蔵にお預かりさせていただいている

  おきものの中には、

  代を超えてご着用されているおきものも

  ございます。

  

  そのお客様は、

  ご自身のおきものだけでなく、

  ご自身のお子様にお誂えされた

  おきものもお預け頂いています。

 

  今や、そのお客様のひ孫様の代までが、

  そのおきものをお召しになられる

  お年頃になってこられました

 (七五三や十三参りそして成人式にむけて)。

 

  ご自身がお召しになったお振袖を、

  当店の蔵にお預け頂いているお客様も、

  お孫様が高校生となられ、

  成人式に向けてご準備を始めて

  くださっておられます。

  

  ひ孫様のお名前までは、

  さすがに覚えきれませんが、

  だいたい、

  どちらに何歳ぐらいのお嬢様が

  いらっしゃるかは、

  今のところ把握しております。

 

  この先、成人式までとなりますと、

  少々自信がございません。

 

  今の所、ご着用されたご家庭が、

  そのお手入れ代をお支払い下さり、

  蔵の保管料は、

  ご本人様がお支払いくださってます。

 

  よく私がお客様に申しますのは、

  きちんとお手入れをしていただき

  良い環境で保管して頂いたら、

  親子三代、100年はお召しいただけます。

  と申しております。

 

  今まさにその三代目の方が

  やがては、四代目の方が

  お召し下さろうとしているのです。

 

  ただ、そのお客様のお嬢様が4名おられ、

  それぞれにお嬢様を1名から3名

  ご出産されておられまして、

  そのお子様の数となりますと、

  かなりの人数となりますから、

  ご着用される頻度が並外れて多く、

  その分お手入れの回数も多くなります。

 

  いずれ、どこかのタイミングで、

  お振袖も縫い直しをされた方が

  良いのではとも思いますが、

  これも、なかなか難しいです。

 

  このように、

  蔵にお預かりさせていただいている

  おきものも、こうして、

  代を渡って受け継がれるお品物なので、

  次の代に、

  きちんと情報を伝えていかねばなりません。

  

  

  お問い合わせは、きもの蔵人みやもとまで。

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