華やかさと落ち着きを併せ持った「留袖」は親族の結婚式にぴったりのお着物です。
親族として結婚式に出席する女性なら、「留袖」を着てゲストをお迎えしたいものですよね!
でも同じ親族でも、立場によって、選ぶ留袖が変わる事はご存知でしょうか?
留袖の中でも地の色が黒のものを「黒留袖」、黒以外のものを「色留袖」と言います。
黒留袖:新郎新婦の母親や、既婚の親族の装い
色留袖:新郎新婦の兄妹やいとこなど近い親族の装い
とされています。
黒留袖を着られるのは、「結婚している人」に限られます。
独身の人は着られないので気をつけましょう。
新郎新婦の母親は、1番格の高い「五つ紋の入った黒留袖」を選んで下さい☺️
結婚式に親族として参列される未婚の女性などは派手すぎず落ち着いた色留袖を着ることが多いです。主に親族が着ることが多い色留袖ですが、友人ゲストも着ることはできます。
ただ、色留袖は紋の数が多いほど格が高くなるので、ゲストで参列される方が五つ紋を着ることはマナー違反になりますのでお気をつけください。
三つ紋か一つ紋の色留袖であれば格を超えてしまう事はないので、ゲストでも着用するのは問題ありません。
ただし色留袖だと親族側だと勘違いされる可能性もあるので、和装の場合は訪問着を着用するのが無難であるかもしれませんね🙂
最近は黒留袖をレンタルする人も多いですね!
レンタルの場合は一般的に「五三桐」の紋が入っています。もしご自身の家紋と違い、気になる方は、その上から「貼り紋」と呼ばれるシール状の紋を付ける事もできるかと思います。
貼り紋ならレンタルした黒留袖を傷つけてしまう事もほぼないと思われますので、こだわりたい人は一度レンタルされるところにご相談されてはいかがでしょうか?
冠婚葬祭など、礼装を着用すべき時はマナーを守る事が大切となります。
留袖は格が高いがゆえに、それらが特に重んじられます。
礼儀を尽くした美しい着こなしをするためにも、事前に理解を深めておくと安心ですね😉
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