松坂屋コレクションへ
江戸時代の松坂屋を描いた絵画や、桃山時代から江戸時代に制作されたきもの、能装束、陣羽織、甲冑、調度品など名品150件余の展示でした。
中でも小袖が素晴らしく、まるで大奥の世界でした。
子供の小袖も展示されていました。
江戸時代の服飾形式の中心であった小袖は、形がシンプルなため、模様や色などの意匠を見せることが重視されたそうです。。
上層階級の女性たちは、小袖の意匠に想いをめぐらし、常に新しい表現を求めました。
呉服商は、注文主である女性たちへ意匠を提案し、作り手との仲介者となり、小袖が仕立てられました。
小袖はまさに江戸時代の高級注文服(オートクチュール)として生み出されました。
季節や着用の場面に合わせて選ばれた小袖の意匠には、花や草木、風景の表現が多く見られ、自然の情緒を大切にする日本人の季節感が豊かに表出されています。
また、松竹梅や貝桶や七宝始め吉祥模様が多く、今もなおおめでたい模様として好まれて続けています。
また、多彩な調度や器物を斬新な意匠へと昇華させるとともに、和歌や物語などの古典文芸にちなむ意匠を表すなど、小袖における独創的な表現からは背景となる日本の文化がうかがえます。
(堀場真珠美 筆)
久しぶりにゆっくりと流れる「時間」を体感させていただきました。
着物姿もちらほら見え、メモをとったり、スケッチしていたりと熱心な姿に感心しました。
出口に「きもの」関連の本があまりにもたくさんあり、びっくりしました。
今年のGW以降は呉服業界全体がNHK大河ドラマ「お江」に相乗りして「小袖展」を展開しますが全体のムードがよろしくないためにどうなることでしょうか?
我々自身が自粛し萎縮していてはとも思うのですが・・・今日は女房に誘ってもらい、感謝をしております。
(代表者 筆)
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