京都の着付け教室 きものシャン

レッスン会場:烏丸御池教室 (京都市営地下鉄烏丸御池駅すぐ)

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初級レッスン 全8回 + 着物のTPO基礎知識 全1回 

お悩み解決レッスン  1回 90分

 

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こんにちは。 
京都の着付け教室 きものシャン 講師の原 です。
 
秋土用が近づき、京都も朝晩がとても涼しくなってきました。

 

春と秋には、これから着物をはじめたい!着てみたい!という新規の生徒さんが急増するシーズンです。

 

今回の記事 「どこまで気にする!?裄の長さの違いを比較」

・ 着付け講師泣かせのリサイクルショップあるある

 

・ 初心者さんはストレスなく着られるものを

 

・ 着物のサイズで気にするポイント

 

・ 裄の長さで変わる見た目の印象

 

・ 自分の裄を測ってみよう

 

・ 長襦袢との兼ね合い

 

 

  着付け講師泣かせのリサイクルショップあるある

 

まずはプチプラで購入できるリサイクル着物から始めてみようとお店に行かれる方も少なくありません。

 

しかし、着物について「まだ何もわからないとき」にリサイクルショップにいくと

 

サイズのことがイマイチよくわからず、店員さん任せに見てもらって購入されるパターンが多いかと思います。

 

今回は、裄の長さのお話をするまえに、着付け講師が困るリサイクルショップの対応があるのでご紹介します。

 


「裄が合っていれば大体あとはどうにでもなる」

 

「身丈は腰紐の調節でどうにでもなる」

 

「着物は本来フリーサイズ」

 

そして

 

「あとは先生に教えてもらい~」 

 

コレ何度か目撃したことありますし、またこう言われて買ってきましたというご相談案件もあり。

 

ほんなら店員さん、一緒にお教室来てくれはります?笑

 

ちょっと無責任だよねと思うこともありますね;;

 

さらにリサイクルショップの着付け教室なんてのも。

 

小さいサイズの着物をどうにか着るまではいいんですが、着て動いたら着崩れてしんどくなって・・・と、悩んでうちの教室に来てくださった生徒さん。

 

まあお店に問い合わせても「そんなん言うなら高いところで買ってください」って思われるだけかもしれませんし・・・どのみち返品交換できないと言われて買っているので仕方ないのですが。

 

そう、わかるっちゃわかる。

 

 


   初心者さんは、ストレスなく着られるものを

だって安いんだもん。

 

でもサイズが合ってないと不具合があるかもよ、という情報を隠して売るのはよくないと思う^^;

 

まずは安心のお店で購入しましょう。

 

お安くたって、ちゃんと丁寧に接客してくださるお店はあります。

 

はこにわでもお世話になっている小夏さん、いちりんさん。

 

 

 

 

ちゃんとサイズを見てくれるお店で買ってください。

 

ちなみに、ただ単に床に積まれているだけの500円の着物と、接客してみてもらって買える5000円の着物には、そうした違いもあるので念のため。


500円の着物を買うのに延々と店員さんを捕まえ、試着だのなんだのとなることのないように。


ここはオトナの常識をお願いします...汗

 

 


  着物のサイズで気にするポイント


①身幅

着物の幅が自分の身体をちゃんと包みきれるのか?

はっきりいうと、ご自身で体格の良いという自覚がある方、平均的よりぽっちゃりさんだと思う方はどうぞじゅうぶんに気にしてください。サイズの話はそのままボディイメージというデリケートな話になります。

お店ではっきり言ってもらえないことも少なくありません。

 

 

②着丈

着物の肩の折り目のラインから図って自分の身長とイコールが着やすい基準。

さらに身長+-5cmの範囲であればOK。

ただここでも、身体の厚みがあればその分着丈を取られますから、身幅と同じように体格の良い方はご身長とイコールか身長よりも+数センチでもよい場合があります。

 

さらに身長が高くて脚が長い方、腰紐の位置でどうにでもなるなんて考えずに次の褄下もじゅうぶんに考慮してください。

 

 

③褄下

襟先から下の長さ。

着丈の半分くらいが基準。

しかし、例えば着丈が169cm あっても 褄下が80cmを切っているなんてこともあります。

脚が短いの?

ではなく、②のところで書いたように肩幅やバストなど体格の良い方は上半身で大きく布を取られるのでその都合上、少し長めに作られるわけです。

 

下半身は長い必要がないので、褄下が全体の半分より短めということになります。

 

反対に細身長身で脚の長い方は、そういう着物を身丈だけから判断して買うと・・・

 

襟先が長すぎて動きにくいということになります。

 

襟先はなぜ腰の位置まであるのか?

 

答えは、襟先が腰にしっかりフィットすることで、歩くたびに安定的に裾が開いては戻り開いては戻りして裾裁きが心地よく着られるのです。

ただの飾りじゃないんだよー。

 

 

 

④裄

今回のテーマです。

 

洋服でも使う言葉ですが、聞きなれない方も多いかもしれません。

 

裄は、背中の中心の縫い目から肩までの肩幅(黒い線)+袖幅(黄色い線)の合計の長さを指します。

 

 

 

ここでさらに見ていただきたいのは、袖幅が独立した部分だということです。

 

身頃に縫い付けられているだけで、布そのものが繋がっているわけではないので、ここは着付けではどうにも出来ないのです。

 

それゆえに裄が大切と言われるようですが、逆にいうと

 

裄が短いからと言って着心地が悪かったり、着崩れてくることはありません。

 

ただ見た目のシルエットが変わるだけです。

 



  裄の長さで変わる見た目の印象

 

写真で見比べられるようにしました。

 

その前に・・・

私の寸法は計測で70cm ですが、

マイサイズは69.3cm

 

これは反物幅や柄だしなどで70cmいっぱいで仕立てるのが難しいものもあり、そんなこんなで少し短めを自分の基準にしています。6年前くらいからこのサイズに切り替えたのでもっと昔に作った着物は70cmです。

 

68㎝だと軽快な雰囲気。また涼し気にも見えますね。
69.3cm 現在の自分のスタンダード。
 
70㎝になるとエレガントですね。
71cmも長すぎるようには見えない。
ただ木綿の着物などホンマのカジュアルだとちょっと長すぎるかもしれません。
 
✔手が隠れるほどエレガント=つまり作業はしにくい
 
✔カジュアル着物ならすこし短めが動きやすい。
 
✔また、生地の垂れ感が強いものは実際の長さよりも長く見える。逆もまた然り。
 
 
許容範囲が何センチまでか?と聞かれることもあるのですが、先ほどサイズのところでご説明したように、裄が短いからといって着付けに困るということはありませんので、自分をどう見せたいのかを考えることがポイントです。
 
ちなみに私は、昔から高身長で手脚が長く、既製服からはみ出ることも多かった(昭和の子供服のサイズ感 笑)のでコンプレックスでできるだけ手首が多く露出するのは避けたいという心理があります。
 
なので短い許容範囲は68.5cmくらいまで。
 
別に気にしない人は、私の腕の長さでも67cmとか着ておられる方いらっしゃいます^^
 
ほんとそこは人それぞれで、裄が短くて恥ずかしいとかそういうことはありません。
 


  自分で自分の裄を測ってみよう

 動画フルバージョンはこちらから


https://www.instagram.com/tv/CVC2AGPBMLa/?utm_medium=copy_link






昔職場でみんなで自分のサイズを自分で測ってみるのを遊びでやっていました^^

そのなかで一番難しいのが裄の測定かもしれません。




  長襦袢との兼ね合い

長襦袢と着物の裄の関係は、肩幅同じ、袖幅の部分で長襦袢が着物より 8ミリ~15ミリくらい短くなります。
 
しかし、肩幅と袖幅の割り振りが違っても全体の裄の長さが着物より8ミリ以上短ければ袖口から出てくることはありません。
 
しかし袖の振りから見えてしまうとか、また生地の垂れ感によって出てくるときと出てこないときがあるとか、あるかもしれません。

カジュアル着物の場合は筒袖半襦袢の活用でこんな問題解決です♪
 
木綿や紬、ウールならこの筒袖半襦袢でも違和感ゼロ。
 
長襦袢を見せる必要のない着物の撮影の時も使われるアイテムです。
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
 
 
 
 

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たくさんの着物の知識がリサイクル着物を通じて学べます☆



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