


壁一面、いやそれどころじゃなく、一室丸々ドレスだらけ。

ふんわりとしたスカートのものが多く、一着ずつが場所をとっている。

ずらりと並んでいる様は、圧巻です。


イエローがかったものから、純白、ベージュ、ピンクベージュ、水色……
基調は白ですが、いろいろな白があります。


試着室は、三人の花嫁さんが試着できるようになっていました。

それぞれの花嫁さんに、ドレスを見立ててくれる付添さんがいます。



すでにおひとり、試着を始められている花嫁さんがいらっしゃいました。


小柄で、ふっくらした肩をお持ちの若い女性で、かわいらしいドレスを着てました。


なるほど、ふんわりしたドレスってあんな風になるんだな。


感心したものの、彼女が着ていたドレスを私が試着する気はありませんでした。


なぜって、彼女と私の体型がかーなーりー違うから。



小柄なのはいっしょですが、どちらかというと私は痩せぎす。
肉がぜんぜんついてなくて、貧相きまわりない。

おそらくは胸まわりや肩のあたりが「ぶかっ」として、ドレスが浮いてしまうはず。

体型が違うと、選ぶドレスは全然違う形のものになるのです。


また、同じドレスを着ても、人によってまったく印象が違う。

不思議なものです。


実は私、ドレスに対する執着はあるものの、「こんなドレスが着たい」という欲求がありませんでした。


私が見ていていいなあ、と思うドレスは、マーメイドラインの、すらりとしたデザインのもの。


すらりとしたウェディングドレスは、身長が高めでないと、きれいに見えないのです。

うう……小柄なのがうらめしい。



早々に希望のデザインをあきらめていたので、後は「似合えばなんでもいいや」という感じでした。


強いて言うなら、姉が着たドレスみたいなの希望。


ドレッシーでシンプル。


私の中の「しあわせな花嫁さん」というイメージにぴったりだったので、願わくば同じようなものを、と思っていました。


いやでも昔から姉とは似合う服違うんだけどね……どうなることやら。

ウェディングドレスといえば、
古今東西 乙女の夢。



結婚願望のなかった私でも、ウェディングドレスを見ると心浮き立ったものです。


白いたっぷりの布地に、ふわりと揺れるヴェール。


手袋の先には、おおぶりの花でできたブーケ。




なんだかしあわせいっぱいの気持ちになるのです。

みるだけでもしあわせになるものって、大切だと思う。



オンラインゲームでウェディングドレス姿のキャラクターとすれちがう度に、うれしくなって、ついついリアクションしてしまいます。


文金高島、角隠しも気にはなりますが
ドレスははずせない。


せっかくの人生晴舞台、
一番似合うドレスを着たい。


花嫁さんの一番大事(?)な希望です。





しかしながら、着たいドレスと似合うドレスは違うのです!


雑誌でみかけたウェディングドレスを見て、


「あらこのデザイン素敵。私これにするわ」
などと簡単に決めてしまうわけにはいかないのです。


ウェディングドレスもお洋服ですから、流行り廃りがあるようです。


購入する方には流行のデザインは気になるところ。


ですが、式場のプランにドレスが入っている場合は特に問題ありません。

用意されたものの中から選ぶだけなので、選択の余地がないのですね。


式場の用意しているドレスは流行廃りに惑わされない、オーソドックスなデザインのものが多いようです。


式場によって、置いてあるドレスの質も量もかなり違います。

できることなら、用意されているドレスを見てから式場を決めたほういいかも~。



もし式場のドレスに気に入ったものがなければ

他の貸衣装屋さんをあたってみるか
自力で購入するか
作るか……


いずれにせよ、ドレス持込という形になりますので、持込料金がオプションで加算されます。


これが冗談みたいに高い!


人生の中で一番の晴れ着なわけですから、取扱には要注意。

多少料金アップは否めないとは思いますが……


それにしたって、高い!!
高すぎです!



なにかあった場合の保証も難しい問題。


いろいろ考えると、できることなら、式場のドレスを選ぶのが一番手軽で安心です。




とはいえ、一番大事なのは、花嫁さんの気持ち。

気分もお値段も、納得いく形で選ぶのが最良だと思います。



よーく考えて、後悔のないドレスを選んでくださいね~。

スライドショーをどうするか。

やり方のわからない私の横で、ほくそ笑むセンセイ。



ほくそ笑むからには、スバラシイ案があるのですね!?



策士が放った案とは。

セミプロの映画監督にフィルム作成を丸投げすること。


映画監督が今撮っている自主映画。
センセイは脇役で参加してました。
もちろん、手弁当で。


出演料がわりに、彼に協力してもらうことに。

知人がたくさんいるって、スバラシイ。


この映画監督F川さんにはフィルムをはじめ、いろいろ助けてもらうことハメになりました。


F川さんなくして、私たちの結婚式は成り立たない、というレベルです。


この後もなにかとセンセイの知人の多彩さ、多才さにたすけてもらうことになりました。


私の友人も多彩だと思っていたのですが、井の中の蛙状態。


うーん、交流って大事だなあ。



F川さんに快く(?)承諾してもらい、フィルムの元ネタになる写真を用意することになりました。




写真。
小さい頃の、写真。


これが、手元にない。


私もセンセイも、気になったときだけ写真をアルバムに差しこんで保管するだけという性格で……。

それも、高校時代、大学時代くらいからしか保管してない。

それまでの写真は、実家で、両親の手元にある分しかないのです。


お父さんお母さん、大至急、送って~!


たくさん送ってきてくれた写真を山のように積み上げ、
使える写真をピックアップ。


赤ちゃんの頃の写真。
小学校に上がる前の写真。
小、中、高校時代の写真。
短大、大学時代の写真。
社会人になってからの写真。
出会った頃のふたりの写真。


それぞれ、見栄えのするものを一枚ずつ選んでいきました。



が。
ないものが一枚……。


出会った頃の、ふたりの写真。


ないのです。
ふたりとも写っている写真がないのです!


おかしい。

他の人たちと撮った写真はあふれるほどあるのに、同じ企画で仕事をしていた頃、写真を撮ったはずなのに。


私もセンセイも、探しても探してもみつからない。


念のため、会社にも聞いてみたけれど、倉庫の奥深くにしまいこんでしまって出てこないとのこと。



愉快な写真をたくさん撮った企画だったのでぜひご披露したかったのですが……残念ながら使えませんでした。





赤ちゃんの頃の写真を見比べてみると、同じような構図で、びっくり!


センセイの写真は、七五三の正装や、父に抱かれて空に手をのばしているものなど、おすましポーズのものが多いのですが……


私の写真はどれもこれもコメディのにおいがする。


鉄棒にぶらさがってぱんつ丸見えとか、ウサギの耳と尻尾をつけてる企画の会議風景とか(バニー姿ではありません、念のため!)。


おたがいの写真をチェックしているとその差があまりに開いていて、哀しい……



センセイも、いっしょに恥をかきましょう!


センセイはかなりイヤそうでしたが、釣りあいがとれないのだよ。
こっちはぱんつ丸出しなんだからね(T_T)。




人生の節目の写真を揃え、スキャニングしてデータにしました。

CD-ROMにやいて、F川さんに渡して……。
後はヨロシク!




……じゃなかった。


もうひとつ、フィルムを作るにあたって、大事なものが。

それは生い立ちの紹介文です。


紹介文にあわせてフィルムの長さを決めると言われ、慌ててセンセイに作ってもらいました。



結婚式についてのテキストはすべてセンセイ。
だって、デザイン全部やったんだもーん。
別にテキスト書くのが苦手だからじゃないもーん。


仕上がってきた文章をみて、ふきだしそうになりました。


「高校時代、新郎は成績優秀、生徒会などとも交流が深く、部活動にも積極的に参加しインターハイに出場するなど、活躍され……」


そうでした。

生い立ちの紹介って、嘘にならない程度に美辞麗句を重ねるもんなんですよね……。


時には、ささやかなうそを含ませるのも技術のひとつ。


いつの間にやらお琴をひいていたり
お花をたしなんだりしていてもおかしくないんですよね……


もちろん、友人からのツッコミは華麗にスルー。




センセイに比べていまひとつぱっとしない履歴の私。


ちょっとさじ加減を甘くしてもらい、これまたいろいろ釣り合うように文章を変えてもらうハメになりました。



見栄っ張りって言われても、

生い立ち紹介に関しては、それぐらいでちょうど良いのです。


この日ばっかりは、新郎新婦はステキ人生を披露するもんなんです。




紹介文も無事F川さんに送り、はてさてフィルムを待つばかり。



結局、生い立ちのナレーションは私の友人N田にお願いすることになりました。


すまんN田。スピーチの間に肉料理がでないよう、とりはからうよ。


式が近づくと、N田から電話が。


「フィルムにあわせて文章読み合わせしておきたいけど、フィルムが上がってくるのはいつ頃かなあ」



あ。
結婚式の準備がいろいろありすぎて、ちょっと忘れてました。


F川さんも忙しさをぬって製作してくれてるため、
けっこう時間がかかってしまい……


いつの間にやら、式、前日。


しかも、夕方。

というより、夜。

いや、ぶっちゃけていうと、深夜でした。


この時間に起きている子供がいると、生ハゲにさらわれます。



仕上がったばかりのフィルムを持って、N田家来襲。


テレビドラマを見ていたN田のお母さんにテレビ権をゆずってもらい、
N田、私、センセイ、F川さんの四人でフィルム鑑賞しました。


な、なんだか素敵なメロディが流れてるよ。

なつかしい、しみじみさせるBGM。

とっさにこういう曲を選択できるって、すごいなぁ……


タイミングなんかをざっと打ち合わせて、N田家を後にしました。


N田は私たちが帰った後、映像に合わせたナレーションの練習をしてくれました。


半徹夜。

うう、ごめんよ。
きっとN田の結婚式には半徹夜になるほどがんばらせていただきます……。


式挙げなかったらチャラということで。




実際の食事会で、N田が披露してくれたナレーションはすばらしいものでした。


映像のタイミング、ばっちり。


食事会は写真もビデオもお願いしなかったので、残念ながらN田の勇姿はお客様の思い出の中にのみ残ることになりました。


ナレーションなしBGMのみのフィルムは、後日F川さんから頂戴しました。



今度N田が遊びに来たときに、ナレーション録音させてもらおうかなあ。

はたかれそうなお願いごとを考える後日談なのでした。


結婚式は、身内だけ。
ささやかで暖かいイベントにしたかったのです。



というのは表向きの理由で、


あまり親しくない人呼んで気を使うのがイヤ & 出費を抑えたい

というのが裏の理由。


せちがれえなぁ、オイ……



なんにせよ、希望が通ったのでヨシなのです。


式の後は披露宴をせず、顔あわせのような食事会をすることにしていました。


ところがこの披露宴と食事会、あまり違いはない。

食事会といっても、ただお料理をつついて歓談して終わり、というわけにはいきません。


主賓からあいさつ、それぞれの父親からあいさつ。
これは必ず必要。


食事会の時間は、だいたい一時間半から二時間です。

この間、あいさつ三つと食事だけでは、間が持たないのです。


にぎやかに食事、というカタチをとりたいのなら、レストランを借りた方がいい。


今回はホテルの会場を借りるので、もう少しイベントを追加することにしました。



ケーキカット。

これは、簡単。

だって、どうせウェディングケーキはあるんだもの。
ホールでがつんと用意してもらうんだもの。
これにカット用ナイフ料を追加するだけなんだものー。


それともうひとつ。

それぞれの家族に相手のことを紹介したい。

ということで、新郎新婦の生い立ちを、披露することになりました。


しかし生い立ちを疲労、いや違う、披露って。


誰かに生い立ちを解説してもらうと、その間、その誰かさんは食事ができないことになっちゃう。

身内しか呼ばない予定なのだから、身内の誰かが悲しい思いをすることに。



式場の担当さんに問い合わせてみたのですが、

食事会の進行役みたいなものは式場で手配してくださるものの、

その方に司会役まではお願いできませんでした……。


司会を呼ぶとなると、別料金がかかってきます。

そんなのイヤ。


だんなの友人知人には、司会をできそうな方々がいるのですが、

外部の方にお願いする、ということで、これまた別途料金がかかってしまうのです。

とほほ……


結局、食事会に参加する誰かに生い立ちを読み上げてもらうことになりました。


このハズレくじを誰にひいてもらうのかの談義は、後日親に相談することにして。




生い立ちの紹介の仕方を考えることにしました。

ただ生い立ちを読み上げるだけでは、読むほうも聞くほうも大変です。


料理に手をつけずに長文をがんばって読み上げてもらっているのに

誰も聞かずに歓談しながらお食事が続けられる。


そんな悲しい事態はなんとしても避けたいところ。



そこで、新郎新婦の、小さい頃からの写真をおたがいの家族に見てもらうことにしてみました。


恥ずかしい。

どれくらい恥ずかしいかといえば、

初恋の相手にバレンタインチョコを渡したときのことを思い出すくらいには、恥ずかしい!


飾りっけのない私がこの日だけはリボンをつけていて、クラスメートに「どうしたん!?」と聞かれたっけなぁ……



いやでも、そんなこと言ってる場合ではない。


当日、新郎新婦は主役であり、見世物でもあるのです。

来ていただく人たちにサービスせねばなりません。
それが主役の義務ってもんです。


式場側としては、スクリーンやフィルム映写機などは用意してくださる、とのこと。
これも別途料金。

こちらで手配すると、司会と同様、取扱手数料がかかってしまうのです。
これがまた高い……(>_<)


以前、姉の結婚式でも、生い立ちを写真で紹介していました。


新郎持込のノート型コンピュータに写真を読み込ませ、スライドショーにしてスクリーンに映していました。


ざっとだけ写真の説明をした後、
お客様には料理を食べながら歓談してもらい、スライドショーはバックで流れ続ける。

退屈せず、場が和やかになるよい演出でした。



前例にならおうか?


検討してみました。
ノート型コンピュータ……父に借りっぱなしのメビウス、<村正>がある。(物騒な名前……)

スライドショーのソフトは、適当にフリーソフトをダウンロードしてくるとして。


コンピュータとつなげてスクリーンに映すための映写機をどこかから調達しないといけない。


うーん、やっぱけっこうお金かかっちゃうんじゃないかなあ。




式場側の設備についてたずねてみました。


すると、ビデオやDVDなら、スクリーン用映写機があるとのこと。

コンピュータに取り込んで、DVDに焼いてしまえば、割合安くできそうです。


この、「写真をコンピュータに取り込んで、DVDに焼く」という行為がどれほど手間なのか、この時点で深く考えていませんでした。


恐ろしい……



いや、普段からデジカメを使っている人には、造作もないことなのかもしれません。


でも私にはかなり遠いお話で……。
勉強することから始めないといけないのでした。


この時点で結婚式二ヶ月前。


準備することは後から後から湧いてでる状態です。


勉強からしているような時間、あるのか? 
あるわけないじゃないですか!


この時、もしこのことをちゃんと考えていたら、パニくっていたに違いありません。


ところが、センセイは余裕の表情。


そうです。

彼には、策があったのでした。

センセイの部屋の掃除にも、ほぼ丸一日かかりました。


私がユニットバスにこもって水アカと格闘し、ひといきついて出てくると。


台所がぴかぴか!

すごいよお義母さん……


油びっしりの流しに液体洗剤をまき、ラップをかけてしばらく放置。

あらふしぎ。

雑巾でふき取るだけで、ごしごしこすらなくても油がとれていきます。

いやそれでも大変そうでした……。



あらかた掃除が終わった後で、換気扇までキレイにされていたので、感服いたしました。


だってもー、年季の入った油っぷりで……

私ならぜったいあきらめてましたよ、あの換気扇。



教訓。


台所の掃除は、日頃からこまめにいたしましょう。




さてさて、引越し当日。


今回は、引越し屋さんにスムーズに運んでもらうことができました~。


センセイの部屋の搬出はお義母さんとお義父さんにまかせ、
最後の後片付けもお願いしてしまいました。



センセイと私は新居にて、搬入。


先週と同じ人が来てくださったので、搬入もスムーズでした。



「今回は、ちゃんと荷造り終えましたよ」と自慢げな私。


「それが当たり前です……」ととほほな業者。



引越しも回数重ねると上手になると言いますから、次回はもっとマシになってるはずです。

そのときはまたよろしくね、業者さん。
イヤな顔しても、頼んじゃうもんね。



さてぶじに荷物の移動を終えたのですが、まだ残っている仕事がありました。


それは、不用品の処分です。


自転車。
冷蔵庫。
炊飯ジャー。
洗濯機。
テレビ。
お布団。


このうち、勝手に処分できないものはなんでしょう。


それは、冷蔵庫と洗濯機、テレビです。


つまるとこ、半分がリサイクル用品なのです。

処分するのにお金がかかる。

役所に頼むと面倒そうだったので、引越しに追加料金で処分をお願いしました。


「これも、処分するんですか?」

最後の後片付けをする際、アルバイトの若いおにいさんがきいてきました。


これ。
というのは、もう使ってないPCのディスプレイ。

ああー、忘れてた……


かなり古いブラウン管のもので、中古ショップに持っていっても二束三文。

下手すれば処分料をとられかねない年季ものです。


こういうものは後日こっそり、私の会社のゴミ捨て場にもって行くつもりでした。

工業地帯なので、分別ナシの地帯だったのです。
(いや、それでもリサイクル品は処分料かかるんですよ本当は!)


「不用品です~」とほほえんだ私に、おにいさんは甘いひとことをくれました。


「一緒に処分しておきましょうか?」


いやっほう。
断るはずもありません。


おにいさんにしてみれば、こんだけいろんなものを処分するのだから、ディスプレイ一個くらい増えたところで、変わらないと思われたのでしょう……。



後日、業者さんからご連絡いただきました。

上司にこってりしぼられたそうです。



教訓。
気軽に処分を請け負わない。


引越しする人、気をつけてくださいねー。