国府宮はだか祭 | 着物美人になりませう

国府宮はだか祭

稲沢生まれの稲沢育ちで「はだか祭」に対して熱い想いを寄せるU様から「お宅の社長さん今年還暦だよね?なおいきれに書いて奉納してあげるから!」とありがたいLINEを頂戴しました。

 

 

今年はうるう年のため、通常の布より1寸長い布を用意するのが昔ながらの伝統だそうです。本当にありがたいお話です!

 

2月22日、愛知県稲沢市で天下の奇祭、「国府宮はだか祭」が行われます。午前9時から儺追笹の奉納が始まりますが、この儺追笹(なおいざさ)奉納に初めて女性が参加します。

 担いでいる笹には、祭に参加できない人などが厄除けを願って氏名や年齢を書いた布が結び付けられていて、これを勢いよく境内に運び込みます。

 

<このはだか男達の揉みあいは、江戸時代末頃から始まりました。>

儺追神事の当日は、朝5時に行なう「神男一番祈祷」を皮切りに、厄除けのご祈祷を受ける人や御守りの「なおいぎれ」等を受ける人々で境内は雑踏します。午後三時になると神男が参列し、本殿において「儺追神事」を斎行します。その頃拝殿の外では近隣各地区からの裸男達の集団が次々と「なおい笹」を捧げ喚声を上げて威勢良く拝殿へ駆け込んで来ます。最後に小池正明寺地区の手桶隊が登場し、裸男達をめがけて水をかけます。すると裸男達は待ちわびたかのように一層大きな喚声を上げ神男の登場を待ちます。

この時から神社周辺は異様な雰囲気に包まれます。神事の最中、神男は警護の者に守られ、全身無垢の姿で参道に群がっている裸男達の中に飛び出します。 裸男達は、神男に触れる事で自分達の厄災を祓うことが出来ると信じ、一斉に神男に殺到します。 神男が、はだかの群集に揉まれ触れられ人々の厄災を一身に受けて儺追殿に納まった後、神事が終了致します。

 

さてこれで「厄払い」も無事に終えいよいよ「問屋☆THEバーゲン」の開幕です。