先日、お客様と歌舞伎を見に行ってまいりました。
思ったより早く着きましたので、銀座の呉服屋さんを覗くことにしました。
私たちよりも、お客様のほうが呉服屋さんには詳しいので、
教えていただくことにしました。
時々、社員と敵陣視察とばかりに呉服屋さんを覗くこともあるのですが、
何となくやましい気持ちがあり、意外と外から覗いて終わってしまいます。
と言うより、どこに有名な呉服屋さんが在るのか、知らないのが現実です。
しかし、今回は、お客様もご一緒でしたし、ご案内頂いたので、
安心して、入店することができました。
そして、どのお店も、今尚続けているところは、
やっぱり、頑張っていらっしゃるなあと思いました。
あるデパートの新館に出来た呉服部も覗きました。
本来、きものというのは、誰にでも興味を持っていただきたいけれど、
なかなか難しく、興味を持っていただいた方には、
ゆっくり、じっくりご覧頂きたいものです。
しかし、きちんとしたデパートのお店ですから、入口になるべきお店、
ランクアップするべきお店、
ハイクラスな方向きのお店と切り口を変えて
色々ご用意されているのだと思います。
では、当店は、どんな所にこだわって、
これからの店造りをしていくべきなのでしょうか?
私が思いましたのは、鎌倉ならではの、時の流れがゆったりした空間や、
和風建築にこだわった店づくりだからこそある自然の光や、
代々継承されるが故に感じていただける安心感などを、
店造りの根幹にして行かなくてはならないということです。
そのために、何ができるのか、また、何をするべきなのかを考えれば、
自ずと、進むべき道や方法が見えるのかもしれません。
だからこそ、お越しくださるお客様に、私たちは感謝し、
常に、お楽しみいただけますよう、努力せねばなりません。
これからも、皆様に可愛がって頂ける店造りをして参りますので、
末永く、宜しく お願いいたします。
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