こんにちは。
京都の着付け教室 きものシャン 講師の原です。
成人式や卒業式など冬に着物を着る際に、ヒートテックなどの防寒下着を着用したいという方が多いです。
そんななかで、着付け師の目線からアドバイスを2つ。
①イメージよりも暑いです。
着物ってお洋服よりも寒くないことが多いのですが、着物に慣れていない方や、初めて着物を着る方などは体感温度がわからないため
・脇が開いている
・首の後ろが空いている
などの見た目から絶対寒いはず!とイメージを持つ方が少なくありません。
実際は暖かいですし、じっとしている時よりも動くとどんどん温まります。
理由は
・絹物の特性で保温・保湿がしっかりされる。
・襦袢と着物という絹物の重ね着による空気の層が出来る。
・補正タオルと帯をしっかり巻いているので身体が温まる。
化繊、綿、アクリルなどの洋服で日常を過ごしているとダウンコート着ないで冬の外出とかありえない!ってなりますが、着物は、面積の大きな絹物の重ね着と帯でかなり暖かいのです。
事前にお持ち物をお伝えする際に、上記についても添えておりますが、
つい先日、ヒートテック二枚重ねに防寒レギンス二枚重ねに腹巻きというバージョンの方もおられました。
お着付け前に「お出かけ先での暖房なども考えると暑いですよ」と、お伝えしたのですが
私冷え性なので... と そのときはおぬぎになりませんでした。
しかし着付けを終えて撮影スタジオに向かう途中、
なんかちょっと背中が暑いかも...気持ち悪い、、、
とおっしゃられて、スタジオでレギンスを全て脱がれて一件落着でした。
もちろん冷えにとても敏感な方はおられますし、
また40代、50代の女性はホルモンバランスの関係で暑がりになる人が多いという一般的な認識もあり、なかなか私世代の人間が、10代.20代の方に「暑いですよ」とお伝えしても、伝わらないことがあります。
(ちなみに私はめちゃくちゃ寒がりで、洋服の時は背中にカイロを何個も貼ってます笑)
いちど着物を着てしまうと、出先でヒートテック脱ぐのって不可能なので、少し肌寒いと感じたら上から着る、コートでなくてもショールなどあればいいのかなと思います。
②襟のあき具合
ヒートテックなどを着られる場合には、事前に襟ぐりがあいているもの、とお伝えするのですが、お持ちになったものが衣紋から見えてしまうような場合には、脱いでいただくことになります。
これくらいあきすぎ?と感じるくらい開いてた方がいいです。
これだけシッカリあいてたら大丈夫!というアイテムをご紹介いたします。
画像で私が着ているのがコレです。
ヒートテック系ですが、それほど暑くなりすぎないのもいいです。
袖が短いもので、コットンのものもいいですね。
適度に保温してくれます。
また和装小物として、人気のあるこちら。
結構暑くなりますが、襦袢や着物が化繊の際の肌着にはこれくらい暖かいといいかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2022年度成人式のご予約受付中です!
・振袖着付け3000円
(お着付けのみでしたら京都市内~大津市まで出張いたします。別途交通費)
・ヘアセット&振袖着付け 7000円 /ヘアセット・フルメイク&振袖着付け 10,000円
(ヘアセット・メイクのコースは烏丸御池の指定の場所になります。)
→お申込み・お問合せはコチラ