こんばんは
今日も大河ドラマ「光る君へ」の話題です
第5話の源氏物語要素について書いていきます
まひろちゃんが寝込む中、怪しい僧が
母の怨霊が祟っていると言っていましたね
源氏物語の怨霊といえば、六条の御息所です
第9帖「葵」で、葵の上に六条の御息所の生霊が取りつき、
葵の上は苦しみ、ついには亡くなってしまいます
後世、夕顔を死なせた怨霊も六条の御息所の生霊
とする説がありますが、源氏物語では明言されていません
私はまだ読んでいませんが、六条の御息所は亡くなった後も
紫の上や女三宮に取り憑いているらしいです
思い詰めるタイプの人は怖い
そして、左大臣家で酒宴をする関白と右大臣・左大臣の横を
猫の小麻呂ちゃんを追いかけて倫子が横切るシーンは、
源氏物語の第34帖「若菜上」の有名なシーンのオマージュですね
猫が飛び出したことで、
女三宮の姿が柏木に「垣間見」られてしまうシーンです
「光る君へ」では、あまり仕事をさせてもらえない御簾ですが、
猫の小麻呂ちゃんは大活躍ですね
そして、5話のクライマックスに登場する六条の廃院
こちらは勿論、源氏物語の第4帖「夕顔」のオマージュですね
夕顔は昨年の「きもの文化検定」のお題にも選ばれたので、
私も何度も読みました
光源氏と夕顔が出掛けた先が、六条の廃院です
六条の廃院の元々の持ち主は、源融(みなもとのとおる)
という人で、光源氏のモデルとなった一人と言われています
彼は帝の子どもとして生まれましたが、天皇にはならず
源氏の姓を名乗って臣下になった人です
光源氏と全く同じ境遇ですね
光源氏のモデルとなった人は藤原道長が有名ですが、
他にも数人いるらしいです
ということで、今日は5話の源氏物語要素についてでした
夕顔はいっぱい勉強したので出てくると嬉しいです
それではまた~