能の世界の演目にー翁ーがある


この演目はー能にして能にあらずーといわれている


他のものとはまったく別格に扱われている

神聖という見方をされている、神ごとなのです


翁渡りという、全員が橋掛かりを通って登場する


演者全員が、舞台に出る前に、米を噛み、塩で身体を清め、神酒を飲み、そして火打石で切り火をうける

神事を執り行う姿勢としておこなう


囃子方、地謡方の衣装も普段使用でない着物に侍烏帽子姿で最高位の礼装に身を包む


扇も鶴、亀が描かれ亀の背中から松の木が生える図柄です



翁面を支えているのはー神への祈りの心ーです


五穀豊穣、天下泰平、の祈祷につながっています


さて、本日の帯留めは柘製ですが、翁面の緻密な彫り面の顔、さらに、翁の曲に必要な、扇も共に彫り、金箔の上に松の緑が描かれています


裏には彫られた方の名も刻まれています


翁面だけの帯留めは見かけますが、金箔扇つきの帯留めは見掛けません

神事として舞うー翁ーの神に祈る気持ちが籠っている帯留めの感じが出ている雰囲気のものです



能鑑賞のおりにうってつけの留め具かも知れません


普段でも天下泰平を願う帯留めとして、使いたいものです。





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