京都の着付け教室 きものシャン
レッスン会場:烏丸御池教室 (京都市営地下鉄烏丸御池駅すぐ)
当教室についてはこちら→レッスンメニュー
→初級レッスン 全8回 + 着物のTPO基礎知識 全1回
→お悩み解決レッスン 1回 90分
出張レッスンもお受けしております^^
お知らせ
※対面レッスンしております
(マンツーマン・ペアレッスンのみ。)
レッスンご予約受付中
(ご希望の日時をご相談ください。)
予約先着順で埋まってゆきますので、はやめのご予約をお願いいたします。
→お申込み・お問合せはコチラ
鏡(全身鏡)は人数分ご用意して、距離を取っています。
ドアノブや机類など室内のアルコール除菌を徹底しております。
レッスンでは、生徒様にもアルコール消毒、マスクの着用をお願いいたします。
みなさんリサイクル着物やいただき物の着物の裄を自分に合わせてもうすこし伸ばしたいときがあると思います。
裄を伸ばしたい=単純に腕の長さと考えれば肩幅からではなく、基本は袖の縫い込みからがどれだけゆとりがあるかを見るのですが、
(この画像の黒い部分が肩幅。黄色い部分が袖幅です。黒プラス黄が裄です。)
裏地の付いている「袷(あわせ)」の着物については、裏返してもどれくらい布の縫い込み(あまり)があるのか目視では分からないので、こうやって袖の部分の縫い目の横を指で触って確認します。
まずは本題前の基礎確認です。
縫い込みチェックの仕方
袖の振りの部分を触るのではなく
必ず袖と身頃がくっついているところを触ってください。
さて、上から手で触ると大体、縫い込みがどれくらいあるのかわかります。
縫い代ぶんを約1cmほどの残せば、あとの残りの縫い込みの分は今より出せるということになりますね。
例えば、縫い込みが約4cm であればそこからマイナスの縫い代ぶん約1cm で袖幅を約3センチ長くすることができます。
ちなみに縫い込みについては、生地と画用紙で再現すると、だいたいこのように胴裏のほうが長い場合があるので、手で触った時に着物の縫い込みと間違わないようにしましょう。
手で触りながら、生地の厚さをそれぞれ確認するとあ、これは着物だ、こっちは胴裏だとわかりますし、また光に透かすとよくわかります。
ちなみに。着物の縫込みがあるのに胴裏の縫込みが少ない!という場合は、胴裏を接いで裄を出してもらえますので、お直しのお店でそのように頼んでください。
簡単にやってもらえます。
お直しのコストなどについてはコチラの記事も参考になさってください^^
解いてみないとわからないこともある
しかし今回、袖を触ってみて、あーこれは縫い込みないねって思った着物がありまして。
袖幅だけを長さ広げて自分サイズにするのは無理だから、肩幅からも出さなきゃいけないなと思いつつ
でも振りの部分には結構縫い込みあるように見えるんだけど?ん?
とクエスチョンマークのまま
このブログでもめっちゃお馴染み^^
仕立ての店 藤工房さんへ持ち込みました。
いつもお世話になっている加藤社長が対応してくださいます。
和裁に関することだけでなく、訪れるたびに新商品の動向や業界内での良いお話や着物のトレンドなども幅広く雑談のなかから教えていただくことが無限大です。
さてさて、加藤社長に着物の裄を触ってもらったところ(四角のなかは社長のコメント再現です^^)
うーーん、これは縫い込み...無い、よねぇ〜肩から、出しちゃう感じになりますかねぇ?
とおっしゃったので、まあ、私もそのつもりやったんで、まあいっかーみたいな感じですねーと返答したのですが、
と加藤社長、チョキチョキ胴裏が縫われている糸を袖の部分で切って解いて中を出してくださいました。
あ!けっこう(縫い込み)入ってます!これはぜんぜん(裄)出せちゃいますね〜
マジですかー!
なんとなんと。
なぜ縫い込みがわかりにくかったのか?
着物の袖というのは、振りの部分は表生地(着物)と裏生地(胴裏)が縫い付けられています。
しかし袖付けの部分(お袖と身頃がくっついているところ)では、着物は着物同士、胴裏同士が縫い付けられています。
そして、袖の部分が身頃にすこし被っているんですよね。
着物を実際みてもらうとよくわかります。
理由①
で、まずは今回のお着物はこのかさなり部分に一癖ありまして。
極端に描いてみると、縫い目から黒い点々線までの範囲にごっつく重なりがあったので、そこのボリュームが布の縫い込みそのものに感じられたのです。
ちなみに実際の着物は藤工房さんにもう預けたので、他の着物で画像代用しています。
理由②
さらに、この袖付けの布のかさなりのところが、布の折り返している部分でさらに斜めに織り込まれていて↓(これはまた別のハギレで再現)
黄色い点線で囲ったところが斜めに一部折り込まれていて、さらにボコっとてしいたのです。
こんなこともあるんだなぁ。。。
何でもかんでも解かずに触るだけでは判断できないこともあります。
リユース着物、だから安いということもご理解いただき、お買い物の選択肢として活用していただければと思います^^
心配であれば買う前に信頼できる店員さんか、お買い物同行してくれる着付け講師などで知識経験のある方にお着物選びを手伝ってもらうことをおすすめします。
店員さんでも着付け講師でもなく、《経験豊富》な店員さん、着付け講師 です。ここは大事です。
わからないことを曖昧にしない人を頼りましょう。
家にあるお着物のお直しご相談など同じく。
当教室でもレッスン料金に合わせた時間と金額で対応しております。お気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※対面レッスンしております
(マンツーマン・ペアレッスンのみ。)
鏡(全身鏡)は人数分ご用意して、距離を取っています。
ドアノブや机類など室内のアルコール除菌を徹底しております。
レッスンでは、生徒様にもアルコール消毒、マスクの着用をお願いいたします。
レッスンご予約受付中 10月~ (ご希望の日時をご相談ください。)
予約先着順で埋まってゆきますので、はやめのご予約をお願いいたします。
→お申込み・お問合せはコチラ
この時期だからこそ、学びの時間をたっぷりと。
着物の世界に飛び込んでみませんか?