当店では、時々、オーダーシューズの受注会を開催しております。

 

 これは、靴を作る工場の人たちが、

 色々なブランドからの注文に応えているだけでなく、

 きものの問屋さんを通して小売屋で直接お客様から受注する、

 簡単に言えばそのようなことです。

 

 ですから、最近入社した当社の社員が、

 私の作ってもらったオーダーシューズと同じ形の靴に、

 別のブランド名が入った靴を履いていました。

 

 このオーダーシューズを作るには、

 まず、足形を職人さんにとってもらいます。

   

 たいていの方が、「私は、甲高で幅広なんです。」とおっしゃるそうですが、

 実際に測ってみると、かえって、

 細身であったり標準あるいは薄い足の方も多いようです。

 

 ずっと23㎝のサイズだと思っていた方が、

 5㎜小さいサイズでも良かったり、

 あるいは、左右でサイズが違う方もおられます。

 

 足形を取った後は、靴の形を決めます。

 

 足の形によって向く靴がありますので、

 職人さんがアドバイスをしてくれます。

 

 そして、最後に、皮を決めます。

 

 色や柄が色々ありますので、好きなものを選ぶことが出来ます。

 

 私は、シンプルな靴が好きですから、

 黒・茶そして、季節によっては白や薄茶をお願いします。

 

 今まで、ずっと購入していた靴屋さんでは、

 靴の敷き皮の下に土踏まずのスポンジのようなものを入れてくれて

 調整してくれましたが、

 東京まで靴を履いて行って帰って来ると、

 出来れば、鎌倉駅から裸足で歩きたくなるほど、

 足が痛くなったものでした。

 

 しかし、このオーダーシューズを履くようになってからは、

 全く大丈夫!

 

 大変快適です。

 

 納品の時に、職人さんがフィッティングしてくれるので、

 今は試し履きも必要ありません。

  

 いつもの形で何色ね!とお願いすれば、良い靴が出来てきます。

 しかも、オーダーシューズとしては格安で・・・

 次は、6月の予定です。

 

 有名ブランドの靴をかっこよくしかも痛くなく履けるのであれば、

 他所様のお宅で靴を脱いだ時にも素敵だと思うのですが、

 今となっては、骨折するくらいなら、

 痛いのを我慢するくらいなら、

 「彩」と書かれたどこのお靴かわからない

 当店のオーダーシューズが一番ありがたいと思う、今日この頃です。

 

  次回の受注会は、6月19日(金)と20日(土)に予定しております。

 

 

  お着物のご相談は、きもの蔵人みやもとまで