夏に着る着物って?女性が気になる夏物の種類や特徴 | 縁結び専門都心からでもすぐ行ける 川越の着物レンタル屋

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はじめましてENふらりの凛です。関東最強の縁結び神社で知られる氷川神社がある埼玉の川越で着物レンタルショップの開店準備中をしております。このブログでは観光地川越の近情やキモノや日本文化を通して全ての人に役立てる情報を書いていきます♪


今日も夏日

蒸し暑い日となりましたね。

気分だけでも涼しく

自分の持っている紗の名古屋帯で

コーディネートしてみました。


 

 

 

 

 

 

夏の和装といえば、一般的に

浴衣のイメージが強いかもしれませんが、

実は夏着物というジャンルがあるのはご存じですか?


透け感のある素材で涼やかな装いを楽しめる盛夏ならではの着物。

今回は、そんな夏着物にフォーカスしご紹介してみたいと思います。

 

 

目 次

 

絽(ろ)、紗(しゃ)、羅(ら)

この文字を見て皆さま何をイメージしますか?

私は、何となく日本のものではないイメージを抱きました。

 

それもそのはず。

古代、日本の染織は、朝鮮半島や中国からの影響を受けて発展してきました。

歴史の勉強のようになってしまいますが。

 

 

それに習って日本の飛鳥・奈良時代に錦・綾・羅などの織物や染物が製作されました。

 

なるほど...ですよね。

羅(ら)とは?

羅=網目が大きくスケスケ

 

 

 

 

羅を織るには4本の縦糸を複雑に絡ませ、そのあいだをまっすぐに緯糸が通ります。

 

 

 

⬇️紗の着物✖️羅の帯

image


糸が斜めに渡るため見た目は菱型となり、ねじりに強いのが特徴です。
ただし複雑な織り方のため特殊な機織り機を使わなくてはならず、

通常の機織り機で織ることができる紗に押され、生産量は減っています。 

紗(しゃ)とは?

紗=網目が細かい

 

7月8月


「紗」はカジュアルからセミフォーマルまで幅広く着られる生地で、「絽」以上の透け感があり、見ためも涼しげ。

 

しかし、「絽」に比べてワンランク下の生地になるため、格式を重んじるシーンでの着用は避けたほうが無難です。

 


 

紗は緯糸を1本ずつ取り、そこに縦糸を2本ずつ絡ませて織り上げる

薄く透き通る絹織物です。

 

 

 

平安時代ごろには大流行しました。
羅の派生です。

 

現在では雅楽の装束にも使われ、

素材のイメージは

何となく馴染みがあるのでは

ないでしょうか?

 


「紗がかかったような」という言葉は、

布の向こうがぼんやりと透けて見えること

からできた言葉で

なんだか幻想的で素敵ですよね。

絽(ろ)とは?

絽=網目じゃない部分と、網目部分が同居

 

7月8月

 

この絽は、恐らく夏に目にすることが一番多いと思います。

 

絽は、羅、紗が、さらに変形してできました。

職人的なお話ですが、

絽の生地は、緯糸数本おきに縦糸を捻って
隙間を作りながら織り上げています。

 

 

  

 

 7本絽

 

三本絽、五本絽などがあります。
七本絽、九本絽といったものは、
 

隙間が少なく、透け感が控えめなのが特徴です。

また、経糸で隙間をを作る経絽という
織り方もあります。

 

 

  

 

 

「絽」は結婚式やパーティー、卒業式などフォーマルの席で着ることができるため、

留袖や訪問着、色無地などに仕立てられます。

    

格はどっちが上なの?着用シーンは?

基本的に、格としては、絽が上です。


は結婚式やお茶席などの
フォーマルの席にふさわしい生地で、
訪問着、色無地など正装用の着物に用いられます。

 

絽より透け感のある紗は、
糸と糸の間の隙間が多い分、
友禅模様などの細やかな柄を
美しく染めるのが難しくなってしまいます。

 

そのため、小紋などに染めて、
カジュアルからセミフォーマルの
着物として楽しみます。

 

 

 

 

如何でしたか?

夏の着物はとっても軽くて着やすいです♪

 

浴衣以外にも夏は薄物の着物を

おしゃれ着にしてお出掛けするという

贅沢を楽しみたいですね。

 

ENふらり 凛

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