きものを処分したいと言う方が、

  時々おられます。

 

  私はもう着ませんし、娘も全く着ませんので・・

 

  良くお聞きしてみますと、

  ご本人様は六十代~七十代、

  お嬢様が三十代~四十代。

 

  確かに、お子様のご婚礼の時期は、

  親戚筋含めて何かとおきものを

  お召しいただく機会もおありだったと思いますが

  それを過ぎると、

  何だか全くきものに縁遠くなってしまいます。

 

  しかし、お嬢様のおきもの年齢は、

  これからですし、

  今度は、お孫さんの結婚含めまた、

  おきものをお召しいただく

  機会が出てくるものです。

 

  先日ある雑誌を見ておりましたら

  (その雑誌には、お正月以外、

  全くきものを掲載してなかったのです)、

  四十代になると体型が変わり

  洋服が似合わなくなる。

 

  その点きものは、

  いつまでも着る事が出来るし、

  着れば着る程似合うようになる・・・

  と書いてありました。

 

  あのような雑誌もきものの特集を

  組むほどきものを

  注目する方が増えてきており、

  アラフィフをターゲットにした

  雑誌だけにその年代の方が

  きものに興味を持ちつつあると

  言う事だと思います。

 

  今、お手持ちのおきもの

  (お母様やおばあ様から

  譲り受けたおきものも含めて)を、

  もし全て改めてご購入になるとしたら、

  それは大変な費用が掛かるはずです。

 

  本当に処分した方が良いものか

  どうかがお解りにならないようでしたら、

  いつでも、お手伝いさせて頂きます。

 

  当店では、

  そういったおきものの処分や

  買い取りは致しませんが、

  判断をするお手伝いは致します

 

  たとえ今必要ないと思っておられても、

  いつ何時、

  お嬢様がテレビを見ていて思い立ち、

  無料の着付け教室に通いだして

  しまうかもしれないのです。

    

  その時、何もないとなると、

  また、新たにおきものを

  ご購入になることになってしまいます。

 

  お手元にあれば、

  少々寸法が合わなくても、

  何とかなると思います。

 

  それから直されても、

  間に合います。

 

  捨てるのはいつでも捨てられますが、

  一度捨ててしまわれたら

  拾いに行きたくても拾いに行けません。

 

  どうか、お邪魔だとは思いますが、

  大切に、保管をされて下さいませ。

  

  場所にお困りの場合は、

  当店の蔵にお預けくださいませ。

  

   お着物のご相談は、きもの蔵人みやもとまで