女性のきものの身丈は、身長から割り出します。

 

  頭の長さが、おはしょりの分となります。

 

  頭の大小はありますが、

  少々の事なら紐の位置でどうにでもなります。

 

  しかし、つい丈の男物や腰揚げをする

  三歳のきものの丈は、

  身長で割り出すなどという簡単な訳にはいきません。

  お腹の出具合、肩まわりのお肉のつき方、

  頭の大きさなど色々な要因で、

 身丈は変わってきます。

 

  大人の女性の長襦袢の丈を決める時のように、

  メジャーで測って決めてしまうと、

  いざ、お召しになった時

 ツンツルテンになってしまったこともあり、

  大変です。

 

  ですから、基本的には、

  おきものを羽織っていただき、

  採寸せねばなりません。

 

  それでも、身巾などが合わないおきもので測ると、

  少々違ってくることもあります。

 

  難しいものです。

 

  その上、同じ方のおきものでも男性の場合、

  痩せてこられたり太られたり

  腰が曲がって来られたりによって、

  身丈が変わります。

 

  腰が曲がって来られた男性のきものも、

  前上がりを付けないと丁度良い寸法にはなりません。

 

  きものは、洋服と違って少々体型が変わっても

  問題なく着られると言われますが、

  さすがに、五キログラム以上体重に変化があると

  着姿が美しくなくなってしまいます。

 

  皆様は、きもの寸法を変えますか?

  それとも、体型を変えますか?

   

    お着物のご相談は、きもの蔵人みやもと

 

 

まで