実は、私、石川県の金沢市の生まれです。

  元旦から被災された皆様の事を考えると、

  ブログの更新などしている場合では、

  ないのではないかと、

  随分悩みました。

 

  その上、2日には、

  驚くような事故も。

 

  でも、だれかの悩みの解決に、

  少しでもお役に立てるのであれば、

  立てたらいいなと思い、

  今年初めての、ブログを書こうと思います。

 

  先日、突然、

  飛び込みでご夫妻が入って来られました。

 

  どうも、お嬢様がご出産されて、

  手持ちの掛け着を箪笥から出して

  見てびっくり仰天。

 

  何かで調べて、突然ご来店されました。

 

  3歳のお祝いでお着せになったようで、

  お袖の丸みを作っておられましたが、

  付紐が明らかに掛け着の付紐でした。

 

  ですが、長襦袢

  (通常はかけ着の下着を使います)

  も無く、全体的に時間のたったシミが

  あちらこちらにありました。

  

  お宮参りに使うものですから、

  時間の猶予もあまりありません。

 

  最短で仕上げなくては、

  ならないのですが、

  この下着を表地に合わせて作ってくれる人が、

  どうしても、

  現物がないと縫えないと申します。

 

  困りました。

 

  京都のいつもお世話になっている

  悉皆屋さんに相談したところ、

  今は、仕事が無くて暇なので、

  シミを隠すだけなら

  1週間でできると申します。

 

  もし、全体も洗うとなると

  もう1週間ほしいと申します。

 

  通常、お宮参りはお生まれになってから

  男子なら31日目、

  女の子なら32日目にすると

  されていますが、今は、

  あまり固いことは言わず、

  ご両親様、祖父母様のご予定の合う時に、

  お宮参りをされます。

 

  うちの長男の所の3番目の孫は、

  ちょうどその頃体調も悪く

  暑くもなっておりましたので、

  お兄ちゃんの5歳のお祝いと

  合わせてやりましたから、

  すでに3か月位経ってしまっており、

  撮影に使う帽子に頭が

  入らなかったのを思い出します。

 

  そこで、

  お持ちくださったおばあちゃまに

  ご連絡したところ、

  それ程急がないとの

  お許しを頂きましたので、

  きちんとお手入れもしていただくように

  致しました。

 

  下着を作る前に事前事後を確認しましたが、

  とても良くできていました。

  

  これなら、お孫様にお着せ頂いても

  恥ずかしくないと思いました。

 

  ただ、やはり、工賃が、

  倍まで行きませんが、

  値上がりしたように思います。

  

  

  お問い合わせは、きもの蔵人みやもとまで。

           「友達追加」でイベント情報をお送りいたします。