おはようございます。

5/15(水曜日)まで徳島県吉野川市山川町西久保に居ます。草刈りや種蒔きで毎日過ごしています。

ここは元々"麻植(おえ)"という地区で天皇即位の大嘗祭に着用する麁服(あらたえ)という麻織物の種蒔きから織りあげまで丁寧に作り上げている場所です。

道には道祖神がここかしこにあり、うちから15分くらいの高台に忌部神社があります。

阿波忌部の末裔とされるのが三木家で、この神社から、麁服調達の儀が行われます。



今回4/19に種蒔きをした"神力"という在来種の種から、5/1前後、発芽しました。 

"神力"というお米は、1877年丸尾重次郎が育成した、ここ徳島の在来種で今のお米(コシヒカリ)のルーツともいえます。


わたしたちは全く知識なく米づくりを始めました。農薬も除草剤も肥料も全く使わないで、種は畑に作った苗床に蒔き、一本ずつ田植えをしてから、田んぼに水をいれます。





こちらが昨年初めて、自分たちで泥かきをし、田植えをし、少し成長した苗です。(こちらは神力ではありません)


一本の小さな苗が分けつして太くなっていく様子が本当に不思議でした。



孫たちが田んぼを喜んでくれました。

時々青鷺がやってきました。


米の花は、儚げで可憐で、心をうちました。



こちらはコシヒカリ。教材用の無農薬栽培の種です。





こちらはハッピーヒルという、福岡正信さんが作った陸稲です。(水稲で育てました)ヤゴの抜け殻が沢山ありました。



こちらは「きものや絹」で扱わせていただいた道行コートの反物です。"稲穂"という題がついていました。

「染めの百趣矢野」で稲穂の線だけを描き続けた職人の作品です。故人となられました。(刺繍は別の織人)




こちらは昨年育てた赤米です。古代米、餅米です。

朝一番のたんぼ。朝日を浴びたしずくの美しさです。



刈り取った米を天日干しする稲干し台をつくるのが間に合わず、洗濯物干しを代用しました。



その後足踏み脱穀をし、籾摺りをしてやっと玄米になりました。笑




日常生活で火を焚くことは、普段されてない方が多いと思います。わたしもここにくるまでは、普段の生活で火をおこすことは少なかったです。



ご飯はまだ5合までしか炊いていません。一升に近々挑戦したいです。


5/16〜20まで開店予定です。



○広島○セレクト着物と和小物の店🌿きものや絹🫧

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