その1の続き
撮影場所について、まずは家族写真から。
それぞれの定位置に立つ。
もちろん息子は定位置にじっと立つなんてできるわけがありません(^^;
私たち家族としてはびしっとまっすぐじゃなくても良い表情なら座ってても良いし抱っこでも良いし、みたいな感覚でバシャバシャどんどん撮ってもらって選べばいいと思っていたのですが…
スタジオの方
「おーちゃんこっちだよ~」
「こっちこっち~♬」
「これなーんだ?♬」
…
なかなかシャッターが下りない…?
なぜ?
早く撮ってもらわないともうそろそろ限界だよ息子・・・!!(>_<)
そして限界を迎えてきた息子、
泣き出し、脱走しだす。
もうなんかスタッフさんも
「どうしましょ・・・」
的な気まずい雰囲気。
極めつけはスタジオの素晴らしいフラッシュ
感覚が過敏な息子はそれで一発アウトでした。
ブワーーーーっと泣き出し
脱走(いや暴走)
これ以上ここにいるのはあまりにも可哀想と判断し撮影を終わらせてもらいました。
旦那と一緒に外に出てもらい、私は写真を選ぶのと支払いと。
でその数少ない写真の中からこの写真だけまともなんです。
息子の足と手が彼の不安を物語ってます・・・(^^;
何が失敗したって、
「普通の感覚」が分からなかったこと。
普通の5歳の撮影なら
「ここに立って」が通用します。
「こっち見てね~」も通用します。
「笑って~」とかもある程度反応してくれるのかな?
だからスタッフさんはその通用する瞬間を待っていたんですよね。
だってプロですから。
だけど
私たち家族はそんな「瞬間」が来るはずもないことを知っている。
というかそれが当たり前。
「呼んでも反応がないのは当たり前」
「指示が通らないのが当たり前」
なんで外での撮影を選ばなかったんだろう。
袴を買って着付けも練習して私が着せたら良かった。
最初から障害の特徴をちゃんと伝えれば良かったんだ。
いろいろぐるぐるして泣きそうになるのをぐっとこらえてお支払いしました。
「ふつう」ってなんでしょうね?
私は今すごく恵まれた環境に息子がいて、それが居心地が良くて、まさに「井の中の蛙」だったんだと思います。
「障害を知ってもらう事」をしているけど、「ふつう」から逃げてた。
なんか逆?
当たり前がいっぱいある事、当たり前じゃないことがいっぱいある事がよーく分かりました。
今回の七五三はちょっと苦い思い出
でもね、7歳でリベンジしようと勝手に思っています(^^)
羽織袴をそろえて、着付けも勉強して、のびのび外で思いっきり走り回ってお祝いをしたいと思います。