七五三の時期が

  近づいてきました。

 

  本来、おきものを作らせていただく時には、

  身長をお聞きして、

  裄と襦袢丈を頂戴し、

  ヒップとお胸が大きい方の場合は、

  バストを図らせて頂いて、

  寸歩を決めさせて頂きます。

   

  ただ、三歳さんの場合は、

  おなかがポッコリ出ている場合があり、

  普通に襦袢丈を測っただけでは、

  着丈がわかりません。

  

  これは、男性物の時も同じで、

  基本となるおきものやお襦袢を

  羽織っていただき、

  寸法を決めさせていただきます。

 

  ただ、おきものの腰揚げをするのは、

  五歳ぐらいまでで、

  本来、七歳は、

  長じゅばんは腰揚げをしますが、

  おきものは、

  着付けの時に大人と同じように

  腰ひもで身丈を調節します。

  

  これは、

  裾線をきれいにするためだと思われます。

 

  最近、着付けが難しいからと言って、

  大人物までも、

  仕立ての時に腰揚げをして、

  お納めする仕立方も出てきています。

 

  しかし、やはり、

  ご自身で腰ひもで

  お召しいただいたほうが

  裾線はきれいだと思います。

  

  お着物のご相談は、きもの蔵人みやもとまで