14人の食事会。
ちょっとさびしいんじゃないかとみんなに言われ、
ちょっと日和った私。
「ちょっと人数、増やしてみようか……?」
20人までくらいなら、私の抱いているイメージ「身内でささやか」からはずれないような気がする。
一旦崩れた決壊には、次から次へと波が押し寄せる……。
それじゃ、ちょっと人数を足してみましょう。
センセイの叔父さん。私の叔父、叔母。
人数を合わせるために、センセイの方からもう一人、出席してもらう形はどうかな?
そんなことを話していると。
「友人は、呼ばないの?」
あう。
センセイよ。
未来の義母にちゃんと話してくれたのかね。
いや、ちゃんと話してくれていました。
ただ、イメージという漠然としたものは、伝わりにくいというだけ。
共通の基盤があれば漠然としていても伝わりやすいのですが、
今回、お母さんの持っているイメージと、私が思い描いているイメージが共通じゃない。
しかも、私も二度ほど結婚式にはお呼ばれしたけれど、そのイメージはお母さんの持っているイメージと似ていて、少人数のイメージはつかみにくいときた。
イメージとイメージをぶつけあった場合、より明確になっているイメージが勝ちます。
うわ、イメージ勝負で負けてるよ。
「あのね。身内だけの式になると、自分たちからみた子供の話ばかりになってしまうでしょう。
結婚するふたりの親としては、家族の知らない子供の話をきける、いい機会なの。
他の人から自分の子供をほめられるのって、うれしいじゃない」
なるほど。
確かに、それは親として大事なことかも。
だから、家族以外の人たちが参加していた方がよいわけですね。
社交家のセンセイの家族からでてきた言葉。
反発する方もいるとは思いますが、私は納得してしまいました。
だって、お姉ちゃんの結婚式で、友人たちがお姉ちゃんを寿いでいるのってうれしかったもん!
そんじゃ、ちょっと友達呼んでみようか?
あまり人数を増やしたくない。
けれど、友人ひとりずつ呼んでも、呼ばれた友人はぽつねんとするばかり。
そんなしんどい状況に呼んだら、禍根が残りますがな。
友人ふたりずつ。
人数的に、それが妥当なところでしょうか。
友人たちの中から、とても呼びたい二人を選択。
うわ、どないしょ。
とりあえず、幼馴染で腐れ縁のN田は確定として。
あとひとり。
あとひとりですか。
困りました。
いつも遊んでる友人グループは、私をのぞいて五人。
うちひとりがN田なので、あと四人。
この中からひとり選ぶ。
で……できません。
だってみんな同じように仲良くしてきたのだもの。
とてもじゃないけど、いまさらこの中からひとりふたりなんて選べません(>_<)
でも全員呼ぶと、すごい人数になってしまう。
ど、どないしょー。
センセイにたずねると、センセイも呼びたい友人をふたりだけ選抜するのは難しい様子。
友達、異様に多いもんねえ。
ふたりはなんとかしぼれないことはないけれど、三人めからは選べない、とのことでした。
そしてセンセイが選んだのは、二次会幹事のおふたりでした。
N田も、二次会幹事。
そうなると、残る一人の幹事にも、出席してもらわないと申し訳ない。
幹事四人投入かあ。
ここで、センセイが爆弾発言。
「できれば、F氏は家族で呼びたい」
ええと。
家族というのは、F氏、奥様、長女、長男の四人でしょうか。
それなら、私の友人残り三人呼べちゃうんですが。
そうです。
私とセンセイは、お互いの参加人数は同じにしようと試みていたのです。
だって式の費用は、両家で折半。
人数も折半の方が、もめごと起こりにくいでしょう。
親戚、幹事、友人。
ひの、ふの、みの……28人。
うわぁ。
しかも私の方がふたりほど多い。
センセイに、実家方面の友人をひとり選出してもらって、29人。
あとひとりは、センセイの叔母に出ていただくのがよいかしら。
そんで30人。
なんでやねーん!
