お振袖状況に変化が生じて参りました。

 

  最近の傾向と致しましては、

  成人式に出席される方の約3分の1が、

  ご購入され、3分の1がレンタルされ、

  残りの3分の1がママ振り

  (お母様やおばあちゃまの振袖)

  だと言われております。

  

  親子3代でお振袖を

  ご覧に来られる方の大多数は、

  おばあちゃまがスポンサー。

 

  そうでなくても、

  おきもの好きのおばあちゃまが

  多かったのです。

 

  ところが、ついに、

  お母様がレンタルの世代に入りました。

 

  そうなりますとお嬢様が

  お振袖を欲しいとおっしゃっても、

  お母様もおばあちゃまも、

  どうせお振袖なんて着ないからと

  おっしゃるのです。

 

  それはそうです。

 

  なぜなら、

  お母様がレンタルされたのですから、

  その後お召しになるはずが無いのです。

 

  お母様が買っていただいた方は、

  だいたい良く着たとおっしゃるのです。

 

  ですが、袖を切ってしまわれたり、

  お嬢様がお気に召さないので、

  レンタルに変更もしくは

  ご購入下さる場合が多かったのだと思います。

 

  当店でも手縫いで正絹に拘った

  正統派レンタルもたくさん

  取り揃えておりますし、

  レンタルがいけないと

  思っている訳では無いのですが、

  ああもきっぱり、

  「どうせお振袖なんて着ないから」と、

  おばあちゃまとお母さまが

  口を揃えておっしゃると、

  なんだかなあと

  さみしい気持ちになってしまいます。

 

  今までは、

  バブル時代の良いお振袖を

  買っていただいたお母様のご来店で、

  お直ししてお召しいただくという方が

  多かったのですが、

  ここからは、

  それも無くなってしまうのかと思います。

 

  お振袖事情が、

  今後どうなってしまうのか・・・

  また、ご報告いたします。

 

  

  

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