日々のワードローブに、
着物を取り入れてみませんか？
「着物を身近に」をお手伝いする、
少人数制の着付け教室、「きもの りらく」です。
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師匠の吉澤暁子氏の訃報を受けてから、
先生のブログを読み返して思い出に浸っています。
先生のブログから画像を拝借して、
これまでを振り返りたいと思います。
私と吉澤先生の出会いは、2009年に
当時心斎橋のカフェに着付けを習いに行ったことから始まります。
※当時、吉澤先生はカフェの店長をされており
その一角で着付け教室が開かれていました。
当時、着物を大量に保有していた祖母が亡くなり、
それを受け継いで着ようと思い立った私は、
とにかくネットで着付け教室を検索！
センスよく美人な吉澤先生に惹かれ、
かつ個人の教室ならレッスン代金のみで受講可能という
ことで安心し、翌週から習い始めました。
先生のブログに、習い始めの私が残っておりました。
衣紋が抜けていなかったり、シワがあったりしますが、
初心者なりに頑張って着始めた頃。
躓いたところを都度丁寧に教えていただき、
家で何度も練習したことを思い出します。
忘れないよう、メモを取りながらお稽古させていただきました。
その様子もお写真に撮っていただいていたようです。
ブログにこう書かれていました。
悉皆やさんのシミ取り講座にも参加させていただいたなぁ。
この写真、左中央に講師養成コースで一緒だった
きものたまよりの千草ちゃんがいます！
そこから、着物の楽しさに目覚めた私は、
同じように着物を気軽に楽しむ人が増えるといいなと、
2010年に講師養成コースへ進みます。
講師養成コースの一期は、私を入れて5名。
年齢も近しい人たちばかりで、とても仲良くなりました。
月2回のレッスンの後はみんなでお茶したり、
おうちにお邪魔して飲み会をしたり…
先生はすっぽんがお好きだったので、
お歳暮にすっぽんのセット（生き血入り）をみんなでお送りしたっけ。
その後、吉澤先生が当時大丸梅田のくるりさん（2020年に閉店）にて
レッスンを行われていたため、
そのお手伝いをさせていただきました。
浴衣のレッスンや、
角出し公開レッスンの助手もさせていただきました。
モデルをしているのは、きものぺこら舎の良子ちゃん。
私は紐などを渡す役目でした。
宣材写真のモデルをさせていただいたことも。
くるりさんのレッスン合間の休憩時間に、
たまたま黒田商店さんが催事で来られているのを発見し、
先生が即決購入した素敵な草履。
先生の目がハートになっていたことを思い出します。
神戸ファッション美術館さんでのイベントで多くの人に
着せ付けをさせていただいたこと、
何が美しい着姿なのか、教室を持つとはどういうことか教えていただいたこと、
屋号をどうしようか悩んだこと、
吉澤先生との沢山の思い出が思い返されます。
ここ長らくお会いしていませんでしたが、
最近の先生のSNSで体調が悪いということは目にしており
心配していました。
まさか、こんなことになるとは…
もっともっとお会いしておけば良かった。
PERSOLの私たちの「はたらいて、笑おう。」というコンテンツで、
吉澤先生がインタビューを受けていらっしゃいます。
私は着物業界の未来を背負いたいわけではありません。
私の身近にいる女性たちを「着物でしあわせにする」のが私の役目だと思っています。
着物は現代人が生活する上で必ずしも必要なものではないからこそ、着物を習うことで身近に感じたり、着物の楽しさや美しさ、職人さんの技術の素晴らしさなど私が思った素敵さを真っ直ぐに伝えていきたい。
「着物業界の未来を背負いたいわけではありません」と言いつつも、
着付け師や着付け講師の育成や、
オンラインサロン「きものno学び舎」の主宰、
海外での着付けなど幅広く活躍され、着物業界にとってなくてはならない存在で、
大きな功績を残された吉澤先生。
吉澤先生、本当に有難うございました。
どうか安らかにお眠りください。
「着物で女性をしあわせにする」、
私も着物に出会い着るようになって、人生の彩りがひとつ増えました。
生徒さんにそう思っていただけるよう、
吉澤先生に教えていただいた技術や大切なことを
継承していきたいと思います。
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