着物コモノ2008 はじめ | 着物コモノ 2021

着物コモノ2008 はじめ

和装の主人公は「長着(着物)」。


人の手で紡ぎ染め織られた布の質感に、過剰な装飾はいらない。けれど引き立てる「小物」は必要だ。
イマドキ風だったらセオリー無視で着崩したり、女の子はレースやビーズでキラキラで乙女っぽくしたり?
でも普通に着たい人には、ちょいとキツい。
着物初心者だったら、「ちょっとだけ」自己主張できればヨシって気持ちもある。
愉しむ着物を演出してくれるのは、気負わずラフになり過ぎないでもキッチリ作られている、程よい「和装小物」。
例えば30代40代が身につけて「お、それカッコいいね」とか「面白い!」と言われるもの。
量産品や工芸品とは一味違う、身につけるアートを提案したい。


そんな考えからスタートした「着物コモノ2008・夏」。
ギャラリー世田谷233 に集う作家で結成されたキモノコモノ連が、233的な和装を提案すべく動き出します。
今回のテーマは「浴衣にも使える夏小物」。
その7月のお披露目まで、この場を通じて作家さんや着物のことをお伝えしていく所存です。
無事に世田谷線を背景に浴衣で乾杯が出来るよう、皆様よろしくお願いいたします。


発起人&コーディネイター 新井ひで