着物と季節2
◆ 帯の材質
最近では、軽くて薄く、柔らかな風合いの帯が好まれ、単
の季節でも袷用の帯を合わせることが多くなりました。
しかし、薄物の季節に近づくとやはり夏用の薄物の方が見
た目にも涼しく締め心地も良いですね。
袷の季節…絹物(錦・緞子・綴れ・塩瀬)
合繊(錦・緞子・綴れ・塩瀬
単の季節…芯入れ仕立ての夏帯 薄生地の袷用の帯
薄物の季節…絹物(絽・紗・羅・博多献上 ほか)
上布(麻・芭蕉 ほか)
木綿 合繊
※夏の絽綴れの名古屋帯は、お太鼓の部分をかがらずに、
二枚重ねのようにして仕立てる夏仕立てが涼しげで、
別名をトンネル仕立てといいます。
◆ 襦袢の材質
袷の季節…袖無双 絹(綸子・精華ほか)・合繊
単の季節…単仕立て 絹(綸子・精華・絽ほか)・
合繊・麻混紡・麻
薄物の季節…単仕立て 絹(絽・紗ほか)合繊・
麻混紡・麻・木綿
※袖無双…袖のみ袷のものを「そでむそう」と言います。