京都の着付け教室 きものシャン
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こんにちは 京都の着付け教室 きものシャン 講師の原 です。
ただでさえ人口の少ない着物ユーザーのなかで普段のオシャレとしての男性着物は少ないと言われていますが、
ただでさえ人口の少ない着物ユーザーのなかで普段のオシャレとしての男性着物は少ないと言われていますが、
その男性着物ユーザー(着物男子)について「落ち着いたカッコいい雰囲気の方が少ない笑」という女性からの感想、よく耳にします。前提としてオシャレ、カッコいい、というのは自分の好みを相手の服装に反映していることですから見る人によって基準は変わりますし、
そもそも「お前らにカッコええ思てもらうために着物きてるんちゃうんじゃ」
という男性陣からの声もじゅうぶん理解したうえで、私もなにも批判したいわけではないという大前提で書いておりますが、
多くの女性が「着物男子のなかにはなぜあんなに奇抜なファッションをしている人が多いのか?」という疑問を持っています。
男だ女だという単純な差は社会的な分類としてはそぐわないのですが、なにか法則があるのかな?と着物男子を観察してみると
男だ女だという単純な差は社会的な分類としてはそぐわないのですが、なにか法則があるのかな?と着物男子を観察してみると
①リア充系
②骨董系
③ ライフスタイル系
④ もののふ系
⑤モード系
⑥その他(着物業界の人ほどんどここ)
こんな感じで着物を着る機会や好きになるきっかけの違いなど から推測して分類することができました。
もう一度言いますと、あくまでも女性から見たときの「奇抜ファッション度」での分類です。
それぞれ自分にとって大切なものが違うのかなぁと思います。
①リア充系の方は、着物を着るにあたっての根本というかいちばん大切なものがパートナーです。
①リア充系の方は、着物を着るにあたっての根本というかいちばん大切なものがパートナーです。
レンタル着物のカップルが代表的で、パートナーがやりたいことを一緒にやる、パートナーと体験共有することが楽しい。
なので着物そのものに強いこだわりは持たず、結構初々しい雰囲気でスタンダードな着物を着ておられる方が多いです。
なので着物そのものに強いこだわりは持たず、結構初々しい雰囲気でスタンダードな着物を着ておられる方が多いです。
微笑ましいというか、とりあえずそう言う方を見たら他人は絶賛せずにはいられません。
また男性は退職後は主に妻と行動する時間がメインになるという調査もあります。
リタイア後の時間を奥様と着物に挑戦してみる、夫婦で着物でおでかけを楽しむ方もこのリア充系かと思います。
➡ 奇抜度0%
②骨董系は、モノを通じて世界を知ることが楽しい方。茶道や伝統芸能ファンなんかも含めます。むしろ骨董が好きかどうかは関係ないのですが、モノを通じて世界を知ることが骨董趣味の本質だと思うのであえてこのネーミングに。
知的好奇心の塊ですので、例えば着物を好きになれば杼の製造品質や糸の貿易などにも興味を持たれる方が多いです。その際も常に現実のアイテム(杼なら杼、糸なら糸)を通じて理解を深め楽しんでおられます。
➡ 奇抜度0%
②骨董系は、モノを通じて世界を知ることが楽しい方。茶道や伝統芸能ファンなんかも含めます。むしろ骨董が好きかどうかは関係ないのですが、モノを通じて世界を知ることが骨董趣味の本質だと思うのであえてこのネーミングに。
知的好奇心の塊ですので、例えば着物を好きになれば杼の製造品質や糸の貿易などにも興味を持たれる方が多いです。その際も常に現実のアイテム(杼なら杼、糸なら糸)を通じて理解を深め楽しんでおられます。
現実的な理解を深めるだけでなく、空想・ロマンに結び付ける方もおおく、骨董系の分派系としてクラフト・エヴィング系もあるかもしれませんね^^
この骨董系の方は多ジャンルに興味津々なので着物だけにめちゃくちゃお金をかけている人は少ないですが、いずれにしても品質の良いモノを選んでシンプルに着ておられる方が多いです。
しかし渾身のこだわりの懐中時計が出てきたり、またご本人から滲み出るこだわりのアトモスフィアがリア充系との圧倒的な違い。
私個人的には話していて1番楽しいのがこの骨董系です。
➡ 奇抜度30-40%
③骨董系と似ているようで全然違うのがライフスタイル系です。「モノからコトへ」と言われ始めた80年代後半からの都会人の価値感覚に始まったライフスタイル系ですが、着物男子のなかにも、日常に着物を取り入れる「ライフスタイル」をやってみようという視点で着物をはじめる方が少なくありません。ブランドで例えるなら80-90年代の無印良品など。
骨董系とは違い、アイテムをつぶさに観察して世界の広がりを感じで大興奮することはなく、ある程度個性的でありながら、ナチュラルに都市に馴染むスタイルで着ようとする傾向にあります。
ご職業としてはアパレルや繊維本業の方ではなく、広告代理店やデザイナーさんなどが多いです。
また着物オフ会、イベントを企画するなど「気軽に着物を着ようよ」という呼びかけをされている人もこのライフスタイル系あるある。
➡ 奇抜度 20%
④次に奇抜着物の総本山もののふ系です。
お侍さんのように今現実世界にはないカルチャーに自己を投影したい方など。これも男のロマンのひとつでしょうか。時代劇から飛び出してきたような本格派の方から、そういう侍系ではなくとにかく派手好みで「婆娑羅大名」を近現代にアップデートしたような盛り盛りマックスで、自作のネオンカラー陣羽織から電池式の光る羽織紐やマジシャンみたいな帽子の方など。
隣に並んで一緒に歩く胆力が私にはありませんが、ロマンを追求するピュアなお人柄に惚れてまう女子も少なくないようです。
➡ 奇抜度100%
⑤最後にモード系
とんがりファッションの最高峰。和洋ミックスコーデを追求するタイプで、男女問わずストリートスナップの常連さんです。
ネットでの主戦場は意外とInstagramではなくTwitterなのも特徴。
着物界をアップデートするぞというやる気に溢れており、歴史や染織の勉強が好きな方も多く、もののふ系、骨董系との交流もさかん。90年代のアメ村な雰囲気が40代には既視感でもあり、個人的には腰を抜かすような奇抜性は感じません。
➡ 奇抜度80%
ファッションって帰属や協調であったりアンチであったり、癒しであったり色々な要素がありますが、生活必需品ではない着物は(趣味で着るぶんには)自分の今がかなり投影されやすい傾向にあると思います。
着物への関心が高いから奇抜になるわけではなく、現代日本に残っている着物という衣類の懐が深すぎるということでございました^^
最後までお読みいただきありがとうございました。
※対面レッスンしております
(マンツーマン・ペアレッスンのみ。)
鏡(全身鏡)は人数分ご用意して、距離を取っています。
ドアノブや机類など室内のアルコール除菌を徹底しております。
レッスンでは、生徒様にもアルコール消毒、マスクの着用をお願いいたします。