昨年、来年のためにとお買い物くださっていた友禅の小千谷縮がお仕立て上がりました。


たまたまご来店いただいたので、

お客様と帯を合わせてみましたが、「お手持ちのも合わせてみましょうか。」ともお話して、今日は持って帰れないから、次回取りに来ていただくことになりました。



こちらの帯は、諸葛布の帯です。この帯と蜻蛉玉の帯留めを合わせたらどうかしら。です。


蜻蛉玉とは、美しい色模様のついた穴あきガラスの玉のことで、約3,500年も前から、エジプトやメソポタミアで作られてきたようです。

シルクロードを経て日本に伝わった蜻蛉玉は古代人にとっても神秘な輝きを持つ宝物だったことでしょう。

今も私たちを魅了してくれます。


木箱入り            3色  ¥12,000



"諸葛布"の諸とは、



      4寸2分巾        4m70cm


全てという意味で、

葛の糸が何本か入っているのではなく、

全てが葛の蔓から績んだ糸で織られた布です。

越後上布伝統工芸士・上村昭一さんの作品で、織り手の技術の緻密さが見事に現れています。


8寸名古屋帯は、腹が二重になりますが、半幅帯(4寸)

は、一重ですから、その分、厚みがないといけないということで、糸を詰めて密に織り上げられたのだそうです。

8寸帯より、ある意味大変なのだということでした。

とてもしっかりして、目の詰んだ帯ですが、決して硬くはなく、越後上布手機作家の作品らしい、伸びやかな帯です。締めやすいと思いますよー🤗



☆広島☆セレクト着物と和小物の店🌿きものや絹👘

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開店時間11:00〜18:30

定休日 木曜日(出張休有り)