京都の着付け教室 きものシャン
レッスン会場:烏丸御池教室 (京都市営地下鉄烏丸御池駅すぐ)
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予約先着順で埋まってゆきますので、はやめのご予約をお願いいたします。
ドアノブや机類など室内のアルコール除菌、また換気も徹底しております。
講師はマクスを着用いたします。
どんな着物をリメイクする?
※画像 美しいキモノより
帯にするなら飛び柄など大きい柄で凝ったものがいいと家宅捜索しましたが、なんとなく可愛いからと置いていた布達では、いざ着物に乗せてみると存在感がなく、負けてしまいました。
※画像 美しいキモノより
特に先染めの紬類の着物にあわせようと思う場合ですが、紬って我々が普段意識しているよりも色が深く(濃いという意味ではなく複雑性があり、奥行がある)どうしても、帯候補の布達が負けまくっている。
帯の存在が着物よりへっこんでいると、着姿って全くよく見えない、不思議ですがそういうものです。
そんななか、最後にふと、候補外だった小紋を置いてみました。
おお、負けてない、前に出ている、スゴい。
京都を代表する現代染色作家、伊砂利彦氏のデザインによるものです。
やはり「クセつよなものが帯に向いている」といわれる一例かと納得しました。
なお、着物のどの部分がお太鼓になるかと言うと、基本的には袖の部分になります。
また後身ごろから取ることもできます。
着物を帯にするための前準備
仕立て上がっている着物を帯にするためには、縫い糸を解いて、布目を整える(のしをする)必要があります。また、着物の縫い代の部分についているスジを消す(スジ消しをする)必要があります。
できればリメイクする前に洗っておく方が良いので、このタイミングで 洗い張り・トキハヌイをします。
自宅で洗うのもアリですが、極端に縮むもの(御召しなど)や鬼のように色落ちするものがありますので、ご自身で判断してください。
縫い糸を解くだけでもかなりの労力です。
自分で出来ない人の方が多いと思いますので、専門業者さんに頼んだ時の見積もり一例を挙げておきます。
洗い張り・トキハヌイ(目安の金額)
表地だけの場合 4,000円程度
胴裏・八掛も込み 6,000円程度
胴裏、八掛を今後何かに使う場合は全体を洗ってもらう。帯にする表地だけを生かして、あとは処分する場合は、表地だけ洗ってもらいましょう。
縫う際の帯芯選び
まずご自身でお仕立てをされる場合は、帯芯を購入する必要があります。
仕立てる着物の風合いと合うものを選びましょう。わからない場合は、専門店に相談されるといいです。
仕立ても業者に任せる場合
お仕立てについても、専門業者さんに頼んだ時の見積もり一例を挙げておきます。
仕立て代(手縫い)12,000円程度
帯芯代 3,500円程度
トキハヌイされた反物から仕立ててもらう場合、通常の名古屋帯の反物から仕立てるよりは金額がかかります。なぜなら帯に仕上げるために見えないところに生地の継ぎ足しをする必要があり、また柄位置なども検討してもらうためです。
手間と料金はそれなりに
着物を仕立てるよりは随分安いとはいえ、新品の帯の反物から仕立てる時よりは、手間と料金がかかるのがリメイク。
なので、なんとなくやってみよう、というよりは「この着物大好きだけど全然寸法が足りない」とか「母や祖母の着物をどうにか使いたい」などハッキリとした気持ちがあるほうが、注文しやすいですね。
いますぐリメイクをお願いしたい人
※直接対面の注文には対応されておりませんので、いきなり突撃訪問したりはしないでください笑