今日も着物姿でレッスンに着てくれた I さん。
くるり さんのデニム着物がとてもお似合いで、「きもの美人」生活を楽しんでる様子です。
小物にも凝っていて、帯まわりのコーディネートもステキ。
でも I さんから、「今日おはしょり 長いんです・・・泣!」 とのコメント。
裾を短く着付けてしまったぶんが、そのままおはしょりにプラスされている様子だったので、
今日は、「裾合わせ徹底練習しましょう!」
と提案。
みんな悩ましい「裾合わせ」。
特に、手脚が長くてホッソリな方は、下前の巻き込む部分が多いので四苦八苦されます。
でもコツがありますよ、手の使い方を覚えれば簡単!
練習して慣れていただければ、すっきりこのとおりです。
床すれすれの裾すぼまり。
美しい!
おはしょりもいい長さになりました。
最初短く着付けてしまったときは裾裁きも悪くて歩きにくかったとおっしゃっていたので・・・
お教室の外の廊下をちょっとウォーキングしてもらいました。
(着物二人組みウロウロ、あやしいw)
さっきと違う!歩きやすい!というIさん。後から見てても歩く姿がとてもキレイ。
残りの時間を使って、帯枕を正しい位置にきれいに乗せる練習も。
真後ろから見てもすごくきれいな横ラインです。
裾すぼまりの縦ラインとお太鼓の横ライン。
今日もまた「きもの美人」 レベルアップされました。
・細かいシワやちょっとした布のゆがみをちゃんと見つけては、いつも気にされている I さん。
ほんとにエライな、というか着付けの本質見抜いてるので尊敬してしまいます。
つまり・・・
・グラビア撮影のようなピシーーーっとした着付けをする必要はまったくありません(動くので不可能です)が、鏡で見て不自然だと思うシワがあるということは、「布が歪んでいる、無理している」というメッセージ。
・布のゆがみを少なくして、自然と身体になじむように着る練習。
シワと向き合うことは、着付け全体のブラッシュアップにつながるのは言うまでもありません。
・着物の構造を知ったり、着付けの手順を再確認してゆくうちに「このシワの原因はこれか!」とどんどん分かってゆくと思います。