Kimono生活 店主雑記 -128ページ目
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茶の湯のススメ

茶の湯


私の原点と言える茶の湯。

そう思えるようになったのはつい最近のこと。


始めたきっかけは、叔父が以前通っていた、

江戸千家 の年始のご挨拶でした。

中学生の私はお茶の稽古がどんなものかも知らなかったし、

今でも母の後ろに隠れて挨拶をしなかったのを覚えています。


いつの間にか通うことになり、当初大人にあっとうされていました。

一番の難関だったのは、最初のご挨拶。

いつどのようにご挨拶をすれば良いのかと右往左往していました。


そんな稽古も、お菓子につられて何となく通っていました。


ある年の初釜で、「今年も初釜に来られて幸せです」と

長年稽古に通われている方のがおっしゃいました。

その時、子供ながらに思ったのです。

お茶のお稽古に毎回行けるということは幸せなのだと。


そんな風に思ったら、お稽古も楽しくなってきて、

沢山勉強したいことが出てきました。
布に興味があった私は、和裁を習い始めました。

その他にも茶花、書、お香、陶芸、表装、名物裂、茶懐石・・・

次々に興味の対象が途切れず、お茶をする人は大忙しです。


かつて、電力王と言われた事業家、松永安左衛門は、

60歳にして茶の湯を始め『六十にして耳従う』という論語に因み

耳庵と称し、97歳まで茶の湯をまっとうした大茶人がいます。


茶の湯は、敷居が高いと思われがちですが、

始めてしまうと以外にも自由な世界と気づくはず。

自分のペースで自分らしく嗜めば良いのですから。


 ★江戸千家の第二教場がはじまりました


   稽古日  毎月第一、第三月曜日

   昼の部  午後一時~四時半

   夜の部  午後六時~八時半

   場 所   上野徳雲会館 三階

   

   入会希望、お問い合わせ等は

   江戸千家事務局 03-3827-6652 info@edosenke.jp まで

着物リメイク

このワンピース、元は“絵羽織”でした。


着物リメイクワンピ


羽織の顔となる後姿。この背の部分の柄が繋がって
いる羽織を絵羽織(えばおり)といいます。

一昔前に大流行したそうで、リサイクルの中にも沢山あります。
今でも着てもらってOKなのですが、
この絵羽織は着ないかな~と思い、しばらく寝かせていました。

そんなある日、お客様が茗荷谷に着物リメイクのお店を
ご紹介下さいまして・・。
その方が、アメブロを強く薦めてくださったエブリン さん。

江戸川橋の弊店からも歩いていけるご近所さんです。

早速、エブリンさんの店内にあるサンプルを試着し
自分に似合うデザインを決めることに。

どの布でどのデザインにするか。

この作業が一番、重要で妥協できないところです。

タンスに眠っていた羽織がまた日の目をみることになり
気持ちも晴ればれ。

着物は解くと反物の状態になり、形を変えて蘇ります。
先人の知恵と工夫が着物を通して見えてくるのも楽しいです。

タンスの肥やし、見直してみては如何?

★着物リメイク EVELYN

まずは自己紹介!

はじめまして。

kimono生活店主の井上奈穂子です。


弊店は4年前に東十条の呉服店を引継ぎ、

2006年12月に文京区の江戸川橋に移転しました。



お茶室

炉の切ってある和室が店内です。

この和室ごと、新店舗に運びました。


その当時からのお客様には、障子を閉めてしまうと

前の店にいるようで不思議ね、といわれます。


神楽坂で物件探しをしていたのですが、

この畳や障子が入るところが見つからず・・・。

そして紹介されたのが江戸川橋、というわけです。


江戸川橋に来てから1年10ヶ月。

色々素敵な出会いがありました。


近隣のお店や散策スポットなど地元ならではの

旬な情報をお知らせしていきます!



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