こんばんは
さて、公言していた通り大河ドラマ
「光る君へ」の感想を書いていきます
今回はイチ視聴者としてのミーハーな感想を
平安時代の考証的なものは別の機会に細かく書きます
率直な感想は「これ、1年ついて行けるかしら…」でした
いやいやいや、そうはならないでしょ
と何度思ったことか
極め付けは衝撃的すぎるラスト直前のシーン
…うん、ドラマだもんね
「平安時代の風習として相応しくないかも
しれないが、これはドラマなんだから大目に見ろ」
という制作側の声が聞こえてきたように感じました
そういえば、10年くらい前の大河ドラマが
史実に忠実に作りすぎて「画面が汚い」と
指摘を受けたことが話題になったこともありましたね…
ドラマチックさと史実に忠実であることのバランスを
取るのって難しいのですね
さて、1話はユースケ・サンタマリアさんの演じる
安倍晴明の天体観測から始まりました
「晴明」を現在広く普及している音読みの「セイメイ」
ではなく、訓読みの「はるあきら」と読ませているところに
こだわりが感じられますね
夜勤がメインの寝不足そうで不健康そうで
幸が薄そうで性格の悪そうな安倍晴明、大変良かったです
創作上でよく見かける華麗な美男子で
不思議な術を使って悪霊を払う安倍晴明も好きですが、
本来、陰陽寮所属のお役人であり、
天体観測をして暦を作り、吉凶を占うのが仕事と考えると
今回の安倍晴明の解釈は良いのではないかと思います
そして、紫式部の父親役の岸谷五朗さん、
研究が好きな学者肌、知識は十分だが政治的な
根回しは苦手な感じが大変よくお似合いでした
そこへやって来るイケオジの佐々木蔵之介さん
平安時代の装束もよくお似合いで
とっても素敵でした〜
華やかな容姿で世渡りがうまそうな感じが良かったです
実家が京都の酒蔵である佐々木蔵之介さんが、
お酒を持って登場するだけでちょっと面白いのズルイ
ネタバレになっちゃいますが、この人が
紫式部の将来の夫になる方です
史実でも20歳くらいの年の差婚だったようですね
現代の感覚だと拒否感も出そうですが、
こんなに素敵な人だったら20歳差でも良いかなと
思わせてくれそうですね
今回私が注目していたのは三石琴乃さん
道長の母親役で登場されました
三石琴乃さんといえば、美少女戦士セーラームーンの
主人公・月野うさぎの声を担当されていた声優さんです
NHKの子供向け番組でも長く活躍されており、
アラフォーの私には非常に耳に馴染んだ声で、
とても親近感のある方です
顔を出して俳優さんとして活動される姿を見るのは
初めてでしたが、やはり素敵なお声でしたね
後日気付いたのですが、道長の「この世をば…」の有名すぎる歌にも
月が出てくるし、1話の副題も「約束の月」だし、
制作側は月にこだわっている…
だからこそ、道長の母親の役に三石琴乃さんを当てたのかなと
思ったり
2話の開始時点で既に故人とのことで、1話だけの登場で
とっても残念です…
回想シーンとかで再登場していただきたい
子役さんたち、皆良かったですね
まひろちゃんも賢くて可愛かったし、
三郎君の愛され末っ子感も可愛かった
東宮の破天荒ぶりも素晴らしかったです
最後に外せないこの方、次男道兼が超ひねくれてて良かった
真面目で優秀な長男、その長男と比べられてひねくれる次男、
皆に愛され自由にのびのび育つ三男…
現代でも通じるような関係性は、
さすがの脚本だなと思いました
とはいえ、最後のアレはやりすぎだと思うけど
ということで、ミーハーな感想でした
深掘りするアレコレは、またの機会に
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私の激推し本の著者の方です
有職故実の研究をされている方で、今回の大河ドラマに
ついても色々深掘りしてお話しされているのですが、
初回放送の直前のつぶやきは、なんと
登場人物が座っている「畳の縁について」でした
目の付け所が渋すぎてシビれました
めちゃくちゃ勉強になります
それではまた〜