こんにちは。
音遊(おんゆう)kimono school神戸校
「きものclub夏彩(ナツイロ)」 です。
成人式の振袖着付けが終わると、
ようやく日常が戻ってきます。
今年は年始に様々なことが起こり、
ただ家事をして家の中を整えること自体がありがたいことと身に沁みました。
遅ればせながら、お年始の着物姿。
年始は私の実家で新年会が恒例でして。
着物で参加すると親戚の方も喜んでくださるので、毎年張り切って支度しています。
私は疋田絞り(ひったしぼり)の着物に袋帯、娘は梅と笹柄の小紋に赤をベースとした名古屋帯。
疋田絞りの生地は柄こそありませんが、
グラデーションがかかっている上、光沢があって豪華さがあります。
一方、娘の着物は梅と笹がお正月のおめでたさを際立たせつつ、
黒が引き締まった感じで差し色を際立たせています。
梅はまだ寒い時期に咲き始めることから、早春を感じることができるおめでたい花です。
万葉集にも数多く詠まれていて、昔から日本人になじみのある花といえます。
また、笹は寒い冬でも青々とした葉をつけていることから、生命力の強さや神聖さを表しています。
着る時期については、絵柄のタイプ別で見分けます。
①描いた絵のように写実的な柄、枝がついている柄、雪が一緒に描かれている場合
→お正月から2月位まで
②デザイン化されている場合
→通年OK
つまり、今回の着物は②に当てはまります。
とは言え、個人的には4月や11月よりも今の時期が1番フィットしている気がして、
この着物については私は年明けから2月に積極的に着るようにしています。
衣服の柄を楽しむ文化は、粋だと感じませんか?
着物好き同士で「今日は春待ちコーデだね!」とか
「赤がお正月っぽいね!」とか
褒め合うのも楽しい時間です。
着物の文様の意味は深く知れば知る程面白いものです。
以前もご紹介しましたが、お手元にこの本があると便利ですよ!
和柄の図鑑で、名前や由来、意味、着用時期などがまとめられています。
迷ったら辞書のように検索できます。
着て嗜む日本の美。
共に楽しみましょう。
参考になればうれしいです。
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