目 次
海外へ渡した着物リレーバトン
自粛中に流行った
〇〇リレー
皆さまはリレーされましたか?
着物リレーが回ってきました。
私が渡した先は
アルゼンチンに住む友人です。
彼女の家にはお祖母様のお着物が
沢山あって
アルゼンチンに居ても
日本の家に居るような
ほっとした事を思い出します。
さて、
突然質問ですが
彼女が着ている着物
何の種類かわかりますか?
1. 振袖
2.小紋
3.付下げ
4.訪問着
付け下げの特徴
答えは「付け下げ」
今日はせっかくなので付け下って何?を解説してみたいと思います。
【付け下げの特徴】
1、左側に柄が入る
2、帯次第でいける場所と格式が変化する
3、訪問着より格式張ってはいないが、でも見た目はあまり変わらず華やかなのでセレモニーなどにはとっても便利です
帯次第で用途が変わる!
袋帯の場合
⬇️
入学式、卒業式、お宮参りなどセレモニーへ着ていける♪
普段の気軽なお食事会や観劇などに着ていける
普段の気軽なお食事会や観劇などに着ていける
名古屋帯の場合
⬇️
普段の気軽なお食事会や観劇などに着ていける♪
※高級レストランだけどカジュアルダウンしたい時は金や銀のキラキラした豪華な名古屋帯がぴったり
合わせる草履
■フォーマル付け下げの場合
底が厚め、金銀が入っている
鼻緒の生地が着物の生地、織の生地になっている草履がオススメ!
鼻緒の生地が着物の生地、織の生地になっている草履がオススメ!
■カジュアル付け下げの時
底は低め、シンプルなエナメルタイプやカフェ草履なども素敵です!
訪問着と附下の見分けかた
【訪問着と附下の見分けかた】
ポイントは左肩!
袖の縫い目に注目します
- 袖の縫い目をまたがって柄がつながっていたら訪問着確定。
- 袖の縫い目で柄がつながっていなかったら附下。
ちなみに訪問着と附下は衿の縫い目でも判断できます
職人さんからすると縫い目をまたがって柄をつけるのは特別に手間がかかるんです。
着物の形に縫ってから下絵を描く必要があるからです。
- 手間がかかる
- 見た目も豪華
だから訪問着は格が高いんです。
続いて附下を絞っていきましょう♪
附下には、附下訪問着、附下、附下小紋があります。
附下と附下訪問着の見分けかた
【附下と附下訪問着の見分けかた】
左袖の縫い目をみて、柄がつながっていなかったら附下でした。
さらに絞り込んでいきます。
次のポイントは裾!
③柄が衽線をまたがってつながっていたら附下訪問着
④柄が衽線でつながっていなかったら附下
着物の種類と格付けについて
図で表すとこのような感じです。
しかし、格が違うと言われても、なかなか創造がつきにくいと思いますので、
わかりやすく言いますと
「振袖・留袖は、フォーマルドレス」
「色無地はリトルブラックドレス」
「訪問着はシャネルのスーツ」
「小紋はちょっとしたお出かけ着」
「紬や浴衣はデニム」
と言った感じです。
ですので、着ていく場所によって選ぶ着物も変わってくることが分かりますね♪
如何でしたでしょうか?
ポイントを抑えて着物ライフを楽しみたいですね!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
ENふらり 凛